市長の行政報告(令和4年第2回定例会)

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ページID1020070  更新日 令和4年6月23日

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1.ウクライナ避難者支援

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会においてウクライナのホストタウンとなった縁から、ロシアによる軍事侵攻が続いているウクライナを支援するため、日野市空手道連盟の皆さまとの応援動画の制作をし、市役所本庁舎などでは募金活動を始めました。市の主要施設3カ所に設置した募金箱以外にも、直接市へご寄付いただいたものもあり、併せて約900万円もの温かいご寄付をいただいております。
 また、市民・議会からのご意見も踏まえた中で、平和と人権、多文化共生を目指す自治体として、ウクライナからの避難者の受け入れを表明しました。これに伴い、3月30日から設置している「ウクライナ・ひのの暮らしサポートネットワーク」には、市民・団体から、44件の支援の申し出をいただきました。
 市内では、現在、2人の方が身を寄せています。これまで、避難者の不安や困りごとを聞き取り、窓口手続きの同行支援、市内外国人支援団体による日本語教室とのマッチングを行ったほか、保健師による健康チェックや、日野市医師会との連携により市内医療機関を紹介するなど、医療への支援も行いました。
 避難されてきた方の心のケアに気を配りながら、丁寧にニーズを聞き取り、各種支援へとつないでまいります。

2.災害情報と日野市公式LINEとの連携開始

 5月10日から、防災情報メールと日野市公式LINEを連動させた情報配信が可能となりました。
 新システムでは、気象庁の地震情報のほか、大雨や洪水、大雪など各種警報などの気象情報、およびミサイル発射情報などのJアラートによる国民保護情報を、自動で配信することができ、24時間リアルタイムの情報提供を行うことができます。
 今後も、災害時における情報を、迅速に配信できるよう努め、災害に強いまちづくりを進めてまいります。

3.市税や証明書交付手数料などのキャッシュレス決済を開始

 4月から、市税などの納付に、スマートフォン決済アプリが利用できるようになりました。専用のアプリをスマートフォンにダウンロードしていただき、納付書にあるバーコードを読み取ることで、いつでも・どこでも・簡単にお支払いが可能となりました。併せて、クレジットカードやネットバンキングによるお支払いもできます。
 また、市役所窓口での証明書交付手数料や市民の森ふれあいホール、南平体育館などの施設利用料の支払いにおいても、スマートフォン決済アプリや、クレジットカードのほか、交通系電子マネーなどのキャッシュレス決済が利用できるようになりました。4月末時点でのキャッシュレスの利用率は約12%となっております。
 引き続き、時代に即した多様な決済環境を整え、利便性向上に努めてまいります。また、コロナ禍における感染防止対策としても、ご自宅からの市税などの納付や、窓口での非接触での決済を進めてまいります。

4.環境保全協定を締結

 浅川清流環境組合では、可燃ごみ処理施設の稼働による公害を防止し、周辺に住む皆さまの健康と生活環境の保全を図るため、地元5自治会と環境保全協定を締結いたしました。本協定は、地元5自治会の代表者、学識経験者などで構成される検討委員会において、市民から寄せられた意見、市民向け説明会や自治会ごとの説明会で頂いた意見も含めて検討を重ね、それぞれの自治会でご承認をいただき、順次締結することができました。
 施設周辺の皆さまには、本協定の締結について、ご理解とご協力をいただきましたことに感謝を申し上げるとともに、今後とも、市民の皆さまに信頼される施設運営に努めてまいります。
 併せて、国分寺市、小金井市の市民の皆さまにも、本協定の意義をご理解いただき、引き続き、ごみの減量と分別の徹底について、呼び掛けてまいります。

5.ひの新選組まつりと歳の鬼あし多摩川ランニングを開催

 5月7日にひの新選組まつりを開催し、3年ぶりに隊士コンテストが行われました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、観覧数を絞り、コンテストの様子は「YouTube」で配信することとしました。全国から33人の隊長候補が高幡不動尊の会場に集結し、新選組への熱い思いを日野市からオンラインで全国・全世界に発信しました。残念ながら隊士パレードを行うことはできませんでしたが、来年につながるお祭りとして盛り上がることができました。
 また、4月8日から5月15日まで、新選組と日野市に関する問題に挑戦するWEB企画「ひの新選組まつりクイズ王段位認定」を開催しました。664人が挑戦し、日野市と新選組について知っていただく良い機会を作ることができました。
 5月14日には、歳の鬼あし多摩川ランニングを開催しました。これまで50kmと20kmの2つのコースを実施しておりましたが、今回は20kmのコースでの実施となりました。規模を縮小しての開催でしたが、3年ぶりの「鬼あし」ということもあり、約250人のランナーからは、「チアダンスの応援に勇気づけられた」「久しぶりに気持ち良く走ることができた」など、喜びと感謝の声を頂くことができました。
 コロナ禍においても、市民の皆さまと創意工夫しながら、日野市のまちおこしや活性化を行い、にぎわいのあるまちづくりを進めてまいります。

6.南平体育館がオープン

 4月1日に南平体育館がオープンしました。昨年12月に建設工事が完了し、3月には地域の方々や関係団体の皆さまへの内覧会やプレオープンイベントを開催しました。4月の1カ月間に約7,000人の方々にご利用いただいております。
 生まれ変わった南平体育館は、バスケットボールコートを2面とれるメインアリーナ、トレーニングルーム、弓道場のほか、スポーツ以外にも会議や文化芸術活動にも利用できる多目的ルーム、ラウンジ、コミュニティスペースなどが整備されております。「スポーツと健康」、「交流の場」および「防災の拠点」として、地域全体に活気と潤いを生み出す、「まちなかアリーナ」として活用を図ってまいります。
 多くの市民の皆さまにとって、身近で親しみやすい体育館を目指してまいります。

7.75歳以上のひとり暮らし・高齢者のみ世帯への訪問調査を実施

 4月より、75歳以上のひとり暮らしや高齢者のみの世帯の方へ、健康状態や生活状況の聞き取りのための訪問調査を開始しました。
 訪問調査は、高齢者の見守り支援を行っている「見守り推進員」や地域で高齢者への生活支援などを実施している市民団体の方にご協力いただいております。
 市内9カ所の地域包括支援センターと連携し、支援が必要な高齢者には速やかに対応し、既に支援につなげております。
 コロナ禍による外出制限などから高齢者の孤立が問題となっています。支援を必要としている高齢者が地域で取り残されることのないよう、引き続き積極的な働きかけを行ってまいります。

8.新型コロナウイルスワクチン接種の状況

 新型コロナウイルスワクチン接種状況については、5月24日現在、対象者約169,000人のうち、およそ88%の方が1・2回目の接種を、64%の方が3回目の接種を完了しております。65歳以上の高齢者については、およそ88%の方が3回目の接種を完了したところです。
 高齢者については、新型コロナウイルスにかかると、重症化するリスクが高くなりますので、未接種の方については、接種を検討いただくよう、必要な情報をワクチンNEWSなどで発信してまいります。
 また、若年層の方については、5歳から11歳の小児の1・2回目の接種を3月11日から、12歳から17歳の方の3回目接種を4月18日から開始しました。
 4回目の接種は6月下旬から本格化されます。3回目の接種後、5カ月以上経過した60歳以上の方と18歳以上で基礎疾患を有する方が対象になります。
 ワクチン接種を希望するすべての市民の方へ、早期の接種が実施できるよう、引き続き取り組んでまいります。

9.父親向け子育て情報冊子「THE DAD TIMES in Hino city(ザ ダッド タイムズ イン ヒノ シティー)」 を発行

 令和2年度から民間企業と子育て支援に関する協定を結び、子育て情報冊子を発行しております。令和3年度は、子育てひろばに来所しているお父さんたちの座談会や、産後のお母さんの心身の変化、日野市のお出かけスポットの情報、育休制度などの情報を盛り込み、父親も楽しんで育児に参加できることをイメージできるような子育て情報冊子として、「THE DAD TIMES in Hino city」を発行しました。
 コロナ禍にあって、子育ての不安や悩みを抱えて孤立する保護者が増える中、孤立化を防ぐためには、子育て支援の充実はもとより、必要な情報を着実に市民に届けるための情報発信の工夫も重要となっております。引き続き、父親の育児参加が進みつつある現状をさらに後押ししてまいります。

10.豊田小学校東校舎が完成

 豊田小学校東校舎が完成し、4月から新校舎を使用した新学期がスタートしました。2年にわたる工事期間中、多くの方々にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
 新東校舎は学区域の児童数の増加に対応するため、旧東校舎の約10倍規模の施設を整備しました。新東校舎には新たにエレベーターを設置して既存校舎と各階で接続することでバリアフリー化を図るとともに、普通教室や音楽室、理科室にICTの活用を推進するため電子黒板機能付きプロジェクターを設置するなど、充実した学習環境となっております。また、廊下から調理風景が見える新しい給食室では、日野産の農産物を積極的に使った安全で安心なおいしい給食が提供されています。
 そして、地域の方も利用いただける会議室や学童クラブも併設し、「豊田地域の核」となる施設としても整備されております。
 子どもたちが、この新校舎を活用し、笑顔あふれる生活を送り、健やかに成長してくれることを切に願っております。

11.日野市立病院が「地域医療支援病院」に

 3月31日に日野市立病院が東京都より「地域医療支援病院」の承認を受けました。この制度は地域のクリニックと病院が担う役割分担を明確に区分するもので、市立病院では、手術の必要な患者や救急患者の受け入れを積極的に行い、急性期医療を担う地域の中核病院としての役割を強化していくものです。
 また、病院内に「患者総合支援室」を開設しました。患者の皆さまの入退院や医療、介護、福祉に関する相談を受けるワンストップ窓口機能の充実や、地域のクリニック(かかりつけ医)との役割分担と一層の連携強化を図ってまいります。
 これからも、公立病院として、日野市における地域包括ケアシステムの一翼を担い、市民に信頼され選ばれる病院となるよう努力してまいります。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
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