平和のつどい(令和6年7月17日プレスリリース)
8月4日(日曜日)、多摩平の森ふれあい館にて、日野市核兵器廃絶・平和都市宣言の成り立ちを学ぶイベントを行います。日野市初、グラフィックレコーディング(※)の手法でお子様にも分かりやすく、解説します。約40年前、世界に核配備が広がる中、この日野市で、世界の恒久平和と平和な日常を願う同宣言が誕生しました。色あせることない当時の日野市民の平和の願いに触れ、一緒に平和を考えてみませんか。
今から約40年前の昭和57年(1982年)に、日野市民の皆様から市議会へ、ある請願が提出されました。核兵器廃絶と世界恒久平和を願う「非核都市宣言に関する請願」です。この請願は採択され、その後「日野市核兵器廃絶・平和都市宣言」が誕生しました。
宣言では、核兵器は人の命を奪い、環境と文明を破壊し、地球を持続不可能な状態に陥らせることが表現されています。そして、戦争のない平和な日常がなければ、市民生活は成り立たないことを、力強い文章で訴えています。地球の持続というグローバルな視点と、平和な日常を願うローカルな視点を持ち合わせた、時代を先取りした宣言です。どのようにしてこの誇らしい宣言ができたのか、分かりやすく紐解き、未来に向けて継承していくことを考えます。
令和4年から5年までの2年間に、この宣言について、市民の皆様と勉強会、意見交換会、市民アンケートを行った結果、宣言制定40周年を機に宣言を未来に繋いでいくにあたって2つの方向性が見出されました。
- 「日野市核兵器廃絶・平和都市宣言」をこのまま大切に継承していく。
- 子どもから大人まで参加しやすく、市民の皆様一人ひとりが平和について学ぶ きっかけとなる取り組みを行っていく。
この2つの方向性についての報告を含め、宣言を未来に繋ぐため、平和のつどいを開催します。日野市民から生まれた40年という歴史ある宣言の想いを、ぜひ取材および掲載をお願い致します。
※グラフィックレコーディングとは、話されたことだけでなく、まだ言葉になっていない想いや感情をキャッチして描くことで、理解と共感を深める方法です。
概要
- 日時 8月4日(日曜日)午前11時00分~午後0時45分
- 会場 多摩平の森ふれあい館 集会室5(日野市多摩平2-9)
- 構成
【初めに】
日野市長 大坪 冬彦
【第1部】
日野の戦争の記憶
講師:日野市郷土資料館学芸員 秦 哲子
【第2部】
日野市平和宣言誕生のお話&グラフィックレコーディング
講師:明星大学人文学部教授竹峰誠一郎氏
グラフィックレコーダー:肱岡 優美子氏
参考資料
日野市核兵器廃絶・平和都市宣言(昭和57年(1982年)10月8日制定)
巨大な量の核兵器は、米ソ両国の戦略兵器制限交渉などをもってしても、もはやその拡大を止められない事態となっている。
ひとたび核兵器が使用されることになれば、その結果は全人類とその文明の滅亡であることはいうまでもない。
日野市は、核兵器が地球上から姿を消す日まで、その廃絶を叫び、平和が市民生活の基本であるとの理念のもとに、ここに日野市が核兵器廃絶・平和都市であることを宣言する。
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このページに関するお問い合わせ
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男女平等ダイバーシティ推進係・平和と多文化共生係
直通電話:042-584-2733
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