市長の行政報告(平成25年第3回定例会)

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ページID1004603  更新日 平成30年3月1日

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平成25年第3回市議会定例会での市長の行政報告です。

先の定例会以降、今定例会に至る間の主要な行政事項について、私より6件の報告を行い、他は資料提出をもって代えさせていただきます。

1.多彩な水辺事業に取り組みました

(1)ホタルの観察会を開催

6月27日に日野市と市民団体との共催で、ホタルの観察会を初めて開催いたしました。

市内に自生するホタルは、市民団体のボランティア活動により近年少しずつその数を増やしてきております。観察会は、市民の自然環境の保全意識の向上を目指し、ホタルの生態や観察上の注意などの環境学習と合わせ、身近な自然環境の保全について再認識する機会となりました。

(2)水辺のある風景日野50選事業「水の郷フォーラム」を開催

6月29日に日野市と法政大学エコ地域デザイン研究所の共催で、「水都 日野」へ向けた「水辺のある風景50選事業」の一環として、水の郷フォーラムを開催いたしました。

当日は、3人の法政大学教授による講演、市民による活動報告、パネルディスカッション等が行われ、これまでの日野市の取り組みの先進性とこれからの課題等について学び、70人の参加者と共に水辺のある風景日野50選事業のスタートをきることができました。

(3)八王子市との浅川流域連携イベントを実施

7月25日に八王子市・日野市浅川流域連携事業として、両市の子どもたちが浅川を通じて交流できるイベントを実施いたしました。

上流部の八王子市「夕焼け小焼けふれあいの里」と下流部の日野市「ふれあい橋」において、はじめに川の雰囲気(水温・色・透明度・匂い・流速・明るさ)について五感を通して感じてもらいました。次に、水生生物調査、水質調査等の「学び」と、飛び込みや釣りなどの「遊び」と合わせ、川の怖さを学び、川との付き合い方や水辺の持つ意味などを知る格好のイベントとなりました。

2.ごみ広域処理化の取り組みについて

クリーンセンターごみ焼却施設の建て替えについては、昨年11月からクリーンセンター周辺地域に丁寧な説明を行い、住民の方々の意見を伺ってまいりました。

その後、多くの市民の方々からご意見を伺うため、説明会を6月26日から7月5日にかけて全市民を対象に市内8中学校区ごとに開催いたしました。説明会には、432人の方々が参加され、ごみ処理広域化に対して多くのご質問、ご意見をいただきました。

今後につきましては、説明会でいただいたご意見を真摯に受け止め、そこで浮かび上がった課題等を整理し、広域化に向け丁寧な対応を図ってまいります。

3.小島善太郎記念館を開設しました

日野市立小島善太郎記念館は、晩年を百草で過ごし、日本洋画史に多大な功績を残された洋画家小島善太郎の生涯と業績を広く公開するため、その居宅、アトリエ、庭を一体として記念館といたしました。

記念館の愛称は、「小島善太郎 百草画荘」とし、小島善太郎の作品及び縁の品を保管・展示することで、百草里山ミュージアムの拠点としてまいります。

4.子どもたちのものづくり体験

平成23年度に策定した「日野市工業振興基本構想」のもと、日野市における「ものづくり技術」の継承・発展に向け、中学生を対象に市、明星大学、商工会が実施主体となり、ものづくりの仕組みを基礎から学び、未来のエンジニアを育成する事業に取り組んでおります。

今年は、明星大学の准教授のご指導をいただき三沢中学校の科学部の生徒に、「光るもの」をテーマとしたものづくりを体験しました。

生徒たちは、「光るグラス」や「光る下駄」、「マジックボール」などそれぞれのアイデアを3D-CADソフトを用いての設計、3Dプリンターによる造形や組み立て、LED電球の配線などものづくりの楽しさ、難しさなどを学びました。

今後は、対象を市内全中学生に広げ、「ものづくりのまち日野」の将来を支える創造力豊かな人材の育成に努めてまいります。

5.“ひのっ子”頑張っています

日野の子どもたちが、この夏スポーツに音楽に日頃の練習の成果を存分に発揮し、多くの成果を残しています。

(1)スポーツでは

1)南平小学校の児童が、陸上男子80メートルハードルの東京都代表選考会で優勝し、全国大会への出場を果たしました。

2)東京都大会において、第一中学校では陸上女子400メートルで2位に、三沢中学校では陸上男子走り幅跳びで4位に、七生中学校では女子硬式テニス部が3位に、それぞれ入賞を果たしました。

また、第四中学校では男子剣道部が団体戦で5位に入賞し、関東大会への出場を果たしました。

(2)音楽では

1)第80回NHK全国学校音楽コンクール東京都大会本選において、七生緑小学校合唱部が金賞を、第一中学校合唱部が優良賞を、それぞれ受賞しました。七生緑小学校は、東京都代表として関東甲信越ブロックコンクールに出場します。

2)第二中学校、七生中学校、第三中学校、第四中学校、大坂上中学校の吹奏楽部が、東京都吹奏楽コンクールで金賞を受賞しました。七生中学校が東京都代表として東日本大会に出場します。

加えて、猛暑の中、甲子園出場まであと一歩に迫る快進撃を遂げた都立日野高等学校野球部においても、市内の中学校の卒業生が活躍しました。

“ひのっ子”たちの汗と努力の成果に、そして、ご指導いただいております先生方の情熱に、この場をお借りして感謝とエールを送りたいと思います。

6.「市立病院第2次改革プラン」を策定

市立病院では、日野市の急性期医療を担う中核病院として、市民の期待に応えるよう診療体制の充実や経営の健全化に取り組んでいます。

平成20年度から平成24年度までの「市立病院改革プラン」では、病床利用率や経常収支比率等の目標値を掲げ様々な改革に取り組み、赤字額の大幅な圧縮や現金収支の黒字化、病床利用率80%超等、一定の成果を得ることができました。

今後も継続した経営改善化に取り組むとともに、診療体制の更なる充実を目指し、平成25年度から平成29年度を計画期間とした「市立病院第2次改革プラン」を策定し、急性期、中核、300床の2次救急医療機関として救急医療体制の拡充を図るとともに、東京都医療計画を踏まえた5疾病5事業等に取り組んでまいります。

また、第2次改革プランを着実に実施するため、新たに病院内に経営企画室の設置を検討し、経営基盤の強化を図るとともに、安定的な病院経営と良質で安全な医療を継続して提供できる体制を実現するため、公営企業法の全部適用も視野に入れた経営形態のあり方についても検討してまいります。

本プランの推進により、市立病院の理念である「市民に信頼され選ばれる病院」となるよう、その役割を果たしてまいります。

以上、主要な行政事項についてご報告申し上げ、議会のご理解、ご指導をお願い申し上げます。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
企画部市長公室へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。