「学校の当たり前」を変える!未来に向けて!(広報ひの 令和元年5月1日号)

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページID1011871  更新日 令和3年4月13日

印刷 大きな文字で印刷

 「一律一斉の学びから自分に合った多様な学びと学び方へ」「自分たちで考え語り合いながら生み出す学び合いと活動」「すべての“いのち”がよろこびあふれる未来をつくっていく力」。なんのことかわかりますか。日野市教育委員会の第3次学校教育基本構想が実現を目指すものです。

 一方、2020年以後順次全面実施される文部科学省の新学習指導要領は、主体的・対話的で深い学びの視点から、「社会や世界の状況を幅広く視野に入れ、社会や世界に向き合い関わり合い、学校教育を学校内に閉じ込めず、その目指すところを社会と共有・連携しながら実現」することを目標にしています。

 両者は同じ方向を向いている、では実際には何をどうする、と疑問が湧くとき、いいお手本があります。千代田区立麹町中学校校長工藤勇一氏の実践です。

 氏の著書「学校の「当り前」をやめた。」には、中間考査・期末考査の廃止、服装頭髪指導を行わない、固定担任制の廃止、宿題の廃止など、びっくりする教育実践が紹介されています。その根本には、学校は子供たちが「社会の中でよりよく生きていけるようにする」ためにある、学校という存在自体も手段の一つにすぎず、目的ではない、今の学校で行われている教育活動は、手段を目的にしてしまっている、という哲学があります。

 まさに「目からうろこ」ですが、工藤氏は新学習指導要領に提言をしている教育再生実行会議のメンバーでもあります。ぜひ一読をお勧めします。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
企画部市長公室へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。