市長の行政報告(令和5年第3回定例会)

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ページID1024708  更新日 令和5年9月4日

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1.自転車乗車用ヘルメット購入助成を開始

 道路交通法の改正により、自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化されたことに伴い、市民のヘルメット着用を推進するため、8月1日から自転車乗車用ヘルメットの購入助成を開始し、既に8月22日までに900件の申請がありました。
 自転車死亡事故の一番の原因は頭部損傷であり、自転車乗車時にヘルメットを着用することで、多くの自転車死亡事故を減らすことができると考えております。
 今後も、広く市民の交通安全対策を推進してまいります。

2. 日野市気候市民会議がスタート

 日野市は令和4年11月に気候非常事態宣言を発出しました。この宣言を契機に地球温暖化対策を一層加速させるため、気候変動問題について議論する「気候市民会議」を8月6日に立ち上げました。
 「気候市民会議」は、年齢・性別が日野市の縮図となるよう考慮し、無作為抽出によって選出された市民40人により構成されています。全5回の会議を重ね、令和5年度末までに取りまとめた意見を、政策案として市に提言していただく予定です。
 無作為抽出による市民の参加は「ミニ・パブリックス」と呼ばれ、新しい市民参画のかたちとして期待されています。また、この手法には、有識者や企業などから情報提供を受ける「学びのプロセス」、じっくりと思案し議論する「熟議の保障」、「結果の見える化」などの特徴があります。これにより、参加者が課題を自分事として捉え議論することが出来ると考えています。
 他にも、クラウドサービスの導入によって、参加者間の情報共有やペーパーレス化を図るなど、積極的に新しい取り組みを行っていきます。
 気候変動問題の解決には、様々な主体が諸力融合により、対策を進める必要があるため、この「気候市民会議」を通じて、市民、地域、企業、行政が気候変動、地球温暖化防止に向けた具体的行動を共有し、市全体の行動変容を進めてまいります。

3.北川原公園ごみ搬入路に関する市民向け説明会を開催

 全市民を対象に、北川原公園ごみ搬入路に関する裁判の経過報告と違法状態解消に向けた取り組みについての説明会を、8月11日から8月27日にかけて市内全8中学校区において開催しました。
 説明会では、北川原公園整備の都市計画決定に至る歴史的背景、裁判に至る経過と判決内容、今後の取り組みについて説明を行い、参加した市民の方々から多くのご質問やご意見をいただきました。
 今後は、具体的に違法状態の解消策を検討する段階に入り、10月には学識経験者、公募市民も含めた検討会を立ち上げてまいります。一日も早く最適な解消策を導き出し実行していけるよう真摯に取り組んでまいります。

4.「パラバドミントンサポートシティに係る覚書」を締結

一般社団法人日本パラバドミントン連盟と、8月24日に「パラバドミントンサポートシティに係る覚書」を締結しました。
 日野市在住の山崎()()()選手が、東京2020()パラリンピックで金メダルと銅メダルを獲得され、日野市民スポーツ栄誉賞を受章したことをきっかけに、市は、パラバドミントン世界選手権2022()の会場観戦イベントや体験教室などを開催してまいりました。
 これらスポーツを通じた共生社会への理解促進に向けた取り組みが、日本パラバドミントン連盟に高く評価されたことから覚書の締結に至ったものです。
 今後は、この覚書に基づき、日本パラバドミントン連盟との相互協力のもと、大会および合宿の実施、ボランティア募集、イベントの情報発信や体験交流会の実施などを通じて、パラバドミントンの普及およびパラスポーツへの理解促進を図り、共生社会の実現をさらに目指してまいります。

5.遠隔手話通訳を開始

 聴覚障害のある方などが、スマートフォンやタブレットなどの機器を利用して、遠く離れた手話通訳者を介して目の前の相手と会話することが可能となる「遠隔手話通訳」を7月より開始しました。
 これまでは、手話通訳者が聴覚障害のある方などの活動場所に同行していましたが、ビデオ通話機能を活用することで、手話通訳者が離れた場所にいても、通訳することが可能となりました。
 今後は、災害時におけるコミュニケーション支援などへの活用を検討しており、引き続き聴覚障害のある方が円滑に意思疎通できる環境の整備に取り組んでまいります。

6.「ひのっ子」頑張っています

 この夏もスポーツに音楽に、日野の子どもたちが頑張りました。 
 日野第一中学校では、水泳部男子および陸上部女子が関東大会に出場しました。日野第二中学校では、陸上部男子が全国大会に出場しました。日野第四中学校では、水泳部女子が関東大会に、水泳部男子が全国大会に出場しました。また三沢中学校では、陸上部男子が関東大会と全国大会にそれぞれ出場しました。大坂上中学校では、ハンドボール部女子が関東大会で3位となり、全国大会に出場しました。
 このほか、音楽においても東京都中学校吹奏楽コンクールで、日野第三中学校、大坂上中学校、平山中学校が金賞を受賞しました。
 厳しい暑さの中で一生懸命頑張る“ひのっ子”たちにエールを送るとともに、ご指導・ご支援をいただいている皆さまに心から感謝申し上げます。

7.「ひのスポ!」がスタート

 中学校部活動改革の取り組みの一環として、地域の企業・団体とともにつくる子どもたちの新しいスポーツの機会として「ひのスポ!」を開始しました。6月3日に初日を迎えた卓球を皮切りに、ソフトテニス、女子バスケットボール、男子バスケットボールの4つのプログラムについて、それぞれ、地域の企業やプロチーム、スポーツ団体と学校・教育委員会・市長部局との連携のもとで順次展開しています。
 学校の枠を超え、種目によっては小学生と一緒に行うなど、普段の部活動とは異なる環境の中で、スポーツを楽しんだ子どもたちからは「いろんな学校の生徒と一緒に活動できて楽しい」「専門性のあるコーチに教えてもらえてよかった」などの声がありました。
 秋には、新しい種目のほか、文化活動として「ひのカル!」を開始するため、準備を進めているところです。
 今後も、子どもたちのスポーツ・文化活動の機会の充実に向け、地域と一体となって、取り組みを進めてまいります。

8.第24回ひのアートフェスティバルを開催

 第24回ひのアートフェスティバルを8月19日、20日に開催し、約6,300人の来場がありました。
 4年ぶりの開催となった今回は、日野第一中学校吹奏楽部による力強い演奏を皮切りに、市内外から集ったバンドによる音楽演奏、公民館利用者有志による風鈴づくりのワークショップ、手作り作品を販売するフリーマーケットなど、参加者の熱気で盛り上がりを見せた、にぎやかなイベントとなりました。
 また、8月16日から先行開催された桑ハウスを会場とした「桑ハウスアートギャラリー」では、市内小学生が作成した動く人形のダンボールアートや、染め布や糸を使い、空間を利用した立体的かつ独創的なアート作品が展示され、森の中の美術館の雰囲気を醸し出していました。
 今後も、地域と共につくる文化活動を支援してまいります。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
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