市長の行政報告(令和3年第4回定例会)

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ページID1018618  更新日 令和3年12月17日

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1.学生向け食支援「日野ガクセイエールゴハン」を実施

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、学生の生活や就学環境などへの影響が長期化していることから、9月21日よりNPO法人フードバンクTAMAや日野市社会福祉協議会と連携し、学生への食料品配布を行う「日野ガクセイエールゴハン」を実施しております。日ごろ、フードパントリー事業を実施している福祉センターなどを中心に5会場で配布しました。
 近隣大学のご協力により、大学生へ周知をしていただき、日野市LINE公式アカウントへの友だち登録と併せて、困りごとなどのアンケート調査も実施しました。アンケートにより、生活や学習、友人関係の構築や交流、地域活動などへの不安の声をいただきました。生活や収入に不安のある学生にはLINEを通じてアルバイト情報の配信もしました。
 今後、こうした取り組みを通じて、学生の困りごとに対し、行政と大学、NPOなどが連携しながら、迅速かつ効果的な支援策が打てる関係づくりにつなげていきます。

2.「ちょっとお散歩&青空たいそう」を実施

 度重なる感染拡大による外出控え・運動不足が習慣化・定着化する恐れがあることから、身近な屋外空間で、感染拡大に配慮しながら運動とコミュニケーションのきっかけを創り、孤立や運動不足の解消を図る事を目的として、外出促進事業「ちょっとお散歩&青空たいそう」を実施しております。
 5月から9月まで、徒歩で行ける市内の各小学校区域を目安に、14カ所において、サッカー教室やダンス体操、ウオーキング指導などの運動プログラムを実施しております。市内で活動する運動・健康関連の事業者の協力のもと、これまでに延べ1,150人の市民の方々が参加し、好評をいただいております。

3.「平和活動推進補助金」による活動開始

 令和3年度から新設した、市民による平和活動を支援する「平和活動推進補助金」を活用し、10月9日に多摩平の森さくら集会所前で「火垂るの墓 星空映画上映会」が、10月28日に平山交流センターで「エッセイ・戦争体験朗読会」が開催されました。令和4年3月までに、子どもたちによる平和をテーマとした映画づくりワークショップや、大学生による体験発表、研究発表も行われる予定です。
 市民の平和活動を支援することにより、身近な形で市民が平和について主体的に学び発信する機会とし、これまでの市の平和事業と併せ、「核兵器廃絶・平和都市宣言」の理解を広めてまいります。

4.「ひの多文化共生プロジェクト」の開始

 外国人支援団体の活動を支援するため、10月26日に日野市国際交流協会などの市内にある外国人支援団体7団体のネットワークを立ち上げました。ネットワークを通じた連絡会などを定期的に開催することで、現状や課題を共有し、団体の活動への支援施策に生かしてまいります。
 また、11月から外国人市民の不安や困りごとの相談業務を開始しました。
 今後、外国人市民を含めた多文化共生版・地域懇談会も開催し、国籍を問わず、互いに文化的違いを認め合いながら、地域で共に生きていくまちを目指します。

5.カワセミハウスでオクトーバーフェストを開催

 地域の活性化を図るオクトーバーフェストを、2年ぶりに開催しました。例年1日の開催でしたが、今回は、密集を避けるため10月2日から16日までの分散開催とし、土曜日、日曜日はワークショップなど参加型プログラムを、平日はカワセミハウス協議会に登録する地域団体や環境団体の活動などを紹介するパネル展示などを行いました。
 また、オクトーバーフェスト期間中、フェストの発案者であり実行委員でもある実践女子大学の学生が地域交流を深めている新潟県十日町布川()(ぬのかわ)地区の方々に来訪いただき、布川()産の米や朝どれ野菜の販売が行われました。そのほか、地元豊田のTOYODA BEER、デリバリーカーによるテイクアウト販売なども行いました。
 これからも、フェストをきっかけとした地域交流を深めてまいりたいと思います。

6.「ごみ減量・リサイクル等推進協議会」が発足

 ごみ減量・リサイクル等推進協議会が10月15日に発足しました。この協議会は「第3次日野市ごみゼロプラン」に基づく「ごみ減量推進市民会議」や「レジ袋無料配布中止に向けた共同会議」など、既存のごみ減量・リサイクルに関する市民との協議体を発展的に再構築したものです。
 さまざまな年代や分野の方々から、ごみゼロプランに定める施策について幅広いご意見をいただき、プランを効果的かつ着実に推進することを目的としております。また、ごみゼロプランの中間年度である本年度は、本協議会においてプランの中間検証や後期計画策定へのご意見もいただきます。
 コロナ禍による「新しい生活様式」への変化などを踏まえ、さらなるごみの減量、資源化やリサイクル率の向上を目指して、ごみ減量対策に取り組んでまいります。

7.「まちと空き家の学校」の開講に向けた公開シンポジウムの実施

 地域資源としての空き家の活用をより一層推進するため、「まちと空き家の学校」の公開シンポジウムを、9月11日に市民の森ふれあいホールで開催しました。当日、会場には53人の方にご参加いただき、オンライン同時配信も行いました。
 なお、11月20日からは、市民、空き家の所有者または活用を希望する方などを対象に、「まちと空き家の学校」の講座および実習を計4日にわたり開催します。
 今後とも、空き家を活用する際の注意点や地域住民との良好な関わり方などについて学ぶ場を提供し、地域での空き家の活用につなげてまいります。

8.特定生産緑地の指定による持続可能な都市農業の推進

 生産緑地制度は、良好な都市環境形成のため、農地を計画的に保全していくことを目的としています。生産緑地の約8割は平成4年度の当初指定であり、指定期限である30年が経過する令和4年以降に宅地化が進む懸念から、国では特定生産緑地制度を新設し、指定期限を10年延伸できることとなりました。
 令和元年度から開始した特定生産緑地の指定事務は、令和3年度で最終年度となります。所有者に対する全11回の説明会や電話、訪問による個別の意向調査を行うなど周知啓発に努め、当初指定の生産緑地約87.6haのうち約9割が特定生産緑地の指定を受け、農地として継続していくこととなりました。
 今後も引き続き、JAや農業委員会と連携しながら、担い手の確保や営農環境の整備を行い、持続可能な都市農業を進めてまいります。

9.「燃えよ剣」試写会・謎解き宝探しイベントの実施

 新選組副長の土方歳三を主人公に、新選組の志士たちの知られざる人生と、彼らが生きた激動の幕末を描いた映画「燃えよ剣」の劇場公開に先駆け、公開前の特別試写会を10月2日にひの煉瓦ホール(大ホール)で開催しました。
 定員300人のところ、全国各地から定員の10倍を超える約4,000人以上の皆さまにご応募いただきました。
 また、映画公開を契機に、市内を走る鉄道3社および日野市観光協会と協働で、新選組関連施設の最寄駅である高幡不動駅、万願寺駅、日野駅に、土方歳三の写真を用いたデザインで装飾を行いました。11月1日からは、謎解きをしながら市内各所を巡って宝を見つけだす謎解き宝探しイベント「土方歳三の宝」も実施しております。
 日野市としては初の取り組みとなる、鉄道3社と観光協会との協働事業を足掛かりに、市内の地域経済回復と日野市のシティプロモーションを進めてまいります。

10.「日野市民スポーツ栄誉賞」の贈呈

 9月に行われた東京2020パラリンピック競技大会のバドミントン競技において、市内在住の山崎 悠麻選手が、女子ダブルスWH1-2で金メダル、女子シングルスWH2で銅メダルを獲得されました。山崎選手の活躍に対して、オリンピック競技大会またはパラリンピック競技大会で優秀な成績を収められた方に対する「日野市民スポーツ栄誉賞」を贈呈いたしました。
 10月8日に贈呈式を行い、山崎選手から大会結果の報告と3年後のパリ大会に向けた抱負を語っていただきました。

11.新型コロナウイルス感染症対策への取り組み

 自宅療養者が急増したことを受けて、東京都の補完的な役割として食料支援を行い、これまでに176人の方へ食料の配達を行いました。また、日野市医師会の20医療機関にパルスオキシメーターと専用電話を配備し、かかりつけ医による自宅療養者への緊急対応ができるよう体制整備を行いました。今後予想される第6波に備え、日野市医師会の全面協力による往診体制の整備に取り組んでまいります。
 また、子ども・保護者が安心して教育、子育てのサービスを受けることができるよう日野市独自のPCR検査体制を整備し、11月には、市民からの不安にお答えするために、「新型コロナあんしん健康相談窓口」を設置しました。
 感染対策のもう一つの柱であるワクチン接種の取り組みとして、感染した場合の重症化リスクが高いとされる妊娠中の方に、安心して出産を迎えていただけるよう、妊娠中の方とそのパートナーの方を対象とした優先予約枠を設定し、接種率の向上に努めてまいりました。
 11月10日時点における市内接種状況は、およそ78%の方が2回目の接種を完了しており、11月末までには、希望されるすべての方への接種を完了できるものと見込んでおります。
 感染拡大を最小限に抑え、重症患者を増やさないためにも、引き続き保健所や日野市医師会などと連携し、感染対策に取り組んでまいります。

12.合唱コンクールでの「ひのっ子」の活躍

 「第88回NHK全国学校音楽コンクール全国コンクール」が11月7日に府中の森芸術劇場で開催され、小学校の部で七生緑小学校が8回連続金賞(全国1位)に輝きました。全国各ブロックの代表11校により全国コンクールが行われ、課題曲「好奇心のとびら」と、自由曲「何度生まれ変わっても君の恐竜になりたい」を熱唱しました。
 また、11月6日に所沢市民文化センターミューズで開催された「第74回全日本合唱コンクール全国大会」には、旭が丘小学校が初出場を果たし、小学校部門で金賞に輝きました。大会では、課題曲「さくらさくら」と自由曲「まいごのひかり」を思いを込めて歌い上げました。
 ひのっ子たちの日々の努力と、ご指導いただいた先生方にエールを送るとともに、さまざまな形で支援していただいております保護者ならびに地域の皆さまに感謝申し上げます。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
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