【結果報告】「新型コロナウイルス感染症流行による暮らしへの影響および災害時における要支援者の把握を目的としたアンケート」へのご協力ありがとうございました

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ページID1015298  更新日 令和5年4月1日

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調査の概要

日野市高齢福祉課では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、これまで皆様の生活にどのような影響があったのか、現在の皆様の状態について把握させていただくためにアンケートを実施いたしました。

また、災害危険区域にお住いの方には、近年頻繁に起きている台風や大雨による災害時に、”支援が必要な方”を把握することを目的とし、災害時の避難状況に関する質問も含めております。

現在においても、新型コロナウイルス感染症の収束の見込みは立たないなか、皆様が健やかに自分らしく暮らすことのできるよう、お一人お一人への支援や、市や地域包括支援センター等の今後の事業のあり方を検討するため、調査結果を活用させていただきます。

この度、調査結果がまとまりましたので、その内容をご紹介します。

調査対象および実施方法

令和2年9月~11月にかけ、日野市で一人暮らしをしており、介護保険を申請していない高齢者(75歳以上)を対象に郵送にて調査票の配布・回収を行いました。


アンケート調査の主な結果

集計結果

配布数:4,508通

回収数:3,249通

回収率:72.1%

(1)自粛生活の中での暮らしや体調、気持ちの変化

設問1:自粛生活のなかで、あなたの暮らしや体調、気持ちにどのような変化がありましたか。

  • 7割強の方が「外出の機会が減った」、4割前後の方が「歩く速さが遅くなった」「趣味活動や社会参加の 頻度が減った」「運動や体操の回数が減った」と回答。
  • 年齢別に結果を見てみると、ほとんど全ての項目で年齢が高い方ほど影響を受ける傾向あり。75-79歳と90歳以上を比較すると、「以前できていたことが、できなくなった」は約3倍、「歩く速さが遅くなった」「食欲が出ず、体重が減った」「物忘れがひどくなった」「病院の受診回数が減った」は約2倍の開きがある。
  • 男女別に結果を見てみると、ほとんど全ての年代で男性よりも女性の方が「外出の機会が減った」「趣味活動や社会参加の頻度が減った」「運動や体操の回数が減った」と回答する傾向あり。その影響からか「不安やストレスを感じるようになった」方の割合も女性の方が高い。

(2)新たに行っていること、工夫していること

設問2:新たに行っていること、工夫していること

  • 6割弱の方が「自宅で栄養を考え食事を作っている」、5割弱の方が「自宅で運動している」、3割強の方が「手紙や電子メール、ビデオ通話でコミュニケーションをとるようになった」と回答。自宅で心身の健康に留意して生活している方が多い様子が窺える。ただし、90歳以上になると他の年代に比べて割合が低下する傾向あり。
  • 一方、「インターネットや電話で注文し宅配してもらっている」「配食サービスを使うようになった」「電話やオンラインで病院を受診している」といった生活サービス等について新たな取組や工夫を行っている方は少ない。
  • 男女別に結果を見てみると、ほとんど全ての項目で男性よりも女性の方が対策を実施している傾向あり。唯一男性の方が多い「配食サービスを使うようになった」以外の選択肢では、1.5倍~2倍程度の開きがある。

(3)今後あるとよい活動やサービス

設問3:暮らしのあり方が変化するなか、今後どのような活動やサービスがあるとよいでしょうか

  • 25%弱の方が「困ったときに相談できる場所や人」、20%弱の方が「運動、体操」、15%弱の方が「自宅でできる趣味活動」と回答。「困ったときに相談できる場所や人」は、年代や性別を問わず最もニーズが高い。
  • 年齢別に結果を見てみると、「スマートホンやタブレットの使い方講座」「ビデオ通話を使った新しいつながり」は年齢が低いほどニーズが高く、「買い物支援」「配食サービス」「移動支援」は年齢が高いほどニーズが高い傾向あり。特に90歳以上では「買い物支援」が「自宅でできる趣味活動」よりもニーズが高くなっている。
  • 「自宅でできる趣味活動」「運動、体操」は男性では年齢が高いほど、女性では年齢が低いほどニーズが高い傾向あり。「運動、体操」については特に90代以上の女性の割合が低くなっている。

今後の方向性について

全体的な傾向

  • 4割以上の方が行動の変化/7割以上の方が外出自粛を実感
  • 「歩く速さの低下」「不安やストレスを感じるようになった」など心身の機能低下がみられる
  • 特に、高齢になるほど、女性よりも男性の方が体力や能力の落ち込みを訴える傾向あり
  • こうした状況に対して、何らかの影響を受けたという自覚のある方は対応を始めている傾向あり
  • ただし、生活サービス等の活用は低調(不十分)

今後の対応

  • 調査結果の中で、相談したい方/フレイルが特に心配な方へ、地域包括支援センターや市職員が電話・訪問させいただきます。
  • 未返送の方については、地域包括支援センターや市職員が返送を促し、皆様の状況把握をさせていただきます。
  • 結果をもとに、運動・体操や趣味活動、オンライン等によるコミュニケーションの促進/特に高齢の方には買い物支援等の生活支援の体制整備を考えていきます。

お問い合わせ先

日野市役所健康福祉部高齢福祉課在宅支援係
〒191-8686 日野市神明1の12の1 日野市役所2階
電話 :042-514-8496
ファクス :042-583-4198
 

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 高齢福祉課 在宅支援係
直通電話:042-514-8496
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-583-4198
〒191-8686東京都日野市神明1丁目12番地の1 日野市役所2階
健康福祉部高齢福祉課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。