市長の行政報告(令和6年第3回定例会)

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページID1029381  更新日 令和7年6月20日

印刷 大きな文字で印刷

1.ひの市民活動支援センターを新たに開所

 6月1日に、ひの市民活動支援センターを新たに開所しました。
 ひの市民活動支援センターは、平成15年に高幡地区に開設され、その後、東町土地区画整理事業地内に移転し、長い間、市民活動の拠点として多くの団体などに利用されてきました。しかし、施設の老朽化が課題となっていたため、豊田駅北口の旧勤労・青年会館、旧多摩平一丁目地区センターおよび旧豊田駅北交流センターの機能を統合・充実し、ひの市民活動支援センターといたしました。
 新たなひの市民活動支援センターは、豊田駅前の立地を生かし、市民の自主的な社会貢献活動である市民活動の活性化推進の拠点としてまいります。
 今後も、まちづくりや地域活動への関心を高め、活力と魅力のあるまちづくりを目指してまいります。

2.日野市のGISの取り組みが米国企業の特別業績賞を受賞

 7月15日から18日にかけて、米国カリフォルニア州で開催された世界最大規模の地理情報システムであるGISのイベントにおいて、日野市が「SAG(エス・エー・ジー)賞(Special(スペシャル) Achievement(アチーブメント) in(イン) GIS(ジー・アイ・エス) Award(アワード))」を受賞しました。
 市では、2002年に都市計画分野でGISを導入以降、その利用する機能や分野を拡大してきました。今回の受賞は、経済指標の分析・可視化による商業施設誘致の実現、災害時の避難所開設状況などのリアルタイム発信、空き家利活用のコミュニティ活動評価などの取り組みが、国内で同様の課題を抱える地方自治体の参考になるとして、評価されたものです。
 この「SAG賞」は、GIS・地理情報システムのソフトウェア企業であるEsri(エスリ)社が、世界30万以上の企業・政府機関・自治体・大学・研究機関などから、「先進的かつ革新的なGISの取り組みにより、コミュニティや社会の変革に貢献した団体」を表彰しているものです。今回は、国内47,000ユーザーの中で、唯一日野市が受賞しました。
 今後も、地域資源の可視化や市民参画・協働のための情報共有ツールとして
GISを活用し、市民サービスの向上や地域課題の解決に取り組んでまいります。
 

3.株式会社エナーバンクと「再生可能エネルギーの利用促進に関する連携協定」を締結

 6月26日に、株式会社エナーバンクと「再生可能エネルギーの利用促進に関する連携協定」を締結しました。
 市は令和5年度に「気候市民会議」を開催し、市民より「公共施設の電力を再生可能エネルギー由来の電力の契約に切り替える」という政策提言を受けました。これを踏まえ、令和6年度の公共施設電力一括調達により、市内93の施設で「実質再生可能エネルギー100%」を導入しました。
 本協定は、この取り組みを地域に拡大・加速させていくため、再生可能エネルギー電力への切り替えを希望する法人(事業者)に対して、株式会社エナーバンクが運営するオークションサービスなどを活用し、市内事業者向けに比較的安価な再生可能エネルギー電力への切り替えを後押しするものです。
 引き続き、カーボンニュートラルの達成に向けて、官民の連携を進めてまいります。

4.市内に「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」を設置

 7月に、これまでのクールスポットに加え、新たにクーリングシェルターを指定しました。
 「地球沸騰化」と呼ばれ、既に酷暑が続く昨今で、熱中症対策の重要性はこれまで以上に高まっています。対策の一つとして実施する「クーリングシェルター」は、熱中症による健康被害を防止し、暑さをしのぐための一時避難施設となっています。
 市内では、イオンモール多摩平の森などの民間施設のご協力もいただき、8月1日時点で、公共施設、民間施設あわせて市内30カ所を指定しております。
 今後も、クーリングシェルターにご協力いただける施設を増やし、熱中症対策を進めてまいります。
 

5.京王電鉄バス株式会社、日野交通株式会社と「デマンド交通実証実験に関する協定」を締結

 8月1日に、京王電鉄バス株式会社、日野交通株式会社と「日野市北東地域におけるデマンド交通実証実験に関する協定」を締結し、交通空白地域の解消を図ることを目的にデマンド交通の実証実験を行うことについて合意しました。
 令和5年4月に運転手不足などの要因により日野駅と立川駅北口を結んでいた路線バスが大幅減便になったことを受け、翌5月に当該バスを利用していた住民を中心に1,560人の方々から要望書が提出されました。市は地域住民と検討を重ね、地域公共交通の補完策としてデマンド交通の導入に至りました。
 路線バスの廃止や減便は市民生活に多大な影響を及ぼすことから、デマンド交通は、今後の新たな地域公共交通の手法として期待されております。今後は、国土交通省など関係機関との協議を踏まえ、令和7年1月の実証実験開始に向けた手続きを進めてまいります。
 引き続き、市内の交通空白地域の解消に向けて努力をしてまいります。

6.株式会社読売巨人軍と「スポーツ振興に関する協働協定」を締結

 8月12日に、株式会社読売巨人軍と、「スポーツ振興に関する協働協定」を締結しました。
 市はこれまで、読売巨人軍とイースタン・リーグ公式戦に市民を無料招待する事業の開催や、市内小学校および保育園などへの訪問事業の実施などで連携を図り、協力関係を培ってきました。
 今回、東京ドームで行われた調印式において、読売巨人軍からは、野球の裾野拡大に向け、軟式野球の教室を積極的に展開していきたいとの意向を受け、市としても前向きに検討していく方向性を確認しました。
 今後は、野球をはじめとする各種スポーツへの関心度向上や子どもの健全育成、スポーツ教育の充実をさらに進めてまいります。

7.「ひの版のど自慢」を初開催

 7月13日に、ひの煉瓦ホールにて、「第1回ひの版のど自慢」を開催しました。
 市では、令和4年度に「NHKのど自慢」がひの煉瓦ホールにて開催され、多くの市民にご来場いただき盛り上がりを見せました。その感動をもう一度、という思いから市と指定管理者の共催による事業として開催したものです。
 本イベントには、予想をはるかに超える反響があり、出場希望者は約190組200人を超え、観覧希望は、約500人の方にご応募をいただきました。当日は、多くの観客が見守る中、予選を通過した26組に自慢の歌声を披露していただき、市内在住の小・中学生の姉妹が最優秀賞を受賞しました。
 このイベントについては、継続開催を求める多くの声をいただいており、市民の芸術文化活動の場として、さらに充実をしていきたいと考えております。

8.市内3カ所目となる自立相談支援窓口の開設

 6月3日に、市内3カ所目となる「くらしの自立相談支援窓口みらいと」を高幡に開設しました。
 これまで、生活困窮者自立支援法に基づく窓口は、市役所本庁舎と多摩平の2カ所でした。3カ所目の高幡には、子どもから大人までを対象にした、居場所スペースを併設していることが特徴となります。この居場所スペースでは、お菓子や飲み物を自由に楽しめるカフェコーナーを設置するなど、リラックスできる雰囲気を作ることにより、緊張で人と話すことが苦手な方などにも、生活の悩み事などを話しやすい環境としております。
 平日の午前9時から午後4時まで開所しており、曜日によって「シニアの日」や「子育てママの日」を設けて、居場所を求める多様なニーズに対応できるよう工夫し、ひきこもりや孤立・孤独などの解消を図ってまいります。
 また、社会福祉士、精神保健福祉士などの専門職を配置することにより、さまざまな生活課題を抱えた方々への支援を強化した体制としております。
 今後も、身近な地域で気軽に相談できる環境のさらなる充実を図ってまいります。

9.日野市子ども条例委員会を設置

 7月1日に、「日野市子ども条例委員会」を設置しました。
 本委員会は、日野市子ども条例の目的である、子どもの生きる権利、育つ権利、守り守られる権利、参加する権利を推進するために設置したものです。10人の委員から構成され、今期は「日野市子ども条例の周知・啓発」や「子どもの権利侵害に対する相談・救済体制」について検証を行ってまいります。
 委員会設置に先立ち6月29日には、子ども・若者の声を聴くことの大切さについて市民の皆さまに理解を深めてもらうため、子どもオンブズパーソンである弁護士を講師に招いて講演会を実施いたしました。
 また、「日野市子ども若者未来創造会議」を8月25日に開催しました。この会議は、子ども・若者の意見表明の機会確保を目的としており、日野市の未来のまちづくりについて考え、子ども条例委員会への報告をするもので、全3回のワークショップを予定しています。
 今後は、委員会での検証結果や提言に基づき、さらに子ども・若者の権利が保障・擁護される環境を整えてまいります。

10. 「みらいく」で子育てひろばと中高生世代スペースがスタート

 6月24日に、子育てひろばと中高生世代スペースが子ども包括支援センター「みらいく」でスタートしました。
 子育てひろばには、多くの親子に来所いただいており、土曜・日曜日は特に、父親の参加が多い状況となっております。7月には、プロの声優が音と映像にあわせて読み聞かせる「小学館おはなし玉手箱」を開催しました。今後は、実践女子大学生の協力を得て、手遊びなどを通じた親子同士の新しい出会いや親子の楽しい時間を増やしていく予定です。
 また、中高生世代スペースは、学校の放課後の時間帯に多くの中高生世代でにぎわっている一方、学習コーナーは静かな場所で自習をしたいという子どもたちが利用しています。今後も、多様性のある中高生世代の居場所となるよう努めてまいります。
 引き続き、すべての子どもの健やかな成長を切れ目なく支援する、子ども・家庭・地域の子育て機能の総合支援拠点として充実を図ってまいります。

11.「ひのっ子」頑張っています

 この夏もスポーツに音楽に、日野の子どもたちが頑張りました。
 日野第一中学校では、陸上部女子が全国大会に、また大坂上中学校では、ハンドボール部男子が関東大会に出場しました。
 このほか、音楽においても、東京都中学校吹奏楽コンクールで、大坂上中学校、平山中学校が金賞を受賞したほか、平山小学校が、第91回NHK全国学校音楽コンクール東京都コンクール本選で金賞を受賞し、関東甲信越ブロックコンクールに駒を進めています。
 厳しい暑さの中で一生懸命頑張る“ひのっ子”たちにエールを送るとともに、ご指導・ご支援をいただいている皆さまに対して、心から感謝申し上げます。

12. 「ひの電子図書館」がスタート

 7月2日に、「ひの電子図書館」がスタートしました。
 電子図書館は、インターネット上で電子書籍が利用できるサービスで、市内に在住・在勤・在学の方は、利用者登録をすると24時間365日、約2,000冊の電子書籍が利用できます。このサービスが開始されてから8月20日までに、13,085回のご利用がありました。
 また、市内小・中学校には、2学期から児童・生徒に電子図書館が利用できるIDを配布し、子どもたちの読書活動推進や、授業での活用、学校図書館の支援を進めてまいります。
 今後は、紙の書籍と同様に、電子書籍数を増やし、サービスを充実させていくほか、探究的な学びの実現に向けた身近な読書活動を推進してまいります。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
企画部市長公室へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。