市長の行政報告(令和2年第2回定例会)

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ページID1014570  更新日 令和2年6月2日

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1.新型コロナウイルス感染症対策

4月7日に発令された国の緊急事態宣言にあわせ、日野市特措法新型コロナウイルス対策本部を設置し、市としての対応を協議・推進してまいりました。
以下、これまでの市の主要な取り組みについて報告いたします。

 

(1)市内飲食店のテイクアウト情報を市ホームページ・広報ひの等で紹介

新型コロナウイルスの影響で厳しい状況にある市内の飲食店が行う、テイクアウトやデリバリーサービスを応援し、盛り上げるための取り組みが始まっています。

市ではこれらの事業を市民及び飲食店へ広く周知するため、日野市商工会と連携し、市ホームページや広報ひのへの掲載のほか、各種団体への情報提供を行いサポートしています。

 

(2)感染拡大防止のための公共施設の利用制限・閉鎖

市では新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、2月21日に「市及び関係団体が実施するイベント等に関する取扱いについて(方針)」を決定、市民の安全確保を第一に考え、当面、イベントは中止もしくは延期することとしました。これを受け、市民の森ふれあいホールや交流センター等の公共施設についても利用を制限しました。その後も順次制限対象を拡大し、4月7日の緊急事態宣言の発令以降は、図書館や地区センターなどを臨時閉鎖してまいりました。

緊急事態宣言が5月25日に解除されたため、今後は、感染予防対策を講じながら順次制限の解除を行ってまいります。

 

(3)広報ひの臨時号を発行

市民の皆様へ通常の広報では対応できない最新情報をお伝えするため、4月30日以降3回にわたって広報ひの臨時号を発行し、全戸配布いたしました。そこでは、特別定額給付金の申請方法、新型コロナウイルス感染症が心配なときの対応フローやオンライン診療実施機関、事業者の皆様への経済的支援などの情報を紹介しております。

今後も新型コロナウイルス感染症に関する必要な情報が、すべての市民の皆様に迅速に提供できるよう市ホームページと併せて発信してまいります。

 

(4)新たな緊急融資制度を創設

4月1日から新型コロナウイルス感染症による影響で売上等が減少している中小企業者を対象に、新たな緊急融資制度として「新型コロナウイルス感染症対応運転資金融資あっせん」を開始しました。

この制度は、上限500万円の運転資金の融資を、実質無利子、保証料全額補助、返済期間は据え置き1年を含む7年の条件で、既存の融資とは別枠で新たに金融機関から受けられるものです。

制度開始から5月15日までに、147件を超える申請があり、申請者の負担軽減を図るため、4月27日からは申請に必要な各種証明書の発行手数料を無料にいたしました。なお、この緊急融資制度は6月1日までを期間としておりましたが、現在の状況を踏まえ9月30日まで期間の延長を行っております。

今後も、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業者への経済的支援を引き続き行ってまいります。

 

(5)学校臨時休業期間中の子供の居場所確保、学習支援の取り組み

新型コロナウイルス感染防止のため、国や東京都教育委員会からの通知を踏まえて、3月3日から、春季休業を挟んで、5月31日までの期間、市立小・中学校を臨時休業といたしました。

保護者の仕事や疾病、その他家庭の状況により自宅で過ごすことに不安や困難がある児童・生徒については、各学校で見守りを実施いたしました。

各学校では、児童・生徒が安心して家庭で生活を送ることができるよう、電話等で直接子供たちと話をし、学びを支えるために、課題をホームページに掲載したり、各家庭にポスティングをしたりしました。さらに、教員チームが作成した動画の配信や中学3年生を対象にしたオンライン学習をいたしました。

学校教育は、協働的な学び合いの中で行われることから、学校ならではの学びを大切にしながら、子供たちの健やかな成長と学びを支えるための取り組みを進めてまいります。

 

(6)学童クラブや保育所等の対応 

学童クラブや保育所等においては、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、家庭での育成・保育が可能な場合、登所・登園の自粛を保護者に要請してまいりました。なお、様々な理由により、家庭での育成・保育が困難な方々については、適切に対応し確実に育成・保育等を提供してきております。

 

(7)日野市医師会PCR検査センター開設への支援

全国的に新型コロナウイルス感染症の検査拡充が課題となっている中、日野市においては、感染の疑いのある市民に対する早期のPCR検査実施を図るとともに市内の“医療崩壊”を回避するため、日野市医師会が5月18日にPCR検査センターを開設しました。

このPCR検査センターは、かかりつけ医の紹介で利用できる検査センターとして運営しています。

市では、PCR検査センターの場所の提供や開設の協力、また市民の皆様が適切に利用できるための情報提供を行いサポートしています。

2.お亡くなりになられた際の手続きハンドブックを作成

お亡くなりになられた際に、ご遺族の方が行う市の様々な手続きについてまとめた案内冊子「おくやみハンドブック」を作成いたしました。

住民登録、国民年金、国民健康保険などの分野別に手続きの内容、申請できる方、必要書類などについて詳細に説明した本編と、チェックリスト形式の一覧表の2冊に分かれています。

このハンドブックは死亡届が提出された際に市民窓口課にてお渡しをするほか、市民相談窓口、七生支所、豊田駅連絡所でも配布するとともに、市ホームページからダウンロードすることも可能です。

市民相談窓口では、5月1日以降、このハンドブックを用いてご遺族の方と一緒に該当すると思われる手続きについて確認し、担当部署へのご案内を実施しております。

今後もご遺族の方に寄り添い、事務的・精神的な負担の軽減に繋げられるよう、取り組んでまいります。

3.可燃ごみ処理施設及びプラスチック類資源化施設が本格稼働を開始

可燃ごみ処理施設及びプラスチック類資源化施設が、ともに4月1日から本格稼働を開始しました。両施設の稼働を開始することができたのは、施設周辺にお住まいの住民の方々のご理解とご協力によるものであり、深く感謝申し上げます。今後は、安全かつ安定した施設運営に努めてまいります。

また、プラスチック類資源化施設においては、作業環境にも配慮し、障害者雇用を実現しております。

今後も環境対策に関する情報発信を積極的に行い、ごみ排出量の削減や資源化率の向上を目指してまいります。

4.日野駅・豊田駅の喫煙所の撤去

4月1日の健康増進法や東京都受動喫煙防止条例の全面施行に先立ち、日野駅前及び豊田駅前に設置していた公衆喫煙所を、3月31日をもって撤去いたしました。これにより、受動喫煙の防止と駅前の良好な環境の実現を図ることができました。

引き続き、駅頭におけるキャンペーンなどのマナーアップに取り組みながら喫煙者、非喫煙者を問わず市民の皆様が快適に過ごせる駅前空間の実現に向けて取り組んでまいります。

5.日野橋の交通開放

令和元年10月12日の台風第19号の影響により通行止めとなっていた日野橋は、5月12日の午前10時に通行止めが解除され交通開放されました。

通行止め期間中は市民の皆様には大変ご迷惑をおかけしましたが、管理者である東京都により早期の応急復旧工事が進められました。

ここに早期復旧に向けた要請活動を行っていただいた議員各位に感謝を申し上げるとともに、今後の架け替え促進に向けてさらなる東京都との連携体制を構築してまいります。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
企画部市長公室へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。