地域ケア会議について
地域ケア会議とは
現在日本では、諸外国に例を見ないスピードで高齢化が進行しています。日野市においても、団塊の世代が75歳以上となる令和7年(2025年)には、高齢化率はおよそ25.7%、75歳以上が16.1%と予測されており、今後市民の医療や介護の需要がますます増加することが見込まれています。
このような状況の中、日野市では「いつまでも安心して自分らしく暮らせるまち 日野」を目標とし、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を推進しています。
地域ケア会議は、地域包括ケアシステムを実現させるための手段の一つです。地域ケア会議は、市や地域包括支援センターが主催し、介護や医療の専門職だけでなく、地域住民やボランティアを含めた多職種によって構成されます。地域ケア会議は、(1)高齢者の個別の課題解決(2)多職種によるネットワークの構築(3)地域課題の発見(4)地域づくり・地域資源の開発(5)政策形成の5つの機能を有しています。
日野市の地域ケア会議の構成
地域ケア会議、第1・2層協議体とその他会議の体系イメージ
日野市では、地域ケア会議と生活支援体制整備事業を一体的にとらえ、その他の高齢者施策に関わる会議体を含めて大きな会議体系を形成しています。個別の事例に関する課題は「地域ケア個別会議」の場で検討されます。「地域ケア個別会議」の開催により蓄積された地域課題は「地域ケア合同会議」や「第2層協議体」で検討されます。さらに、全市規模で解決するべきと判断された地域課題は、「地域ケア全体会議(=第1層協議体)」で検討され、政策に反映されます。
自立支援・介護予防に向けた地域ケア会議の推進について
高齢化の進行により、介護への需要は今後ますます増加することが見込まれますが、介護の担い手の不足等の要因により、近い将来、現在の介護保険サービスの体制を維持することが困難になると言われています。
このような状況においても、真に介護を必要とする方に専門的なサービスが行きわたる体制を整備するため、令和3年度より日野市では「自立支援・介護予防に向けた地域ケア会議」を開始します。
「自立支援・介護予防に向けた地域ケア会議」では、高齢者が地域の様々な社会資源を活用し、地域の人とつながり支えあいながら、自立した生活を可能な限り継続できるよう支援します。また、介護職や医療職を中心とした多職種が互いにネットワークを構築し、スキルアップを図ることで、高齢者にとってより質が高いサービスを一体的に提供する体制を目指します。
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令和5年度改訂自立支援・介護予防に向けた地域ケア会議手引き (PDF 3.6MB)
令和5年4月に改訂した自立支援・介護予防に向けた地域ケア会議の手引きです。 -
令和5年度自立支援・介護予防に向けた地域ケア会議スケジュール(予定) (PDF 88.0KB)
令和5年度に実施する自立支援・介護予防に向けた地域ケア会議のスケジュール(予定)です。
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