会津まつり

舞台は19世紀。200年間続いた鎖国が終わり、急な変化に日本の政治状況がついていけず、戊辰戦争という内戦が起こってしまいました。約一年半続いた戦争の中の会津戦争では、福島県にある鶴ヶ城が新政府軍によって攻城されました。会津藩と一緒に肩を並べて城を守っていた戦士には、新選組隊士も含まれていました。

149年後、日野市で活躍している新選組パレード隊・ひの新選組同好会は今でも毎年9月に、会津まつりに参加しています。このまつりは、会津の長い歴史を振り返り、会津の先人を慰霊、感謝するために行われています。

会津まつりは毎年福島県会津若松市で開催されています。3日間続くイベントのハイライトは、500人の戦士が出陣して無事鶴ヶ城に帰陣する場面を描いたパレードです。今月23日に、藩主が兵隊を集めて出陣させるパフォーマンスの後、日野市出身の土方歳三など、歴史上の人物を演じた方々がそれぞれ部隊を率いて、城から大通りに出ました。

6キロ程の長いコースはどこも観客でびっしりでした！会津若松市の市民のみなさんや、日本内外の観光客がみんな一緒に日野市の新選組パレード隊と同好会を温かく迎えました。隊士とハイタッチしに手を延ばす子供たちや、「今年も来てくれてありがとう！」のサインを笑顔で振ってくれた方も数えきれないぐらいいました。

たくさんの応援と「がんばれ」の掛け声に応えて、隊士が抜刀して殺陣（たて）という剣術のショーをしました。福島県のみんなが楽しみにしていただけあって、すごくかっこいい演技でした！

今年も鶴ヶ城を守り切ったパレード隊は、次のイベントに向けて準備中です。真面目にできるだけ忠実な演技に心がけているところがまさしく新選組の「誠」にふさわしいです！他市で新選組への関心を盛り上げる他に、地元の日野市でも活躍しています。五月のひの新選組まつりにいつも参加していて、殺陣を披露したりしています。今から待ち遠しい！

新選組の恰好をしてみたい、剣術を試してみたい方は新選組のふるさと歴史館でできますので、ぜひやってみてください。

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