「らすかぼぷろすぃも」ウクライナ（広報ひの令和元年10月1日号）

　日野市は、ウクライナを相手国とする東京2020オリンピック・パラリンピックのホストタウンに登録されました。平成25年の国体で空手道の会場となった縁で、ウクライナ空手チームとの出会いがありました。同チームは、市民の森ふれあいホールでの事前キャンプを経て、9月6日から日本武道館で開催された世界空手プレミアリーグに出場し、日野市からも約200人の市民が応援に駆け付けました。結果は、男子組手75キロで3位、女子組手55キロで優勝という素晴らしいものでした。

　皆さんは、ウクライナという国から何を連想しますか。ヨーロッパの穀倉地帯、チェルノブイリ原発事故、コサックの国、棒高跳びの世界記録保持者ブブカ、ロシアによるクリミア併合、ボルシチなど、いろいろあるでしょう。私はプロボクシングファンなので、プロボクシングヘビー級チャンピオンを独占したクリチコ兄弟や、パウンド・フォー・パウンドで最強と言われている3階級制覇世界チャンピオンのワシル・ロマチェンコを思い出します。

　ホストタウン登録をきっかけに今後さらに交流を深めることで、もっとウクライナのことを知ることができると思います。

　何よりもウクライナ空手チームのメンバーがこれからの国際大会で良い成績を上げて来年のオリンピックに出場を果たし、また日野市に来てくれて、市民一丸となって応援できるようになることを、心から願っています。
※らすかぼぷろすぃも＝ウクライナ語で「ようこそ」