市長の行政報告(令和7年第3回定例会)
1.第11回平和首長会議被爆80周年記念総会に出席
8月8日から10日まで、長崎市で行われた第11回平和首長会議被爆80周年記念総会に出席しました。この総会は、4年に一度、広島市と長崎市が交互に開催地となり、国内外の加盟都市が参集するものです。今回は戦後80年を記念して「核兵器のない世界を目指して~地球市民として描く平和な未来~」という基調テーマを掲げ、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典への参加や基調講演、会議などのプログラムが行われました。
平和文化の振興に関する会議では5つの分科会が行われ、そのうち「平和教育」の分科会において、日野市として、平和派遣事業や小学校での平和講話会などの取り組み発表を行いました。
これからも、核兵器廃絶・平和都市宣言都市として、戦争体験者の体験や証言を伝承し、未来を担う若者や子どもたちの平和意識を醸成する取り組みを展開してまいります。
2.「第2回ひの版のど自慢大会」を開催
8月24日に、「第2回ひの版のど自慢大会」を開催しました。
約250組の応募から一次選考を通過した90組が、5月30日に行われた二次予選に進み、歌唱やパフォーマンス、ひの愛、のど自慢への意気込みを語っていただきました。本選では二次予選を突破した25組と昨年の優先出場権を獲得した1組を加えた26組が熱演し、会場となったひの煉瓦ホールの大ホールは多くの観覧者で賑わいました。
この大会は、令和4年度に開催したNHKのど自慢大会の機運を継承し、令和6年度に開催したひの版のど自慢大会が小ホールで大変好評だったことを踏まえて、今回は大ホールに規模を拡大しました。
観覧希望者も非常に多く、大盛況により入場整理券の配布が10日間で終了しました。当日は、多くの観客が見守る中、ミュージカル風の歌声で観客を魅了した市内在住の小学生・中学生二人組「Sunflowers(サンフラワーズ)」が最優秀賞を受賞しました。
今後は、市民の方々にも運営に携わっていただくなど、大会をともに創り上げる仕組みを考え、さらに市民の芸術文化活動の場を盛り上げてまいります。
3.「日野市スポーツギャラリー展」を開催
7月12日から1カ月間にわたり、市役所1階において、日野市をホームタウンとするスポーツチームの「日野市スポーツギャラリー展」を開催しました。
東京ヴェルディ、日野レッドドルフィンズ、読売ジャイアンツの3チームのパネル展示や、試合観戦に市民を招待するイベント情報の周知を行いました。また、市民などから寄せられた応援メッセージや、選手が実際に使用した用具・ユニフォームなども展示し、来庁者にスポーツを身近に感じていただける機会となりました。
今後も、市民の皆さまとともに各スポーツチームを応援してまいります。
4.南平交流農園に関する説明会を開催
8月12日に、南平交流農園に関する説明会を開催しました。この説明会は、9月からの開園に向けて、利用を検討している方々を対象に、交流農園の特性を理解してもらうことを目的に実施したものです。
南平交流農園は、従来の区画貸し方式とは異なり、利用者が共同で農作業を行う新しいタイプの農園です。コーディネーターによる耕作計画づくりの支援や耕作指導を行います。また、利用者が一緒に農作業を行うことから、農業初心者でも気軽に参加できる農園となっています。
説明会には27名の方にご参加いただき、交流農園に対する期待の声も寄せられました。自治体が生産緑地を直接保全する手法として、共同利用型の交流農園を開設することは、全国初の取り組みとなります。
引き続き、市民の皆さまが農に触れる機会の一つである市民農園事業を通じて、農業に親しむ市民を増やし、農業への理解を促進してまいります。
5.潜在保育士の再就職に向けて実態調査・説明会を開始
7月から保育士資格を持つ方々を対象に、保育士の就業環境改善や支援の在り方を検討するため、保育士有資格者実態調査を開始しました。また、8月23日から潜在保育士の再就職促進を図るため、日野市の保育園や支援制度の情報提供などを行う「保育のお仕事説明会」を開催しています。
この取り組みは、保育士不足の課題を受け、保育資格を持ちながら現場から離れている方の復職支援を行うものです。5月29日に、エンパワー・サポート株式会社と「日野市の保育の質の向上に関する連携協定」を締結し、官民共創により潜在保育士の掘り起こしを進めています。
今後は、同社のアプリ「ちょこっとほいく!」を活用し、自分のペースで1日単位・短時間から柔軟に働くことから始め、長期の雇用に繋げていく取り組みを行います。
引き続き、未来を担う子どもたちの良好な保育環境のために、保育士が安心して働ける環境を整備し、保育士不足の解消を進めてまいります。
6.「ひのっ子」頑張っています
この夏もスポーツに音楽に、日野の子どもたちが頑張りました。
日野第一中学校では、陸上部女子が関東大会と全国大会にそれぞれ出場しました。また、七生中学校では水泳男子が、三沢中学校では陸上部女子が、大坂上中学校ではハンドボール部男子が関東大会に出場しました。
音楽においても、東京都中学生吹奏楽コンクールで、大坂上中学校、平山中学校が金賞を受賞したほか、平山小学校が、第92回NHK全国学校音楽コンクール東京都コンクール本選で金賞を受賞し、関東甲信越ブロックコンクールに駒を進めています。
厳しい暑さの中で一生懸命に頑張る“ひのっ子”たちへエールを送るとともに、ご指導・ご支援をいただいている皆さまに対して、心から感謝を申し上げます。
7.市内中学校講演 「やっぱり日野だね ~魅力あふれる日野をつくろう~」
7月8日に、「持続可能な日野市を地域と私たちの手で」をテーマに、探究的な学びに取り組む市内中学校で「やっぱり日野だね ~魅力あふれる日野をつくろう~」と題して講演しました。
講演では、市の将来人口ビジョンを踏まえ、持続可能なまちづくりや地域経済の活性化などについて、現状と課題をとりあげました。また、日野市が将来にわたって持続可能なまちであり続けることへの願いや想い、さらには若い世代が市外に出ても「また戻ってきたいふるさと」であって欲しいというメッセージを込め、日野市の魅力を語りました。
講演終了後の生徒からのアンケートでは、「日野の魅力を知る機会になった」「日野の魅力がたくさんあり改めて日野の良さを実感した」など数多くの意見が寄せられました。
今後も、未来を担う若い世代の皆さまが、日野の魅力を知り、将来にわたり「やっぱり日野だね」と実感できるまちづくりをともに進めてまいります。
8.図書館の新システムが運用開始
7月1日より、図書館システムが新しくなりました。市立図書館および学校図書館で利用されるシステムが刷新され、市立図書館ホームページもリニューアルしました。
市立図書館の新システムでは、スマートフォンなどで利用者カードを表示することで、貸出などの手続きができるようになり、これまで図書館への来館が必要だったホームページのログイン用パスワード再発行手続きが電子申請できるようになりました。
学校図書館の新システムでは、情報共有ツールが導入され、サポートデスクの機能を備えていたり、学校図書館同士で情報を交換したりできるようになりました。
引き続き、地域や学校の学びや読書を支える拠点として、サービスの向上と充実を図ってまいります。
このページに関するお問い合わせ
企画部 市長公室
直通電話:市民相談係 042-514-8094 広報係 042-514-8092
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
東京都日野市神明1丁目12番地の1 市民相談:日野市役所1階、広報・秘書:日野市役所4階
企画部市長公室へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。