肺がん
肺がんの特徴
肺がんは男性の死亡率で第1位となっています。
気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。 進行すると、がん細胞は周りの組織を壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れにのって転移することもあります。
「この症状があれば必ず肺がん」という症状はなく、症状がないうちに進行していることもあります。咳や痰、痰に血が混じる、発熱、息苦しさ、動悸、胸痛などがあげられますが、いずれも肺がん以外の呼吸器の病気にもみられる症状です。
肺がんのリスク要因
肺がんのリスク要因として以下のものが挙げられます。
- 喫煙
肺がんのリスク要因は主に喫煙ですが、タバコを吸わない人も受動喫煙のリスクがあります。
喫煙を始めた年齢が若く喫煙量が多いほどそのリスクが高くなります。 - 職業的暴露(有害物質にさらされる環境にある職業)
- PM2.5による大気汚染
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)の既往がある
- 家族に肺がんの既往がある
肺がんの予防
- 禁煙
- 肺がんを予防するために、たばこを吸っている人は禁煙し、吸わない人はたばこの煙を避けて生活しましょう。禁煙を始めてから10年後には、禁煙しなかった場合と比べて肺がんのリスクを約半分に減らすことができます。
禁煙外来について
日野市健康課では禁煙相談を実施しています。
禁煙に関してご興味のある方は健康課までご相談ください。
日野市肺がん検診
日野市肺がん検診は、厚生労働省の「がん予防重点教育及びがん検診実施のための指針」に定められた検査項目を実施しております。
- 胸部X線直接撮影(胸部レントゲン)及び高危険軍(※)に対する喀痰細胞診の併用法
※喀痰検査は50歳以上で、喫煙指数(1日本数×喫煙年数)600以上を超える場合
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胸部X線検査
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レントゲン検査です。
胸部全体にX線を照射して撮影し、肺にがんを疑う影がないか調べます。 -
喀痰細胞診
- 痰の中に出てきたがん細胞の有無を調べる検査です。胸部X線検査で見つけることが難しい肺門部のがんを検出できる可能性があり、X線検査と併用することがあります。1回だけの検査ではがん細胞を発見しにくいため、数日分の痰を採取して検査します。
- 出典
- 国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策研究所
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