みんなのふるさとこぼれ話49 

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ページID1017425  更新日 令和4年5月19日

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みんなのふるさとこぼれ話49

電車図書館

図版キャプション
電車図書館(市立図書館所蔵)

昭和41年(1966)8月、多摩平団地の一角に多摩平児童図書館が開館しました。そのおよそ一年前には、日野市立図書館の始まりである、「移動図書館ひまわり号」が運行しましたが、常設の図書館は6月に開館した高幡図書館に次ぐものでした。

多摩平児童図書館は、廃車になった古い都電の車両を譲り受け、その中に図書館を作っためずらしい図書館で、「電車図書館」と呼ばれて親しまれました。赤と黄色のツートンカラーの車体に、六、〇〇〇冊の蔵書という、子どもたちの大好きな電車と本の組み合わせ。中には手塚治虫のマンガなどもあったそうです。

昭和46年4月、車両の老朽化のため、団地内に新しく多摩平児童図書館が建てられました。そして電車図書館は、惜しまれながら廃止されました。最後の日には、子どもたちの手でお別れ会が催されました。

多摩平の電車図書館は、渡辺茂男作・堀内誠一絵『ふたごのでんしゃ』(あかね書房 1969年)という本のモデルにもなりました。作者の渡辺さんは実際に多摩平の電車図書館を視察に訪れ、この物語を書いています。日野市立図書館にもおいてあるので、夏休みに読んでみてください。

 

問い合わせ 郷土資料館☎592-0981

 

 

このページに関するお問い合わせ

産業スポーツ部 ふるさと文化財課
直通電話:042-583-5100
ファクス:042-584-5224
〒191-0016
東京都日野市神明4丁目16番地の1
産業スポーツ部ふるさと文化財課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。