子宮がん
子宮がんの特徴
子宮がんは、子宮頸部にできる「子宮頸がん」と、子宮体部にできる「子宮体がん」とに分類されます。
子宮頸がん
子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分から発生します。
好発年齢:30歳代から60歳代(30から40歳代の罹患数、死亡数が最も高い)
自覚症状:月経中でないときや性交時に出血、濃い茶色や膿うみのようなおりものが増える、水っぽいおりものや粘液が多く出る。さらに進むと下腹部や腰が痛んだり、尿や便に血が混じったりすることもある。
子宮体がん
子宮内膜から発生します。
好発年齢:40~60代(50代でピーク)
自覚症状:不正出血、帯下、下腹部痛が主な症状ですが、初期に下腹部痛は伴わないこともある。
子宮がんのリスク要因
子宮がんのリスク要因として以下のものが挙げられます。
子宮頸がん
- たばこ
- HPV感染
HPVとは【ヒトパピローマウィルス】のことで、型は100種類以上あります。その中でもHPV16とHPV18が子宮頸がんに影響していると言われています。
子宮体がん
- 肥満
- 高血圧、糖尿病
- 未経産婦、エストロゲン製剤の長期使用
子宮がんの予防
子宮頸がん
- 禁煙
- たばこが子宮がんをはじめとするさまざまながんの原因となることが、科学的に明らかにされています。また、たばこを吸うと、本人だけでなく、吸わない人にも健康被害を引き起こします。
がんを予防するためには、たばこを吸わないことが最も効果的です。現在たばこを吸っている人も、禁煙することによってがんになるリスクを下げることができます。 - HPVワクチン
- 子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
子宮体がん
- 適度な運動
- 厚生労働省は、「歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分行うこと」、それに加え「息がはずみ、汗をかく程度の運動を毎週60分程度行うこと」を推奨しています。
日野市子宮がん検診
日野市子宮がん検診は、厚生労働省の「がん予防重点教育及びがん検診実施のための指針」に定められた検査項目を実施しております。
- 細胞診
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ブラシなどで子宮頸部を擦って、採取した細胞をガラス板に固定し、それを色素で染めて顕微鏡で見る検査です。
- 出典
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国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策研究所
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