今年の平和月間について(広報ひの令和2年8月1日号)

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ページID1016940  更新日 令和3年4月13日

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 毎年8月は平和月間ということで、過去の戦争体験に学び二度と戦争を起こさないという決意を共有するために、市主催の平和パネル展や平和講演会、小・中学生の平和派遣事業、図書館や郷土資料館による展示やパネル展、中央公民館平和事業実行委員会による事業などを行ってきました。

 しかしながら今年は新型コロナウイルスのため一部を除き中止とせざるを得ませんでした。とりわけ平成26年度から開始した平和派遣事業は、子どもたちが沖縄・広島・長崎の戦争被害を現地で学び、その学びの体験を発表してもらう事業で、毎年みずみずしい感性で過去の戦争の悲惨さから学んだことを表現してもらう素晴らしい事業となっていただけに、中止は残念でありました。
 その代わりに今回の「広報ひの」は、平和事業の特集号としております。広島平和記念資料館と長崎原爆資料館にメッセージをお願いしたところ快く応じていただきました。

 日野市も加盟する平和首長会議の国内加盟都市会議総会も、今年はやはり新型コロナウイルスのために開催が中止となりました。2020年は、平和首長会議が被爆者の存命のうちに核兵器廃絶を実現したいと願って掲げた行動指針「2020ビジョン」の目標年次でありました。残念ながら2020年での核兵器廃絶は果たすことはできず、核兵器廃絶に向けた行動指針・ビジョンの再構築を行っていかねばならなくなっております。

 米国と中国の覇権争いをはじめとする自国ファーストの動きの激化やINF(中距離核戦力)全廃条約の失効など、核兵器廃絶に向けた環境は厳しいものがあります。核兵器禁止条約の発効と日本政府の署名という課題もあります。新型コロナウイルスのパンデミックという危機の下ではありますが、平和首長会議の一員としての務めを果たすべく努力をしていきたいと思っております。

 今後も日野市の平和事業をさらに推進してまいりますので、ご理解ご協力をお願い申し上げます。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室 広報係
〒191-8686 東京都日野市神明1丁目12番地の1 日野市役所4階
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