水害の季節に備える(広報ひの令和2年9月1日号)

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ページID1016938  更新日 令和3年4月13日

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 長い梅雨から一転して猛暑の日が続いていますが、これから関東地方は台風の季節を迎えます。地球温暖化の影響による太平洋の海水温上昇が原因で、超大型台風が東京を含む関東地方に襲来することが予想されます。

 昨年10月の台風19号によって日野市では約8千600人の市民が避難所に避難し、床上浸水や日野橋損壊による通行止めや多摩川グラウンド水没など甚大な被害が発生しました。過去に避難勧告や避難指示を発令したことはありましたが、昨年のような被害や大規模な避難所運営は初めての経験でした。

 これらの経験を踏まえ今年も台風襲来への備えをせねばなりません。言うまでもなく、今年は新型コロナウイルス感染症の市中感染という状況下での災害対応ということになります。

 まずは、指定避難所における3密を避けるために避難所ごとの定員を大幅に減らします。その結果避難所の数が不足しますので、避難者数に応じ新たに予備的避難所を開設できるようにします。また、昨年は避難所ごとの避難者数が過密になるところと余裕があるところが発生しましたので、あらかじめ各避難所の避難者数を把握しお知らせするシステムを準備します。さらに、従来は自動車での避難は想定していませんでしたが、昨年の経験を踏まえ自動車での避難場所も計画しております。

 市民の皆さまにも自助努力をお願いすることもあります。避難所に避難しなくても大丈夫な方策を、例えば自宅での垂直避難(洪水ハザードマップを要確認)、友人・知人・親戚宅などへの避難(新型コロナウイルス感染症対策が前提)などを検討していただきたい。また、市の避難所でも必要な物資を準備はしますが、マスクやアルコール消毒剤や上履きや身の回り品などは極力持参をお願いいたします。

 7月に発生した熊本県をはじめとする九州における豪雨の甚大な被害を思い起こすと、行政としても全力を尽くしますが、それで十分ではないかもしれない。自分の命を自分で守る行動を切にお願いしたい、と思います。

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