みんなのふるさとこぼれ話29 高幡不動尊で八十八カ所めぐり

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ページID1008549  更新日 令和6年12月16日

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石像の写真

高幡不動尊金剛寺の裏山で、季節の紫陽花だけでなく、八十八カ所巡りが楽しめることをご存知ですか。明治42年(1909)、池田金太郎ほか7人の発願により、四国八十八カ所霊場にちなんだ弘法大師の石像88体が寄進されました。1~88の番の札所に見立てた石像をお参りし、最後に大師堂前で「お砂ふみ」をすれば、四国八十八カ所を巡礼したのと同じ功徳(くどく)が得られるとされています。それぞれの石像に寄進者の名前や祈願が彫られています。

発願者のひとり池田金太郎は、銀座の老舗天婦羅屋「天金」のあるじとして知られ、寄進者の中には、当時銀座にあった魚河岸の関係者も多く見えます。また、最後の88番は、フルーツパーラーとしても知られた「神田万惣(まんそう)」の寄進です。地元の七生村からも、五十子(いらこ)藤四郎(6番)、森久保作蔵(12番)、小宮佐一郎(34番)、平八重郎(49番)、平又蔵(55番)、土方邦三(56番)や日野町から落合作五郎(46番)などの名前が見えます。

一巡りした後は、大日堂そばに平成30年5月20日に建立されたばかりの「藤蔵・勝五郎生まれ変わりゆかりの地記念碑」へもお立ち寄りください。 

広報ひの 平成30年(2018)6月15日号 掲載

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