みんなのふるさとこぼれ話28 旭が丘中央公園の誕生
旭が丘中央公園(旭が丘5丁目1-1)は、昭和44年3月に開園した多目的公園です。2万6千平方メートル余りの敷地を持ち、グラウンドやテニスコート、ランニングコースなどもあり、春は桜のお花見が人気です。
公園のある日野台地一帯は、江戸時代には周辺の村々の共有地として雑木林や畑が点在し、人家はほとんどありませんでした。その後も、昭和9年に八王子競馬場が建設されるまで、本格的な開発は見られませんでした。
多摩平団地が建設された昭和30年代半ばから、この地域は平山台という名称で区画整理・工場誘致などの開発事業が行われるようになりました。施行面積は128ヘクタールで、59ヘクタールが工業用地、39ヘクタールが住宅用地、その他を道路・公園・学校の公共用地とするものでした。開発事業は、昭和48年7月14日に完了し、翌15日から平山台は「旭が丘」という新地名となりました。
区画整理地域内には、5つの公園ができましたが、中央公園はその「1号公園」として、新住民の人々の交流の場としての役割を果たしてきました。公園内には、区画整理事業の「しゅん功記念碑」や、この地で後半生を過ごした詩人・巽聖歌の「たきび詩碑」などがあり、夏祭りやたきび祭が盛大に開催されています。新しい地区センターも竣工し、今後も地域の中心としての役割を果たしていくことでしょう。
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