有機フッ素化合物(PFAS)
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。
PFASのうち、「PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)」「PFOA(ペルフルオロオクタン酸)」は幅広い用途で使用されてきました。しかし、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があり、世界中に広く残留しているため、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
- 主な用途
PFOS:半導体用反射防止剤・レジスト、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤 など
PFOA:フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤 など
人の健康への影響
PFOS・PFOAは、人においてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されています。ただし、どの程度の量で健康被害が出るかについてはまだ国際的にも確定的な知見はなく、現在も検討が進められています。
日本国内でPFOS・PFOAが原因と特定された個人の健康被害は確認されていませんが、環境省と厚生労働省が連携し、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めています。
PFOS・PFOAへの対応
規制の状況
- 水道水(厚生労働省)
令和2年にPFOS・PFOAを水質管理目標設定項目に位置付けており、安全側に立った考え方を基に、PFOS・PFOAの合算値で50ng/L以下とする暫定目標値を定めています。なお、水道水中のPFOS・PFOAが暫定目標値を超えることがないように、水道事業者等による管理を徹底しています。 - 河川などの公共用水域や地下水(環境省)
令和2年にPFOS・PFOAを水質管理目標設定項目に位置付けており、PFOS・PFOAの合算値で50ng/L以下とする暫定目標値を定めています。
市内の地下水質調査結果
令和7年9月9日に市内4箇所で地下水調査を行い、全地点暫定指針値(50ng/L)を下回っておりました。
水道水における有機フッ素化合物について
水道水における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)については、水道事業を所管しております東京都水道局にて定期的に検査を行い、給水栓(蛇口)における濃度が暫定目標値を下回るよう管理されております。
日野市では平成19年度から水道事業はすべて東京都へ移管しております。東京都水道局ホームページからの引用を掲載いたしますので、詳しくは下記リンク先をご参照ください。
問い合わせ先
東京都水道局 多摩水道改革推進本部 調整部 技術指導課
電話:042-527-6782
- 水道水における有機フッ素化合物について(水道局ホームページ)(外部リンク)

- 有機フッ素化合物に関するQ&A(水道局ホームページ)(外部リンク)

- 最新の水質検査結果(水道局ホームページ)(外部リンク)

- 多摩地区の有機フッ素化合物の過去の検査結果及び 水源の検査結果(水道局ホームページ)(外部リンク)

PFASに関する電話相談窓口(東京都)
東京都では、国内等で現在明らかになっているPFAS(有機フッ素化合物)に関する情報をお伝えするため、以下のとおり電話相談窓口を設置いたしました。
受付時間
月曜日から金曜日(国民の祝日及び年末年始を除く)
午前9時00分から午後5時00分まで
電話番号
03-5989-1772
このページに関するお問い合わせ
環境共生部 環境政策課
直通電話:環境政策係 042-514-8294 環境保全係 042-514-8298
代表電話:042-585-1111
ファクス:042-581-2516
〒191-8686
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