市長の行政報告(令和3年第3回定例会)

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ページID1018617  更新日 令和3年12月17日

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1.市政の信頼回復に向けた取り組み

 日野市内部統制基本方針を、8月23日に決定しました。今後は、財務や情報管理などに関する事務の効率的かつ適正な執行に着実に取り組むとともに、統制環境の整備や運用の状況について、内部統制評価報告書として市議会に提出し、公表してまいります。また、3月に条例制定した内部通報制度を6月から施行いたしました。
 こうした取り組みにより、元副市長問題に象徴される不正行為を起こさないためにガバナンス・コンプライアンスの強化や市政運営の透明性の一層の向上を図り、信頼される市政を構築します。

2.東京2020オリンピック・パラリンピックでの取り組み

 新型コロナウイルスの影響により、公道でのオリンピック聖火リレーは中止となりましたが、7月10日に八王子市の富士森公園にて、点火セレモニーが実施されました。
 日野市内を走行予定であったランナーによるトーチキスにより聖火がつながれ、7月23日のオリンピック開会式で聖火台に点火されました。
 日野市がホストタウンとなっているウクライナからは、7月22日に9人の空手選手団が来日し、8月2日まで市民の森ふれあいホールで事前キャンプを実施しました。選手団から、「完璧な練習環境の提供、心温まる応援に対し、深く感謝する」旨のメッセージが伝えられ、万全な新型コロナウイルス対策のもと、事前キャンプは無事成功しました。
 3人が大会に出場し、銀メダル1個、銅メダル1個を見事に獲得しました。表彰式では、銀メダルに輝いた選手がHINO2021()とデザインされたマスクを着用し、迎える側と迎えられる側双方が喜びを分かち合える瞬間となりました。
 8月20日には、旭が丘中央公園にある()聖歌(たつみせいか)の童謡「たきび」の歌碑()の前において、パラリンピックの採火式を行いました。22日には、国分寺市内にて点火セレモニーが実施され、その火が24日のパラリンピック開会式で聖火台に点火されました。

3.「広報ひの」リニューアル

 これまで毎月2回、1日と15日に発行し、市政情報をお知らせしてきました「広報ひの」を、8月から毎月1回1日の発行とし、誌面もリニューアルいたしました。
 市政情報をより分かりやすくお伝えし、市民と行政の協働のまちづくりにつなげていくため、1カ月の情報を1冊にまとめるとともに、ユニバーサルデザインフォントを活用し、文字を大きく、行間を広くとり、横書き・左とじの誌面といたしました。さらに、目次の掲載やQRコードによるホームページなどとの連携、休日診療情報の拡充などを図りました。また、改善に向けたアンケートなども行ってまいります。
 誰一人取り残さない“伝わる広報”を目指し、必要な情報を分かりやすくお届けする誌面づくりに取り組んでまいります。

4.石田環境プラザを開設

 ごみ減量やリサイクル情報の発信、地域コミュニティー、そして地域防災の拠点として整備を進めてきました「石田環境プラザ」を7月10日に開設しました。1階は多世代が交流できるホール、地域の歴史やごみ減量についてPRする情報発信コーナー、市内の公共施設初のフードドライブ常設窓口を設置しております。2階は地域の活動拠点として利用できるよう整備しました。
 併せて隣接する新井公園をリニューアル整備し、公園遊具などを新設するとともに、用水にも親しめ、移動図書館「ひまわり号」が定期的に巡回する施設といたしました。
 今後、ごみ減量の施策を中心にSDGs未来都市として、さまざまな情報を発信してまいります。

5.PayPay(ペイペイ)による市内消費喚起事業の実施(第2弾)

 新型コロナウイルスの影響で厳しい状況にある市内事業者の売上確保、および市内経済の回復を目的に令和2年度に続き「PayPay使って日野でお買い物!最大30%戻ってくるキャンペーン第2弾」を、7月1日から8月31日まで実施しております。8月15日時点の実績で、約4億7,500万円が市内で決済されました。内訳では、飲食業で約1億5,700万円、各種小売業で約1億7,100万円、理美容などのサービス業で約1億1,400万円となっており、新型コロナウイルスの影響を受けている業種で利用され、多くの中小企業者支援につながっております。
 引き続き、市内中小企業者の経営状況を把握し、事業継続と雇用維持のため、日野市商工会との連携により、さらなる支援策を実施してまいります。

6.新型コロナウイルスワクチン接種の状況

 5月12日から、市内のクリニックなどで行う個別接種と市が開設する会場で行う集団接種を併用して、ワクチン接種を開始しました。日野市医師会および日野市薬剤師会の協力により順調に接種が進み、当初の予定を大幅に繰り上げ、59歳以下の方については8月2日から、12歳から15歳までの方については8月16日から予約の受付を開始することができました。 
 一方で、アレルギー体質であるなどの理由から、個別接種会場や集団接種会場で接種を受けることができず、クリニックなどから紹介があった方に対しては、救急医療および入院体制が整っている市立病院で対応しております。これまでに130人以上の方に接種し、重い副反応の報告は受けておりません。
 8月22日時点において、市内にお住まいの65歳以上の方、約4万8,000人のうち、およそ85%の方が2回目の接種を完了しております。また12歳以上64歳以下の方、約12万2,000人のうち、およそ41%の方が1回目の接種を完了し、18%の方が2回目の接種を完了したところです。
 ワクチン供給などで課題もある中、見通しが立てづらい状況ではありますが、ワクチン接種を希望するすべての市民の方へ早期の接種が実施できるよう、引き続き取り組んでまいります。

7.デジタル格差解消に向けた取り組み

 高齢者のデジタル格差を解消し、誰一人取り残さない日野にするため、令和3年度から高齢福祉課、地域協働課、中央公民館の3課が連携した「シニアICT支援事業」に取り組んでいます。
 市の主催事業としての高齢者向けの「スマートフォン使い方講座」の他、高齢者の身近な相談窓口である市内9カ所の地域包括支援センターにおいても「スマートフォン初級講座」を実施しました。また、自治会や地域団体による講座の実施に向けた取り組みを支援するため、スマートフォンやWi()Fi()ルーターなどの機材の貸し出し、市民と協働で作成したテキストの配布、会場の確保や各種アドバイスなども行っております。さらに講座のボランティア講師として活躍できる人材を育成するため「スマホマイスター養成講座」も実施しております。
 今後も、関係各課がそれぞれの強みを生かし、連携を図りながら、地域福祉の向上とデジタル格差の解消に向け、取り組んでまいります。

8.ひのっ子頑張っています

 この夏もスポーツに音楽に、日野の子どもたちが頑張りました。
 スポーツでは、大坂上中学校女子ハンドボール部が関東大会に出場しました。水泳の関東大会では、日野第一中学校の女子チームが総合1位となり、日野第四中学校の女子チームは総合3位となるなど、好成績を収めました。日野第四中学校は他にも、陸上の女子が関東中学校陸上大会において1500mで7位入賞を果たしています。このほか、日野第一中学校の女子が関東中学校柔道大会で3位となりました。
 音楽では、東京都中学校吹奏楽コンクールにおいて、日野第四中学校、三沢中学校、平山中学校が金賞を受賞しました。また、旭が丘小学校、七生緑小学校が、第88回NHK全国学校音楽コンクール東京都大会に出場します。
 コロナ禍において、感染防止対策を徹底しながら、暑さをものともしないで頑張る“ひのっ子”たちに、そしてご指導をいただいている皆さまの熱意に対して、感謝とエールを送ります。

このページに関するお問い合わせ

企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
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