市長の行政報告(令和4年第3回定例会)

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ページID1023631  更新日 令和5年3月23日

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1.日野市ホームページにやさしい日本語化ツールを導入

 日野市ホームページの掲載内容をやさしい日本語へ自動変換するツールを導入しました。やさしい日本語とは、難しい言葉を簡単な言葉に言い換えたり、一つの文章を短くしたりするなどして分かりやすくした日本語のことで、市内に住む外国人の多国籍化が進む中で、ニーズが高まってきています。やさしい日本語にすることで、外国人だけでなく、障害をお持ちの方や子どもなど多くの方にとって理解しやすいものとなります。本ツールでは、ページ内のボタンを押すだけでホームページの内容をやさしい日本語に変換することができ、ふりがなを付けることも可能です。
 多文化共生のまち、そして、誰一人取り残さない “伝わる情報発信”を目指し、必要な情報を分かりやすくお届けするよう取り組んでまいります。

2.ひのまちトーク2022を開催

 自治会同士の交流や情報共有の場として、6月11日にイオンモール多摩平の森イオンホールで「自治会交流会」を開催しました。多くの方に気軽に参加していただきたいという思いを込めて、今回から名称を親しみやすく「ひのまちトーク」と改めました。
 第一部のパネルディスカッションでは、「私が思う『地域のみらい』・・・だから私は自治会に入る!!」というテーマで、特色のある自治会活動の事例発表を行い、第二部ではワールドカフェ方式で七つのテーマに分かれて交流を行いました。参加者は、会場116人、オンライン21人、合計137人となり、活発な交流が行われました。参加者からは、「他の自治会の前向きな取り組みに感動した」「自治会運営のヒントをもらうことができた」などの声をいただき、自治会同士の横のつながりや、新しい取り組みについての情報共有の大切さを実感しました。
 今後も、自治会活動へのより一層の支援により、地域コミュニティーの活性化を図ってまいります。

3.風水害に備えた各種訓練の実施

 5月21日に、3年ぶりとなる日野市合同水防訓練を実施しました。訓練では、土のうなどを用いた各種水防工法や、消防署・消防団などが協力した土砂災害救出訓練を行い、風水害時における災害現場対応の実践的な動きを確認することができました。また、指定福祉避難所との通信訓練や、防災メール・日野市LINEでの情報発信訓練も行いました。
 8月9日には、市職員による避難所開設訓練を行い、8月27日には福祉避難所として協定を締結している障害者福祉施設や関係団体の方々も参加した福祉避難所の開設・受け入れ訓練を実施しました。
 今後も、災害に備えて安全安心なまちづくりを進めてまいります。

4.民間事業者との連携によるごみの削減とSDGsの推進

 ウォータースタンド株式会社と「プラスチックごみの削減の推進に関する協定」を、6月23日に締結しました。本協定は「日野市プラスチック・スマート宣言」に基づき、プラスチックごみ削減に向けた環境整備を進めるものです。具体的な取り組みとしては、本庁舎を皮切りに、市内の公共施設など概ね30カ所に、順次ウォータースタンド(浄化水の給水ポイント)の設置を進め、併せてマイボトルの携帯・活用を推進することにより、ペットボトルなどの使い捨てプラスチックの使用抑制に取り組んでまいります。
 また、「粗大ごみになる前にリユースでごみを削減」を目指して、株式会社ジモティーと協定を締結し、7月からリユース推進に向けた実証実験を開始しました。
 年間約1,500tの粗大ごみの中には、まだ利用可能な品物が含まれています。この実証実験は、民間企業のノウハウを活用したリユース事業の方策を検討するとともに、ごみの減量や収集経費の削減などの財政効果の検証を目的としております。今回の実証実験を通じて、市民のリユース意識の向上に努めてまいります。
 これからも民間企業との協働を進め、諸力融合によるSDGsに取り組んでまいります。

5.新型コロナウイルスワクチンの接種状況

 新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を開始しました。60歳以上の方や18歳以上で基礎疾患を有する方、医療従事者や高齢者施設などの従事者を対象に実施しております。
 また、副反応が気になり、ワクチン接種をされていない方にも接種していただけるよう、発熱や接種部位の痛みなどの副反応が比較的少ないとされる国内製造のノババックスワクチンの接種を、8月から開始しております。加えて、10月以降は、オミクロン株に対応したワクチンでの追加接種を行う方針が国から示されたことから、さらなる追加接種に必要な準備を進めてまいります。
 ワクチン接種を希望するすべての市民へ、早期の接種が実施できるよう引き続き取り組んでまいります。

6.感染拡大に対応した新型コロナウイルス対策

 第7波と言われる感染拡大を受け、各種対策を実施しております。
 診療体制への支援として「感染者往診体制の確保」や「電話診療体制の整備」を実施し、検査体制の充実として「日野市医師会PCR検査センター」の設置や、市内33医療機関での発熱外来・検査実施体制の維持をしております。また、療養体制への支援として、東京都南多摩保健所の依頼による「食料支援事業」を行っております。
 併せて健康課に設置している「新型コロナあんしん健康相談窓口」の土曜対応も行い、感染症についての相談や情報提供を行っております。
 引き続き、市民の健康と生活を守ることを最優先として取り組んでまいります。

7.孤立解消のための居場所「たきあいあい」を開所

 引きこもりなどの孤立解消の支援として、空き家を活用した「居場所づくり事業」を、8月23日から西平山で開始しました。愛称の「たきあいあい」は、“滝合地区への愛”や“和気あいあい”という意味が込められ、地域の人が楽しくつながり合うことを願ってつけられたものです。
 主な対象は、年齢などを問わず生きづらさを抱える方とし、「みんなの居場所をみんなで創る」をコンセプトに、利用者と共に空間や活動を創造しながら、社会や地域とつながっていくことを目指しております。
 今年度は、週1回開所し、自由に過ごせる「フリースペース」の提供と、福祉専門職による見守りを実施してまいります。さらに、生活の困りごとなどの相談につなげていく体制も整えております。
 なお、地域の子どもの体験活動の場などとしての活用も検討しており、地域による見守りや支え合いの風土の醸成につなげていくことも目指してまいります。

8.小学校全校で「なつひの」を開催

 放課後子ども教室「ひのっち」の夏休み拡大事業として、7月21日から29日までの平日7日間、「なつひの」を開催しました。小学校全校での実施は今年度が初めてとなります。
 今年度の「なつひの」開催に当たっては、これまでの地域ボランティアの方に加えて、かつて自分が「ひのっち」でお世話になったという高校生や、コロナ禍においても子どもと関わる機会を持ちたいという実践女子大学の幼児保育専攻などの大学生にも、活躍していただきました。
 今後もこのような地域のつながりを大事にし、子どもの居場所づくりに取り組んでまいります。

9.(仮称)子ども包括支援センターの施設愛称を「みらいく」に決定

 (仮称)子ども包括支援センターの愛称が「みらいく」に決定しました。
市民の皆さまに広く親しんでいただける施設となるよう、令和3年10月に愛称を募集したところ、805作品の応募がありました。「みらいく」には、子どもの「未来」を支援する、自分を好きになる、未来を育むという三つの意味が込められています。
 日野のまちに暮らす子どもや、子育てをしている方が、自分のことをもっと好きになれるよう、「すべての子どもの健やかな成長を切れ目なく支援する子ども・家庭・地域の子育て機能の総合支援拠点」として、「みらいく」の開設準備を進めてまいります。

10.「みんな集まれ!ちょっと遅れた令和3年日野市成人式」を開催

 5月28日に「みんな集まれ!ちょっと遅れた令和3年日野市成人式」を開催しました。これは新型コロナウイルス感染症の影響によりオンライン開催となった令和2年度の新成人を対象として、4月に完成した南平体育館で開催したものです。
 当日は約150人が参加し、新しい施設でのスポーツレクリエーションやビンゴなどのイベントにより旧交を温めました。
 参加者からは「普段会えない人と会えてうれしかった」「成人の日に懐かしい人たちに会うことができず寂しい思いを引きずっていたが、今回願いが叶った」など感謝の気持ちが多数寄せられ、新成人の思いに応えるとともに、新たな門出をお祝いすることができました。

11.「ひのっ子」頑張ってます

 この夏もスポーツに音楽に、日野の子どもたちが頑張りました。
 日野第一中学校では、柔道部女子が関東大会で優勝し、全国大会に出場しました。また、陸上部男女は関東大会に出場し、男子は全国大会にも出場しました。日野第四中学校では、バドミントン部女子と水泳部男女が関東大会に出場し、女子400m個人メドレーでは優勝を果たしました。三沢中学校では、水泳部男子が関東大会に、女子は全国大会に出場しました。大坂上中学校では、卓球部男子が関東大会に出場しました。
 この他、音楽においても、東京都中学校吹奏楽コンクールにおいて、日野第三中学校と平山中学校が金賞を受賞したほか、七生緑小学校が、第89回NHK全国学校音楽コンクール東京都コンクール本選にて金賞を受賞し、関東甲信越ブロックコンクールに駒を進めています。
 コロナ禍において、感染防止対策を徹底しながら、暑さをものともしないで頑張る“ひのっ子”たちに、そしてご指導をいただいている皆さまの熱意に対して、感謝とエールを送ります。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
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