みんなのふるさとこぼれ話38
みんなのふるさとこぼれ話38
小学校の生徒が奉納した幟旗
豊田では、西から矢崎組、上(かさ)組、中組、下組と講中(こうじゅう)がわかれており、矢崎組が八幡神社、上組が白鬚(ひげ)神社、中組が天満宮(天神社)、下組が山王社(日枝神社)をそれぞれ祀っていました。これらの神社は、今ではすべて鎮座の若宮神社に合祀(ごうし)されています。
このうち天満宮は、平成5年(1993)に若宮神社に合祀されるまで、現在の通称たぬき公園(豊田四丁目)の場所にありました。祭神は学問の神とされる菅原道真です。
写真の幟旗は、道真の死後一千年となる明治35年(1902)3月25日に、天満宮に奉納された幟旗です。長さは4.9m、幅0.69mあります。豊田尋常小学校の生徒がお金を出し合って布を買い、当時の藪内(やぶのうち)勝繁校長が「みご筆(稲藁の芯を取り出して作った筆)」を用いて、「奉献天満宮」と墨書しました。明治36年度の豊田尋常小学校の在籍生徒数は、四年生までで、男子28人・女子32人でした。3月25日はまた、豊田小学校の創立記念日でもあります。
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