みんなのふるさとこぼれ話34 皇太子殿下御誕生記念の開墾碑

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ページID1011600  更新日 令和6年12月25日

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皇太子殿下御誕生記念の開墾碑
皇太子殿下御誕生記念の開墾碑(昭和9年3月)

今年は、天皇陛下の譲位と新天皇陛下即位に伴う一連の式典が行われる年です。

滝合小学校西門の所に「皇太子殿下御誕生記念開墾碑」と記された石碑があります。

昭和8年(1933)12月23日に皇太子殿下(今上天皇)が誕生されました。それを記念して、地元の七生村青年団平山支部によって、現在の滝合小学校がある辺りの開墾が行われましした。

碑の裏面には「面積()反歩(たんぶ) 総人数四百人」とあり、開墾面積は二反歩(約1980平方メートル)で、開墾に携わった延べ人数は400人に達したことがわかります。昔は今のようなしっかりとした堤防ではありませんから、台風や大雨などが降ると川の水があふれることもありました。皇太子殿下ご生誕を機に、川の氾濫で荒地となっていた所を開墾し、農地としたのです。

平山は青年団活動の盛んな所で、平山城址公園駅北側の浅川土手の桜も、平山青年団が植えたものです。駅前には、大正14年(1925)、青年団によった建てられた季重公霊地碑もあります。青年団の地域への貢献活動の一環として、この開墾も行われたと考えられます。

広報ひの 平成31年(2019)4月15日号 掲載

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