浅川と向島用水親水路

今年の初夢はどうでしたか？富士山の夢は見られましたか？夢の中だと、宇宙船や妖精などファンタジックなものが簡単に見えても、なかなか富士山は見られませんね。でも、ちょうど実物が日野市から見えてて、アメリカの海で育てられた私にとってそれはそれで十分夢のような風景でした。

みんな知っていましたか？日野市は冬になると、空気が澄んでいて遠くまで見えます。浅川に沿っていけば、富士山が見えるところが何か所もあります！先の写真を撮ったふれあい橋もその一つです。

ふれあい橋からは冬の富士山だけではなく、どの季節でも日の光をキラキラと反射している浅川が見られます。浅川は名前の通り浅く、八王子の山からゆっくりと多摩川まで流れています。日野市では水遊びで人気があって、夏にはアユまつりがふれあい橋の下で開催されています。

ふれあい橋からちょっと歩くと、向島用水親水路というところがあります。親水路は浅川から水を取って、木々の隙間を通って日野市の潤徳小学校の裏を流れています。今はこのように緑いっぱいですが、実は昔の向島用水はコンクリートの護岸でした。何年か前に、生き物が住みやすくなるようにコンクリートが取り除かれて、その代わりに雑木が植えられました。今はもう、親水路として生まれ変わっていて、木々の向こう側にビルや車が普通にあると思えないぐらい自然にあふれています。

自然と清流で、野鳥観察にすごく向いています！おなじみのスズメなどから、もっと珍しいカワセミまでたくさんの鳥がいます。ちょっと探してみたら、私の大好きなカモもいました。水がきれいで、カモの足が水を掻いているのがよく見えました。

向島用水親水路脇の散策路を歩けば、水車もあります。訪れた日は回っていませんでしたが、木でできていて、子どものころに読んだおとぎ話に出てきそうな雰囲気があってとてもきれいでした。休憩スポットから見えて、周りにある石の壁や木々でナチュラルな感じで癒されます。春になったら、再び木々に新緑が芽生えて、また別の楽しみが待っています！