みんなのふるさとこぼれ話53 縄文の顔・日野の顔

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページID1018709  更新日 令和6年6月7日

印刷 大きな文字で印刷

みんなのふるさとこぼれ話53 

みんなのふるさとこぼれ話53 縄文の顔・日野の顔

画像:図版キャプション

「縄文時代」の「顔」というと、人形(ひとがた)を模して粘土で作られた土偶(どぐう)を連想することが多いのではないでしょうか。令和3年9月から行っている郷土資料館企画展『縄文の顔・日野の顔』では、日野市内の遺跡から出土した土偶や、土器の縁に突起状に付く顔面把手(がんめんとって)等を集めて展示しています。

 日野市内で今のところ最古の「顔」の遺物は、平山橋北側の遺跡調査で出土した顔面付土器の破片です。幾何学的とも言える文様で、ピエロのような顔が表現されています。また周辺の調査では、立体的な顔面把手が縄文時代の住居の中から出土しています。

 縄文時代の中頃(5000年前)、中部高地から関東地方西部にかけて、立体的で造形に富んだ装飾を持つ土器が盛んに作られました。この中で、耳飾りを表現する孔を両端に持つ扇形の頭部・中空で丸く縁どられた顔・アーモンド形の吊り目が特徴的な顔面把手が流行します。前述の平山橋北側の出土例は、これらの顔面把手の中でも最大の部類に入ります。

 もう一つ注目されるのは、百草地域にある万蔵院台(まんぞういんだい)遺跡で見つかった「両面」顔面把手です。通常は顔面把手の片側(多くは内側)にのみ顔が表現されるのですが、本例は内側、外側両方に顔がある、全国的に見ても非常に珍しいものです。

 他にも、多摩地域に多い小型の土偶や、低地の遺跡から出土した縄文時代後半の多様な土偶など、市内遺跡から出土した「顔」たちからは、思いのほか豊かでユニークな縄文文化の一端を垣間見ることができます。 

 

 

このページに関するお問い合わせ

教育部 郷土資料館
直通電話:042-592-0981
ファクス:042-594-1915
〒191-0042
東京都日野市程久保550
教育部郷土資料館へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。