2019年を振り返る（広報ひの令和元年12月1日号）

　今年も残すところあと1カ月。原稿締め切りの関係で11月以降の出来事には言及できませんが、1年間の振り返りをします。

　まずは、5月に元号が平成から令和に変わり、祝意の中で新しい天皇陛下が即位されたことが目出度（めでた）きことの筆頭でしょう。日野市でも5月1日付けの婚姻届は59通にのぼりました。

　また、地元の英雄新選組副長土方歳三の没後150年にちなんだシティプロモーションを展開し、各鉄道駅の装飾やラッピングタクシー運行、薄桜鬼（はくおうき）とのコラボレーションによるスタンプラリーなどの新しい試みを行い、5月の新選組まつりも過去最大の来場者でにぎわいました。日野っ子の活躍も目覚ましく、特に七生緑小学校合唱団のNHK全国学校音楽コンクールでの7年連続日本一は圧巻でありました。

　ラグビーワールドカップの盛り上がりと東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたウクライナとのホストタウン登録は、来年に向けてのスポーツを通じた国際交流への期待を高めてくれました。

　一方で、今年も大規模な災害が発生。台風19号では、越水こそなかったものの浅川・多摩川は氾濫危険水位を超え、8千600人を超える市民が避難。多摩川市民グラウンドが使用不能になり、床上・床下浸水や土砂崩れ、日野橋の橋脚破損による通行不能など多くの被害が発生しました。今後も巨大台風の襲来は避けられず、今回を教訓にして被害を最小限にとどめる努力をしてまいります。

　空気が乾燥する季節、火の元と風邪にはご用心ください。