海外の姉妹都市レッドランズ市訪問(広報ひの 平成30年7月1日号)

　このコラムをお読みいただく頃、私は飛行機の中かもしれません。7月2日から約1週間、日野市の姉妹都市であるアメリカ合衆国レッドランズ市を訪問いたします。日野市の姉妹都市は二つあり、一つは岩手県紫波町、もう一つが今回訪問するレッドランズ市です。

　レッドランズ市はアメリカ西海岸カリフォルニア州にあり、ロサンゼルス空港から東に約110キロ、人口約7万人、面積が94・1平方キロメートルの都市です。

　日野市と紫波町が姉妹都市になったのは昨年1月ですが、レッドランズ市とは昭和38年であり、50年以上の歴史があります。姉妹都市提携のきっかけは、昭和37年、提携の相手を探していたレッドランズ市の総務局長が、レッドランズ市と隣接しているサン・バーナディーノ市と姉妹都市であった立川市長の勧めで当時の古谷太郎日野町長と会談したことでした。

　50年以上の両市の交流の中で、レッドランズ市長の日野市訪問はわずか2回、日野市長のレッドランズ市訪問は平成14年の馬場弘融市長の1回となっています。その後は、日野・レッドランズ姉妹都市協会のご尽力による高校生の相互派遣が交流の中心となっています。

　都市間の交流を深め、互いの持ち味を理解しあうことは、双方の暮らしぶりに豊かさをもたらすものと考えます。そして今回の訪問を、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、海外都市とのスポーツや文化の交流を深める良い機会としていきたいと思っております。