みんなのふるさとこぼれ話43 第一回国勢調査と記念章
みんなのふるさとこぼれ話43
第一回国勢調査と記念章
国勢調査とは「国の情勢を調べて知ること」です。
今年は、大正9年(1920)10月1日に、第一回国勢調査が行われてから100年目の節目の年にあたります。
このときの日野町の人口は5,033人、七生村は人口3,117人でした。
第一回国勢調査では、全国で約26万人の調査員が任命されました。翌年6月の勅令により、国勢調査に関与した者に記念章が授与されました。記念章は、授与された本人に限り、終生身につけることが許された貴重なものでした。当時、日野町役場に勤め、調査員に任命された真野新助に授与された記念章が郷土資料館に寄贈されています。
章(メダル)は、直径1寸(約3センチメートル)の円形で青銅製です。表面は、戸籍の巻物を手にした大化年間の国司の姿を菊花形の輪郭で囲んだデザインです。裏面は文字のみで、「国勢調査記念章大正九年十月一日」とあります。
綬(じゅ)(左胸に着用するためのリボン)は、幅1寸2分で白と紫色のストライプに染め分けられています。
9月26日~10月25日(日曜日)まで、郷土資料館で国勢調査100年を記念したミニ展示を行います。
写真の記念章も展示しますので、ぜひご覧ください。
広報ひの 令和2年10月1日号 掲載
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