市長の行政報告（平成30年第2回定例会）

1．日野市ホームページをリニューアル

日野市公式ホームページを、3月15日からリニューアル公開しました。

トップページに大きく写真を表示し、閲覧者に関心を持っていただく工夫をするとともに、「観(み)る」「育(そだ)つ」「住(す)む」「味(あじ)わう」「創(つく)る」をテーマに日野市を支える人々を紹介したページを開設することで、市内外の方に日野市をプロモーションしていきます。また「広報ひの」の記事をホームページですぐに検索できる工夫や、若年層が多く利用するインスタグラムを活用したコーナーの設置、スマートフォンからの閲覧環境の向上などを図りました。

そのほか、全てのページにおいて音声読み上げ機能を備え、分かりやすい文字の大きさや表記、文字の色などに配慮することで、障害のある方、高齢者や外国人等にもお使いいただけるよう、ウェブアクセシビリティを向上させました。

これからも、開かれた市政の情報発信手段としてホームページを活用してまいります。

2．旭が丘地区センターをリニューアルオープン

新しい日野市立旭が丘地区センターが4月1日に開設しました。

設計段階から、周辺自治会、ラジオ体操会、スポーツ関係者、首都大学東京など地域に根差した方々とのワークショップを重ねることで、施設のコンセプトを「たき火のようなあたたかいつながり」とすることができました。

これを踏まえ、新しい地区センターでは、地域の憩いの場を創りだす仕組みを取り入れました。具体的には、社会福祉法人東京光の家の方が地区センターに併設する公園管理事務所に常駐し、受付業務や公園の維持管理業務を行っています。また、地区センターにコミュニティカフェの時間帯を設け、テラスに寄せて停まる移動図書館ひまわり号とも連携しながら、本を通じた憩いの場を創りだしています。

障害のある方が地域の中で働きながら、まちづくりの担い手として活躍していく仕組みは、コミュニティの新たな価値を創っていくものと考えています。これまでの使用方法に加え、いつでも誰でも気軽に立ち寄れ、地域とかかわりが持てる地区センターとして、人と人とのつながりを創出していきます。

今後も、子ども、高齢者、障害者を地域全体が支え合い、誰もが安心できる居場所づくりを目指してまいります。

3．日野市・国分寺市・小金井市3市ごみ減量推進市民会議設置へ向けた協定を締結

3市ごみ減量推進市民会議設置に向けた協定を、4月20日に日野市、国分寺市、小金井市の3市で締結いたしました。

可燃ごみの共同処理を平成32年より日野市クリーンセンター内で行うことから、この市民会議では

　1.共同処理を巡る日野市の置かれている状況

　2.3市で締結した覚書に基づく30年後のあり方

　3.新可燃ごみ処理施設の稼働後の状況　

を、3市の市民の視点で確認・共有していただき、併せて今後の更なるごみ減量を進めるための施策の検討をお願いするものです。

ここで、確認された内容はそれぞれの行政を通じ3市の市民に発信してまいります。

4．災害医療器具保管庫が完成

多摩平の森A街区にある日野市医師会館の隣に災害医療器具保管庫が3月30日に完成しました。この保管庫は、緊急医療救護所で必要となる大型テントや折り畳み式診察台、傷病者の応急手当てに必要な薬剤・薬品など、医療資機材等を保管し、軽症者の待合スペースとしても活用してまいります。

今後、災害医療コーディネーターを中心に、医師会及び市立病院、その他関係機関と緊密な連携を図り、発災時における円滑な緊急医療救護所の開設・運営が図れるよう体制の整備に努めてまいります。

5．子育て施策の充実

待機児童解消に向けた取り組みとして、4月に、至誠ひの宿保育園、栄光多摩平の森保育園、上田せせらぎ保育園、豊田保育園を開設し、378人の定員拡大を図りました。

また、多摩平の森ふれあい館で実施している、子育てひろば事業の利用時間延長や日曜日の開所、子育てひろば事業と一時保育事業との連動性の確保、一時保育事業の対象年齢を0歳児からに拡大するなどのサービス向上を図りました。

今後も、安心して子育てができ、子どもたちが健やかに成長するための子育て施策を充実してまいります。

6．日野から世界へ「ひの新選組まつり」開催

第21回ひの新選組まつりが、5月12日、13日、高幡不動周辺、日野宿周辺で開催され、2日間で約50，000人が来場されました。

13日の午後から雨模様となり、日野宿会場での「新選組隊士パレード」は予定が一部変更となりましたが、沿道からは大きな声援が送られました。

今年は、「新選組のふるさと日野」を世界にアピールするため、ポスターなどに英語表記を取り入れ、外国メディア(JAPAN TODAY)へPRしたほか、新選組隊士パレードに、初めてヨーロッパ、ロシアなどからも参加いただきました。参加者からは、「日本人とサムライイベントを体験できて楽しかった。」、「母国の友人にもこのイベントを紹介したい。」などの声が寄せられ、世界へアピールする第一歩とすることができました。

また、ラグビートップリーグに昇格したお披露目も兼ねて、日野レッドドルフィンズの選手と日野自動車株式会社下社長に、オープニングパレードへ参加していただきました。さらに、日野第一小学校においてチーム選手の紹介やラグビーとふれあう子ども向けイベントなどを実施していただきました。

今後も、諸力融合により「新選組のふるさと日野」を、国内外に積極的にアピールしてまいります。