みんなのふるさとこぼれ話34
皇太子殿下御誕生記念の開墾碑
今年は、天皇の譲位と新天皇即位に伴う一連の式典が行われる年です。
滝合小学校西門の所に「皇太子殿下御誕生記念開墾碑」と記された石碑があります。
昭和八年(1933)十二月二十三日に皇太子殿下(今上天皇)が誕生されました。それを記念して、地元の七生村青年団平山支部によって、現在の滝合小学校がある辺りの開墾が行われましした。
碑の裏面を見ると「面積貮反歩 総人数四百人」とあり、開墾面積は二反歩(約1980平方メートル)で、開墾に携わった延べ人数は四百人に達したことがわかります。昔は今のようなしっかりとした堤防ではありませんから、台風や大雨などが降ると川の水があふれることもありました。皇太子生誕を機に、川の氾濫で荒地となっていた所を開墾し、農地としたのです。平山は青年団活動の盛んな所で、平山城址公園駅北側の浅川土手の桜も、平山青年団が植えたものです。駅前には、大正十四年(1925)、青年団によった建てられた季重公霊地碑もあります。青年団の地域への貢献活動の一環として、この開墾も行われたと考えられます。
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