受託業者に対するサイバー攻撃被害の可能性について（第二報）(令和6年11月1日プレスリリース)

受託業者に対するサイバー攻撃被害の可能性について（第二報）

　日野市の事業（学童クラブ・一時預かり・トワイライトステイ・地域子育て支援拠点）を受託しているライクキッズ株式会社（以下、「受託事業者」という。）におけるサイバー攻撃被害の可能性について、令和6年10月4日（金曜日）に市ホームページで情報提供とプレスリリースを行ったところですが、その後の対応状況等について10月31日に受託事業者が発表しましたので、お知らせいたします。

1　受託事業者による対応状況等

（1）経緯と対応状況
　令和6年 9 月 30 日早朝にシステム障害が発生しました。調査の結果、受託事業者の複数のサーバがランサムウェアに感染し、データが暗号化されていることを確認しました。感染が確認されたシステム環境は外部とのネットワークを遮断しており、被害の拡大を防ぐための対策を講じております。 
　現時点での外部専門家による調査によると、インターネットとの外部接続口から受託事業者のシステム環境へ不正に侵入し、攻撃が行われていたことが判明しております。 
　現在の主要業務につきましては、手動での対応および既存環境とは分離・閉鎖された環境でのシステムの利用により継続しておりますが、システムの完全な復旧までにはしばらく時間を要する見込みです。 
　また、暗号化されたサーバには、個人情報が含まれているデータが保存されていたため、情報漏洩の有無に関して調査を進めておりますが、現時点では漏洩が発生した事実は確認されておりません。 
　なお、本件につきましては、警察への相談および個人情報保護委員会への報告を行っております。

（2）今後の対応 
　令和6年 9 月 30 日のシステム障害の確認後速やかに、外部専門家と共に調査を開始し、現在も継続して原因の特定や被害情報の確認およびシステム復旧作業を実施しております。

2　日野市の対応

　10月31日時点で、情報漏洩の事実は確認されていませんが、受託事業者へ引き続き、原因の特定、情報流出の有無、影響範囲等の調査を指示するとともに、速やかな報告と再発防止を含む適切な対応を求めています。
　なお、日野市が委託している事業（学童クラブ等）の運営については、サイバー攻撃によるシステム障害の影響はないため、通常通りの運営を行っています。