日野市大学の魅力PRレポート 明星大学:岩見 徳雄

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ページID1022920  更新日 令和8年2月19日

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研究室概要

研究者
岩見 徳雄
大学名・職位
明星大学・准教授
住所
〒191-8506 東京都日野市程久保 2-1-1
研究領域
生態工学, 微生物生態学
研究キーワード
アオコ抑制、水質改善、捕食圧、捕食-被食相互作用、ミクロシスティス、生態工学
窓口担当
研究支援チーム
電話
042-591-5094
ファクス
042-591-5644
メール
chizai@gad.meisei-u.ac.jp

技術PR事項

水圏生態系の捕食者の捕食圧を高めて有害ラン藻の異常発生(アオコ)を抑制する

 富栄養化の進行した池沼〔写真 1〕ではラン藻 Microcystis(ミクロシスティス)〔写真 2〕からなるアオコが大発生し利水問題を引き起こしています。当研究室では水圏生態系における捕食者被食者生物間相互作用に着目し、捕食の効率化を図ることでMicrocystis の大発生を抑制できるプロセス開発を目指しています。

アオコ現象の写真
写真 1 富栄養化によるアオコ現象
原因種の写真
写真 2 アオコ原因種のMicrocystis

1.概要

 Microcystisは多糖質に包まれた細胞群体を形成するため周囲の捕食者(原生動物、微小後生動物など)に容易に捕食されないことが大発生の一因として挙げられています。これまでの研究で、Microcystisの細胞群体を物理的に個々の細胞に解体した結果、原生動物鞭毛虫類Monas sp.(モナス)〔写真3〕の捕食圧は高まり効率よく Microcystis が減ることを室内実験で確認しました〔図 1〕。Microcystis を消化した捕食者からは窒素やリンなどの栄養物が水中に放出され、再び Microcystis に利用されてしまうので、その対策として水生植物に栄養物を吸収させて除去するプロセスを考案しました〔図2〕。このプロセスの実用化に向けて Microcystis が発生するタイ 国の内水面養殖池で検証実験を行っています。

Microcystisを捕食するMonas sp.の写真
写真 3 Microcystisを捕食するMonas sp.
捕食圧の増加のイラスト
図 1 細胞群体解体による捕食圧の増加
イラスト:明星大学 岩見徳雄 研究に関するイラスト Microcystis 抑制プロセス(構想)の図2
図 2 Microcystis 抑制プロセス(構想)
(1)Microcystisの細胞群体を解体する。
(2)高密度に保持された捕食者がMicrocystisの細胞を捕食・分解する。
(3)水生植物が栄養物を吸収する。

2.希望する連携内容(共同研究、試作品作りなど)と相談に対応できる技術分野

【適用分野】公園や寺院などの池、内水面養殖池や釣堀、ゴルフ場のバンカーなどのアオコ対策
【観測・研究ヤードの提供】アオコでお悩みの池などがありましたら観測や研究ヤードとして使用を希望。
【求める技術】Microcystis の細胞を破壊せずに細胞群体を効率よく個々の細胞に解体する技術(装置)

特記事項

  • 報文:岩見徳雄, 板山朋聡:富栄養化池沼におけるシアノバクテリア抑制への取組み -シアノバクテリア抑制の生態工学研究-, 土木技術, Vol. 68, No. 10, 53-57, 2013.

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このページに関するお問い合わせ

産業スポーツ部 産業振興課 ものづくり推進係
直通電話:042-514-8442
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686東京都日野市神明1丁目12番地の1 日野市役所3階
産業スポーツ部産業振興課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。