質問力と情報編集力がイノベーションをもたらす(広報ひの令和2年2月1日号)

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ページID1016944  更新日 令和3年4月13日

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 最近刺激を受けた知見二つをご紹介します。一つは2019年10月26日日本経済新聞の「大機小機」。不祥事を起こす企業組織の風通しの悪さに対して、必要なのは会って話すだけの「会話」ではなく、異なる考え方や意見をぶつけながら議論を交わす「対話」である。対話を通じて新しい発想が生まれ、組織にイノベーションをもたらす。そして、対話に必要なのは質問力である。しかし、他人事に対しては良い質問は出てこない。課題が浸透し自分事として考えるときに質問が多く出る。この質問力の向上が組織の対話を促し、組織の風土を変え活性化を促すというものです。

 もう一つは、雑誌「事業構想」2019年12月号で藤原和博氏(元杉並区立和田中学校民間出身校長)が説く、情報編集力です。日本では知識を暗記させて早く正確に答えを出す情報処理力を習得させる教育が徹底された。この情報処理力をベースに、日本は1980年代に米国に匹敵する経済大国になった。ところが、人間に代わりAIやロボットが情報処理力を担う時代になると、日本の停滞が顕著になる。これからは、グループで知識、技術、経験のすべてを縦横無尽に組み合わせ、「あ、それいいね!」という納得解を導き出す力=情報編集力が求められるようになった。一つの正解にこだわらない納得解を導く複眼的思考に支えられた情報編集力が次の時代を拓くというものです。

 いかがでしょう、職場で、学校で、家庭で質問力と情報編集力を鍛えてみませんか。

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