過去10万年で最も気温の高い年(令和6年6月号)

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ページID1026759  更新日 令和6年5月28日

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 令和4年9月号の当コラムで気候市民会議を開催するとお伝えしましたが、昨年8月から12月にかけて日野市気候市民会議を実施し、今年2月10日の環境フェアで、同会議に参加された市民の皆さまから、気候危機を克服するための37の提言と390項目におよぶ取り組みを市に提出いただきました。これから市としてそれらの実現に向けて施策を実施していかねばなりません。

 気候市民会議が行われた2023年の気温は「少なくとも過去10万年の間で最も高かった可能性が高い」(EUのコペルニクス気候変動サービス副所長)、「2023年のカナダはすさまじい山火事が発生し、日本の国土面積のほぼ半分相当が焼き尽くされ、同年中のカナダの山火事に伴うCO₂排出量は同国が化石燃料を消費して行う経済活動で排出する温暖化ガスの3年分に当たり、世界の火災による森林焼失面積は2020年から2022年の平均が2001年から2003年の平均のそれの2倍に当たる」(いずれも令和6年1月14日付日本経済新聞より)。まさに地球沸騰の年でありました。もちろん世界の異常気象はこれだけにとどまりません。

 6月を迎え、すでに暑さ対策が必要な状況ですが、環境省は4月24日から、過去に例のない危険な暑さが予測される場合に発表する熱中症特別警戒アラートを運用しています。地球温暖化がもたらすとてつもない暑さはこれからが本番。やがて台風と水害の季節もやってきます。気候市民会議の提言をどう生かすのか、今、真剣に問われています。

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