大腸がん

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ページID1018756  更新日 令和5年7月4日

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大腸がんの特徴

大腸がんは、男性のがん死亡率第3位、女性のがん死亡率第1位です。

大腸がんは、大腸(結腸・直腸)に発生するがんで、腺腫という良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。

早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。症状としては、血便(便に血が混じる)、下血(腸からの出血により赤または赤黒い便が出る、便の表面に血液が付着する)、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、体重減少などがあります。

血便や下血は、痔などの疾患でもしばしばみられるため、見過ごしてしまいがちですが、がんが進行している可能性もあります。

早期に発見できた場合、5年後の生存率(診断から5年後に生存している割合)が約90%以上と言われています。

大腸がんのリスク要因

大腸がんのリスク要因として以下のものが挙げられます。

  • 赤肉(牛、豚、羊など)や加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)の摂取
  • 飲酒
  • 喫煙
  • 家族性大腸腺腫症やリンチ症候群、潰瘍性大腸炎やクローン病などの既往がある

大腸がんの予防

バランスのよい食生活
牛・豚・羊などの赤肉や加工肉は大腸がんのリスクを上げるとされています。また、食物繊維を含む食品が大腸がんのリスクを下げるとされています。野菜や海藻、きのこ類などを積極的に摂取することを意識しましょう。
節酒する

1日あたりの平均アルコール摂取量が、純エタノール量換算で23g未満の人に比べ、46g以上の場合で40%程度、69g以上で60%程度、がんになるリスクが高くなります。
飲む場合は純エタノール量換算で1日あたり約23g程度までとし、飲まない人、飲めない人は無理に飲まないようにしましょう。毎日飲む人は以下のいずれかの量までにとどめましょう。

飲酒量の目安(1日あたり純エタノール量換算で23g程度)

種類 飲酒量の目安
日本酒 1合
ビール大瓶(633ml) 1本
焼酎・泡盛 原液で1合の2/3
ウィスキー・ブランデー  ダブル1杯
ワイン ボトル1/3程度

 

適度な運動
運動は、結腸がんのリスクを確実に下げることが報告されています。厚生労働省は、「歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分行うこと」、それに加え「息がはずみ、汗をかく程度の運動を毎週60分程度行うこと」を推奨しています。
禁煙
たばこが大腸がんをはじめとするさまざまながんの原因となることが、科学的に明らかにされています。また、たばこを吸うと、本人だけでなく、吸わない人にも健康被害を引き起こします。
がんを予防するためには、たばこを吸わないことが最も効果的です。現在たばこを吸っている人も、禁煙することによってがんになるリスクを下げることができます。

日野市大腸がん検診

日野市大腸がん検診は、厚生労働省の「がん予防重点教育及びがん検診実施のための指針」に定められた検査項目を実施しております。

便潜血検査(2日法)
2日間の便を容器にとり、便中に含まれる血液の有無を調べます。
便が大腸内でがんやポリープなどと接触することによって生じた出血の有無を調べます。

出典

国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策研究所

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康課
直通電話:042-581-4111
ファクス:042-583-2400
〒191-0011
東京都日野市日野本町1丁目6番地の2 生活保健センター
健康福祉部健康課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。