市長の行政報告(平成29年第3回定例会)

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ページID1004589  更新日 平成30年3月1日

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1.A街区に病院、健康増進施設が開設

多摩平の森A街区では、市民と地域と市でまちづくりの方針を作成し、UR都市再生機構の協力により公共公益施設等の整備が進められています。4月に開設された栄光多摩平中央保育園に続き、7月1日に多摩平の森の病院が、7月28日にはトゥモロープラザが開設されました。

多摩平の森の病院には、主に認知症疾患治療を中心とした病棟に加えて、認知症疾患医療センター、認知症カフェ等が併設されています。また急性期医療から在宅生活へのつなぎの機能を持つ回復期リハビリテーション病棟も設置されています。

トゥモロープラザには、健康増進施設を中心に、地域交流拠点としての多目的ホールや、デイサービス施設などを備えています。

今後、これら施設の機能を活かし、日野市立病院や日野市医師会等との連携により、「住み慣れた地域で生き、看取られる、暮らし・福祉・医療の展開」の実現を目指してまいります。

2.桑ハウスが国登録有形文化財として登録

旧農林省蚕糸試験場日野桑園第一蚕室(桑ハウス)が6月28日に国登録有形文化財に登録されました。日野市で初めての国登録有形文化財となります。

「桑ハウス」は、良質な蚕と桑の研究のため全国各地に建てられた蚕糸試験場の一つで、昭和7年に建築されました。現在、建物が残るのは山形県新庄市と日野市のみとなっており、日本の近代化を象徴する建造物として、歴史的にも建築学的にも貴重な建物であります。

今後は、市民参画で作成した「旧農林省蚕糸試験場日野桑園第一蚕室保存活用計画」を基に、日野の近代化遺産を市民の宝として、保存・活用を進めてまいります。

3.学童クラブ育成時間とスーパーひのっち「なつひの」を拡充して実施

学童クラブでは7月から、夏休み等の開所時間を午前8時に早め、育成時間を午後6時30分までに拡大しました。また一小、東光寺小、夢が丘小の3カ所の学童クラブでは、7月からの試行として育成時間を午後7時までに拡大しました。

ひのっちでは、昨年度6校で実施した夏休み期間の「なつひの」を8校に拡大しました。今年度は夏休み前期後期に合計15日間開催し、多くの子どもたちの夏休みの居場所となりました。

今後も地域の方々のご協力をいただきながら、「子育てしたいまち・しやすいまち日野」の実現に向け、子どもたちの安全な居場所の拡充に努めてまいります。

4.子どもの貧困シンポジウムを開催

「子どもの貧困」をテーマとしたシンポジウムを6月17日に七生公会堂で開催し、約250名の方々にご来場いただきました。

当日は、首都大学東京子ども・若者貧困研究センター長の阿部彩氏による「子どもの貧困の現状と対策」についての基調講演、また「日野市子どもの貧困対策に関する基本方針策定を踏まえた日野市の今後の取組」をテーマにパネルディスカッションをおこないました。

多くの方々に、子どもの貧困の実情について理解を深めていただくとともに、基本方針の内容を知っていただく良い機会となりました。

今後も、全ての子どもたちが夢と希望を持って成長することのできる地域を実現するため、関係機関とネットワークを結んで、子どもの貧困問題の解消に向け取り組んでまいります。

5.市役所1階の番号案内システムを刷新

市役所1階の番号案内を7月10日に刷新しました。自宅や外出先からスマートフォン等で市民窓口課の混雑状況(待ち人数、呼出状況)を確認できるサービスを開始しました。これにより、窓口混雑を避けての来庁や、来庁後に一時外出することが可能になりました。また、市からのお知らせや市内事業者等の広告を表示する「行政情報・広告画面」を新設しました。

これらのサービスに使用する機器及びシステム一式は広告事業者から提供されているため、経費の削減につながりました。

今後も、窓口の混雑改善と利便性の向上に努めてまいります。

6.第9回平和首長会議総会に出席

長崎市で8月9日におこなわれた、第9回平和首長会議総会に出席してまいりました。

この総会は、4年に一度、広島市と長崎市で交互に開催されており、今回は、「『核兵器のない世界』の実現を目指して~2020年に向けて、今、私たちができること~」という基調テーマを掲げ、開催されました。

分科会では、留学生を含む大学生や高校生と加盟都市の代表が、グループワークを通じて、これから各都市で展開していくべき平和活動について提案するなど、「若者の役割」に焦点を当てた試みがおこなわれました。

引き続き開催された国内加盟都市会議総会では、本年7月7日の国連における核兵器禁止条約採択を受けて、国際社会が総力を挙げて協力し、条約の締結を促進することが重要であるとしたうえで、核保有国と非核保有国との橋渡し役として行動することについて日本政府に要請すること等が決議されました。

また、平和祈念式典では、原爆犠牲者のご遺族をはじめ、多くの市民の参加のもと、長崎市長による全世界に向けた長崎平和宣言や、被爆者代表による平和への誓いなどがおこなわれました。

今回、平和首長会議総会や平和祈念式典に参加する中で、年々少なくなっていく戦争を体験された方々の体験や証言を、いかに伝承して若い世代に引き継いでいくかということが、各都市の共通の課題となってきていることを痛感いたしました。

今後も核兵器廃絶・平和都市宣言都市として、未来を担う若者や子どもたちに戦争の悲惨さと平和の大切さを理解してもらえる取り組みを展開してまいります。

7.ひのっ子頑張っています

今年の夏も日野の子どもたちがスポーツに音楽に頑張りました。

スポーツでは、大坂上中学校野球部が第68回多摩地区中学校野球大会で優勝しました。水泳の都大会では、日野第四中学校の女子が背泳ぎ100メートル、200メートルで1位、日野第一中学校の女子チームがフリーリレー、メドレーリレーで4位となり、全国大会に出場しました。全国大会においても背泳ぎ両種目で、それぞれ4位に入賞するなど好成績を収めました。

音楽においても、第84回NHK全国学校音楽コンクール東京都本選で七生緑小学校が金賞を受賞し、全国コンクール五連覇を目指し関東甲信越ブロックコンクールに駒を進めています。

暑さをものともしない“ひのっ子”たちの頑張りの成果に、そしてご指導をいただいている皆様の熱意に対して、感謝とエールを送ります。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
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