市長の行政報告(令和6年第4回定例会)

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ページID1029383  更新日 令和7年6月20日

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1.被爆アオギリ二世の苗木を植樹

 9月8日に、市が加盟する平和首長会議から譲り受けた被爆アオギリ二世の苗木を日野中央公園に植樹しました。
 日野市核兵器廃絶・平和都市宣言は、令和4年度に制定から40周年の節目を迎えました。令和4年度と5年度の2カ年で、市民とともに宣言の成り立ちを学び、意見交換会を重ね、原文のまま未来に継承することとしました。40年前に制定した核兵器廃絶・平和都市宣言の「核廃絶」と「平和が市民生活の基本である」という理念は、今も色あせることなく生き続け、戦禍の止まない世界情勢の中で、一層重要性を増していることを再認識しました。
 令和6年度は、この事業の締めくくりとして、同年度広島市への平和派遣事業に参加した市内小中学生11人とともに核兵器廃絶と世界恒久平和の願いの象徴として被爆アオギリ二世の苗木を植樹したものです。
 この植樹した苗木の親木は、79年前に被爆の惨禍に遭いながらも焼け焦げた幹から再び芽吹き、当時の広島市民に生きる勇気と希望を与えたと言われています。
 今回植樹した被爆アオギリ二世の苗木が、日野の地に根を張り大きく生長していくよう、被爆地広島に思いを馳せながら見守っていくとともに、平和な市民生活が恒久的に続くよう、これからも平和事業に取り組んでまいります。

2.「土地区画整理組合助成金詐欺事件等に関する第三者評価委員会」を設置

 10月10日に、土地区画整理組合助成金詐欺事件等に関する第三者評価委員会を設置しました。
 本委員会は、元副市長らによる川辺堀之内土地区画整理組合助成金詐欺事件等の問題に関し市が行った原因分析、責任に関する評価、再発防止策、今後の助成金交付の妥当性などにかかる総括について、第三者の視点から評価、意見などをいただくためのものです。委員は、弁護士、行政実務経験者、区画整理の専門家の3人で構成され、10月30日に第1回の会議を開催し、全7回程度の会議を経て、評価をまとめていく予定です。
 現在、川辺堀之内土地区画整理組合は、市の指導監督の下、残事業における事業費の削減、自主財源の確保に向けた取り組みを進めております。ここで、一部の保留地が処分できたことから、市は、令和6年度の助成金交付は、行わないこととしております。
 第三者評価委員会による、市の総括への評価をいただいた後、市議会への報告を行ったうえで、事業完了に向け必要な組合への支援を行ってまいります。

 

3.「おくやみ窓口」を開設

 10月1日に、死亡後の行政手続きをワンストップで行う「おくやみ窓口」を開設しました。現在、一日4件の予約枠に対して、3件程度の予約が入っている状況です。
 窓口に来られる方の中には、ご遺族が高齢であるケースや、遠方からお越しいただくケースも見られます。「おくやみ窓口」では、こうしたご遺族の負担を少しでも軽減するため、事前の予約により、予め関係各課と連携することで、来庁者をお待たせすることなく、必要な手続きを行っていただいております。
 大切なご家族を亡くされた方に対し、事務的な負担だけでなく、精神的な負担や不安を少しでも軽減できるよう、ご遺族に寄り添った対応に努めてまいります。

4.「気候変動対策施策ロードマップ」を策定

 9月に、気候変動対策施策ロードマップを策定しました。
 市は令和4年に気候非常事態宣言を発出したことを受けて、令和5年に気候市民会議を開催し、37項目・390の提言をいただいております。
 この提言に対する市の姿勢や方向性を示し、現況を含め、提言をどのように実行していくかの「見える化」を図るものです。
 ロードマップでは、“再生可能エネルギーの利用促進”など、7つのプロジェクトを柱にして、どこから優先的に取り組むべきか、施策を進める方向づけを行っています。今後の国の制度動向、社会・経済情勢の変化、技術発展や環境の変化を反映し、随時更新を図ってまいります。
 将来世代に持続可能な社会を継承するためにも、気候変動対策は行政・民間・地域が諸力融合で取り組まなければなりません。昨年同様に本年も異常な酷暑を経験し、気象災害も多数発生しております。気候変動対策施策ロードマップを基に、すべての主体が、 気候変動と地球温暖化防止に向けた具体的行動を推進できるよう行動変容を促してまいります。
 

5.樹木の点検を開始

 9月12日に発生した、市が管理する多摩平第2緑地におけるイチョウの木の枝の落下による重大事故を受け、市では、主に倒木の危険性のあるもの、枯れ枝が見られるものなどを対象に、市内樹木の緊急点検を実施しました。樹木医による事故現場の確認も行い、現在、原因究明を進めております。
 11月中旬からは専門業者による点検作業を開始し、市内全域の公園、緑地の高木を中心に倒木や枝折れの危険性の有無について点検を行い、点検終了後には、順次、剪定または伐採作業に入っております。
 今後も、市民の安全を第一に考え、市内の街路樹や公園ならびに緑地の適正管理に努めてまいります。

6.山崎 悠麻(やまざき ゆま)選手へ「日野市民スポーツ栄誉賞」の贈呈

 10月4日に、パリ2024パラリンピック競技大会にてバドミントン女子ダブルスで銀メダルを獲得した山崎 悠麻選手に日野市民スポーツ栄誉賞を贈呈しました。
山崎選手にとっては、東京2020パラリンピック競技大会に続いて2大会連続でメダル獲得となりました。
 市は、山崎選手の東京大会での活躍を契機として令和3年に創設した日野市民スポーツ栄誉賞について、今回のパリ大会での功績を讃え、山崎選手に対し2度目の贈呈を決定し、日本パラバドミントン連盟としてサポートシティへの大会報告の訪問をされた10月4日に、贈呈式を行いました。
 大会結果の報告の際には、山崎選手から「市民の手書きの応援メッセージがとても嬉しかった。大会に持参して大きな励みになった。」と感謝の言葉や今後にむけた抱負が語られました。 
 引き続き、日野市ゆかりのアスリートを応援するとともに、パラスポーツの振興に取り組んでまいります。

7.医療的ケア児等への支援の取り組み

 10月1日から、医療的ケア児等コーディネーターを市内5カ所の事業所に配置しました。
 医療的ケア児等コーディネーターは、保護者が抱えるさまざまな不安に対して相談を受け、医療・福祉・保健・子育て・保育・教育などにまたがるサービスをコーディネートし、課題の解消を図っています。
 また、発達・教育支援センター「エール」では、非常勤の学校派遣看護師を配置し、6月から市内小中学校で医療的ケア児の支援を開始しました。10月からは市内小中学校全校を巡回し、支援が必要な児童生徒の有無・状況などを確認し、必要なアドバイスなども行っています。
 さらに、保育課では、適切な保育環境を整えて安全に受け入れられるよう、現在、保育所における医療的ケア児の受入ガイドラインの策定を進めています。当事者にもヒアリングを行いながら令和7年3月末の完成を目指しています。
 引き続き、医療的ケア児等コーディネーターを中心に、庁内関係各課や関係機関との情報の共有・スムーズな連携に努めてまいります。

8.「日野市子ども若者未来創造会議」を開催

 8月25日、9月29日、11月3日の3日間、日野青年会議所と共催で日野市子ども若者未来創造会議を開催しました。
 この会議では、子ども・若者の意見表明の機会確保を目的に、日野市の未来のまちづくりをテーマに、グループワークと成果発表が行われました。市内在住・在学・在勤の10歳から39歳までの子ども・若者が3日間で延べ58人参加しました。
 成果発表は、11月3日の「手をつなごう・こどもまつり」にあわせて市民の森ふれあいホールで行い、多くの方々が見守る中での発表となりました。
 参加者からは、「自分が提案する理想のまちの実現のために自分自身で何ができるかを考える機会となった。」、「自分の意見を発表することを通じて、自己肯定感が高まったと感じる。」という意見が寄せられました。
 子ども・若者が政策の「客体」から「主体」に転換していくために、今後も子ども・若者の声を聴く社会づくりと子ども・若者の主体的な活動の促進の二つを両輪で推進してまいります。

9.平山小学校合唱団がNコンで金賞受賞

 10月13日に、「第91回NHK全国学校音楽コンクール 全国コンクール」がNHKホールで開催され、小学校の部で平山小学校が金賞を受賞し、全国から参加した418校の頂点に輝きました。平山小学校合唱団は創設2年目、全国コンクール初出場での金賞受賞となりました。
 全国コンクールには全国各ブロックの代表11組12校が参加し、平山小学校合唱団は、コンクールのために作詞・作曲された課題曲「かわっただけだよヘンじゃない」と、浅川の近くにある平山小学校らしい自由曲「鮎の歌」を思いを込めて歌い上げました。
 “ひのっ子”たちの日々の努力と、ご指導いただいた先生方にエールを送るとともに、さまざまな形でご支援いただきました保護者ならびに地域の皆さまに感謝申し上げます。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
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