日野市の平和事業

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ページID1004658  更新日 令和6年3月28日

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日野市における平和への取組みを紹介します。

 日野市は、昭和57年(1982年)に日野市核兵器廃絶・平和都市宣言を制定、昭和61年(1986年)に日本非核宣言自治体協議会に加盟、平成25年(2013年)に平和首長会議に加盟し、「平和が市民生活の基本」の理念のもと、戦争による悲惨な生活を繰り返さないよう、平和事業に取り組んでいます。

 長い年月を経て、戦争を経験した人は年々少なくなっています。改めて、人々に大きな苦しみと悲しみをもたらした戦争について学ぶことで、平和の尊さを見つめなおし、平和憲法の精神尊重と恒久平和の実現を目指しましょう。

日野市核兵器廃絶・平和都市宣言

日野市は、核兵器が地球上から姿を消す日まで、その廃絶を叫び、平和が市民生活の基本であるとの理念のもとに、日野市が核兵器廃絶・平和都市であることを宣言しています。(昭和57年10月8日議決)。

日野駅前をはじめ市内11か所に「核兵器廃絶・平和都市宣言」塔を設置しています。

核兵器廃絶・平和宣言塔の写真 「核兵器廃絶・平和都市宣言 昭和五十七年1十月八日 日野市」

日本非核宣言自治体協議会に加盟 

 日本非核自治体協議会は、昭和59年(1984年)に広島県府中市で設立されました。設立の趣旨は「核戦争による人類滅亡の危機から、住民一人ひとりの生命と暮らしを守り、現在および将来の国民のために、世界恒久平和の実現に寄与することが自治体に課せられた重大な使命である。宣言自治体が互いに手を結びあい、この地球上から核兵器が姿を消す日まで、核兵器の廃絶と恒久平和の実現を世界の自治体に呼びかけ、その輪を広げるために努力する」としています。

 現在、日本非核自治体協議会は300を超える自治体により組織され、総会、研修会のほか、様々な平和事業などを通して設立の趣旨の実現に努力しています。日野市は、その趣旨に賛同し昭和61年(1986年)に加盟しました。

平和首長会議に加盟 

 平和首長会議は、都市連帯推進会議に賛同するすべての都市(以下「連帯都市」という。)相互の緊密な連帯を通じて核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模で喚起するとともに、人類の共存を脅かす飢餓・貧困等の諸問題の解消さらには難民問題、人権問題の解決及び環境保護のために努力し、もって世界恒久平和の実現に寄与することを目的として、昭和57年(1982年)に設立されました。

 平和首長会議(会長:広島市長、副会長:長崎市長ほか世界15都市の市長)は、世界の都市と連携し、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を目指している組織です。日野市は、その趣旨に賛同し平成25年12月1日付で加盟しました。

平和首長会議加盟認定証の写真 「平和首長会議 加盟認定証 日野市 平成25年(2013年)10月1日付けで申請のありました標記について、貴市を平和首長会議の加盟自治体として認定いたします。私たち人類が、広島・長崎の被爆の悲劇を二度と繰り返すことのないよう、世界各国の自治体と力を合わせて、核兵器のない平和な世界の実現に取り組んでいただくことを期待しています。 平成25年(2013年)12月1日 平和首長会議会長(広島市長)松井 一實」

平和首長会議東京都多摩地域ネットワーク会議の結成

令和5年7月に結成した平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワーク会議は、東京都多摩地域で平和首長会議国内加盟都市に加盟している26市で構成しています。

平和首長会議は2025年までの行動計画(PXビジョン)の中で目標として、新たに「平和文化の振興」を掲げました。

多摩26市では、「平和文化の振興」に向けた取組として、市民一人一人が日常の中で平和を考え行動する意識を根付かせるために、東京都多摩地域において自治体間ネットワークを形成し、自治体間で相互に情報共有・情報交換を通じて、多摩地域全体で平和文化の振興の向上を図ることを目的としています。

平和月間 

参考画像 令和3年度平和事業パンフレット(一部) 「8月は平和月間です。日野市では、毎年8月を平和月間と定め、様々なイベントを開催します、戦争を体験された方が少なくなるなか、この機会に改めて平和の尊さや、それを後世に伝えていく大切さについて考えてみませんか。」

市では8月を平和月間と定め、各種イベントを開催しています。

ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナ問題など世界では戦禍が絶えません。今も世界のどこかで、戦禍により多くの人々の命や日常が奪われています。これまで犠牲となった全ての人達のご冥福をお祈りするとともに、何げない普段の暮らしに平和を感じ、家族や身近な人と改めて平和の尊さ、大切さについて考えてみませんか。

日野市平和活動推進補助金

市民による、「平和」をテーマとした主体的な文化芸術活動・学習活動を支援する補助金です。

実施概要
事項 内容 備考
補助対象 平和をテーマにした主体的な文化芸術活動及び学習活動

例:朗読、合唱、演奏、演劇、絵画、書道、生け花、写真、プラネタリウム、フィールドワーク等

期間 おおむね6月以降、2月末までに実施完了していただきます なし
交付件数 年度内5件まで なし
対象 市内在住・在勤・在学の18歳以上の方、またはその方が代表の団体 なし
補助金額 交通費、宿泊費、消耗品費、講師謝礼金等 1団体(又は個人)20万円まで なし
中間報告 およそ3カ月程度に1回。 詳細は交付決定通知をご確認ください。
報告会

3月末ごろに報告会を行います。

活動の報告をしていただきます。

 

平和講話会 

広島市被爆体験伝承者による講話会を行っています。

 

被爆体験伝承者とは

「被爆体験伝承者」とは、被爆体験証言者の被爆体験や平和への思いを受け継ぎ、それを伝える方です。広島市の被爆体験伝承者養成事業にて約3年間の研修を受け、(公財)広島平和文化センターの委嘱を受けて活動しています。

平和派遣事業 

 平和派遣事業は、日野市内在住の小学生及び中学生とその保護者が、広島、長崎、沖縄を訪問し平和行事への参加や平和関連施設の視察などを通して親子で恒久平和について学びあい、その成果を広く市民に報告・発表する事業です。この事業に要する交通費などに補助を行っています。

 この事業により派遣された方々には、後日開催する「日野市平和派遣事業報告会」で市民の皆様に対し派遣先で感じた平和への思いなどについて発表していただいております。

実施概要 

事項

内容 備考
視察先 広島、長崎、沖縄の平和関連施設 8月6日広島平和記念式典、8月9日長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の参加など
期間 おおむね夏休み期間中に視察して頂きます なし
募集人数 3か所合計で10組程度 なし
対象 市内在住の小学生、中学生とその保護者 過去に派遣された方は重複してお申込みできません 
補助金額 

交通費、宿泊費、平和関連施設入館料の一部

最大で5万円

視察の報告書を提出していただいた後に交付します

事前説明会・報告会等に係る交通費等は自己負担となります

事前準備 事前準備説明会 7月 派遣が決定した方への事前準備説明会です。
報告会 9月に報告発表会をおこないます リハーサルを行った後、発表をしていただきます

発表内容は、後日作成する冊子に掲載させて頂きます

今までの発表内容

(注)令和2年度はコロナの影響により未実施。

平和祈念の黙とう 

日野市では、戦争で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、恒久平和を祈念し以下の日時に黙とうを捧げています。ご家庭や職場などで平和を祈る輪を広げましょう。

 

広島原爆投下の日

 昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分、人類史上最初の原子爆弾が広島に投下されました。

 広島の平和記念公園では8時から原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)前で「平和祈念式典」が開催されます。8時15分から1分間の黙とうが捧げられます。 

 

長崎原爆投下の日

 昭和20年(1945年)8月9日午前11時02分に、長崎市に原子爆弾が投下されました。

 原爆犠牲者の冥福を祈り、核兵器廃絶と恒久平和の実現を世界に訴えるため、長崎市は長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典を開催しています。午前11時02分から1分間黙とうが捧げられます。

 

終戦の日

 昭和38年(1963年)以降8月15日に全国戦没者追悼式が行われています。また、昭和57年(1982年)には戦争を知らない世代に戦争の経験と平和の意義を伝えるため、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とすることが閣議決定されました。

 全国戦没者追悼式に合わせ、8月15日正午から1分間黙とうを捧げましょう。

 

東京都平和の日

 東京都では、戦争の惨禍を再び繰り返さないことを誓い、3月10日を「東京都平和の日」と定めています。東京大空襲をはじめ戦災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、世界の恒久平和を願い3月10日午後2時から1分間の黙とうを捧げましょう。 

平和事業関連資料の貸出し

「日野市核兵器廃絶・平和都市宣言」の理念に沿った平和事業を実施する市民団体等に、市が所有する平和事業関連資料を最大14日間貸出します。貸出しを希望される場合は下記をご確認の上、平和と人権課までご連絡ください。

※ Word版も提供できますので、データに直接入力するために必要な方は、平和と人権課までご連絡ください。

戦争体験アーカイブ事業で制作した資料の貸出し

次世代への戦争体験の継承が共通の課題であった日野市・国立市・多摩市では、令和3年度、3市で連携し、戦争を体験された方の証言をパネルと冊子としてアーカイブ(記録・保存)し、戦争の悲惨さや平和の尊さを次世代に伝えていく事業を実施しました。

「次世代に伝えたいあなたの戦争体験」をテーマに募集したところ、次世代への架け橋となる体験文が、3市合わせて70編も寄せられました。3市に何らかのゆかりがあることを応募条件とした狭い範囲での募集でしたが、お寄せいただいた体験文は、東京大空襲、原爆、外地ほかでの凄惨な体験など、多岐にわたる内容となりました。

市として次世代に戦争の実相を伝えていくため、より多くの方々がこの貴重な体験談に触れ、平和について考えるきっかけにしていただきたく、パネル等の貸し出しを行っています。

 

申請書等は、平和事業関連資料の貸出しの項目にあるものに準じます。

平和関連のリンク集 

平和記念日野市戦没者追悼式

 先の大戦で尊い命をなくされた方々を追悼し、平和を祈念するため市で戦没者追悼式を行っています。 

Adobe Readerのご案内

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のホームページ(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

プリントサービスのご案内

ご自宅にプリンタなどの印刷機器をお持ちでない方は、お近くのコンビニエンスストアなどのプリントサービスを利用して申請書等を印刷することができます。詳細はプリントサービスのご案内ページをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

企画部 平和と人権課
男女平等ダイバーシティ推進係・平和と多文化共生係

直通電話:042-584-2733
ファクス:042-584-2748
〒191-0062
東京都日野市多摩平2丁目9番地 男女平等推進センター
企画部平和と人権課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。