平成28年度日野市指定管理者市民評価委員会

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ページID1005161  更新日 令和5年6月2日

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日野市指定管理者市民評価委員会は、平成24年度より、日野市が指定管理者として協定を結び管理・運営をしている指定管理者を市民の目から見た評価をすることを目的として、指定管理者から提出された資料に基づく指定管理者による説明と質疑応答、主管課との質疑応答を行い、市民評価を実施いたしました。 
評価に先立ちましては、市から市民評価について、指定管理者の実績評価を厳正かつ公平に行うために日野市指定管理者市民評価委員会を設置し、市の行政評価と合わせて評価を行うという方針が示されています。
また、評価を行うにあたり、日野市指定管理者市民評価委員会設置要綱に基づき市民委員4名が選任され、総合的に評価をいたしました。
つきましては、評価が終了いたしましたので、評価結果を次のとおり報告いたします。

1.審査対象施設及び指定管理者

  1. 日野市立とよだ市民ギャラリー
    株式会社 日野市企業公社
  2. 日野市勤労・青年会館
    株式会社 日野市企業公社
  3. 日野駅西駐輪場、豊田駅南第4駐輪場
    株式会社 日野市企業公社 
  4. 日野市立中央福祉センター、日野市立湯沢福祉センター
    社会福祉法人 日野市社会福祉協議会 
  5. 日野市立交流センター(全6施設)
    株式会社 日野市企業公社 
  6. 日野市民プール
    シンコースポーツ 株式会社
  7. 日野市立グラウンド等(全14施設)
    株式会社 フクシ・エンタープライズ

2.指定管理期間

平成24年4月1日から平成29年3月31日(5年間)

3.委員会日時

第1回 平成28年5月23日(月曜)

主な議題

委員長及び副委員長の選出、評価基準の決定、指定管理者の評価(指定管理者による報告及び質疑応答等)

  • 日野市立とよだ市民ギャラリー
  • 日野市勤労・青年会館
  • 日野駅西駐輪場、豊田駅南第4駐輪場

第2回 平成28年5月24日(火曜)

主な議題

指定管理者の評価(指定管理者による報告及び質疑応答等)

  • 日野市立中央福祉センター、日野市立湯沢福祉センター
  • 日野市立交流センター(全6施設)

第3回 平成28年5月26日(木曜)

主な議題

指定管理者の評価(指定管理者による報告及び質疑応答等)、まとめ

  • 日野市民プール
  • 日野市立グラウンド等(全14施設)

4.評価基準

日野市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条第1号から同条第5号の基準を基に、基本評価3項目(A評価)30点、施設評価4から6項目(B評価)30点の合計60点とする評価表を作成。
各項目5点評価で行い、重要項目に倍率を設定。

  • 5点 優れている
  • 4点 概ね満たされ一部に優れたところがある
  • 3点 概ねできている
  • 2点 一部に課題がある
  • 1点 課題も多く改善の必要がある

各委員の評価を合計して平均値を評価点とする。(小数点以下第2位を四捨五入)

5.評価方法

各指定管理者からA、B評価基準に基づく説明及び質疑応答を行うとともに、主管課との質疑応答も実施し、指定管理者から提案のあった事業ならびに、協定時の要望事項を含め履行状況等を確認し評価を行いました。

6.審査の結果

施設名

指定管理者 

評価/60点満点

日野市立とよだ市民ギャラリー

株式会社 日野市企業公社

41.5

日野市勤労・青年会館

株式会社 日野市企業公社

43.3

日野駅西駐輪場、

豊田駅南第4駐輪場

株式会社 日野市企業公社

41.0

日野市立中央福祉センター、

日野市立湯沢福祉センター

社会福祉法人 日野市社会福祉協議会

33.3

日野市立交流センター(全6施設)

株式会社 日野市企業公社

45.3

日野市民プール シンコースポーツ 株式会社

44.5

日野市立グラウンド等(全14施設) 株式会社 フクシ・エンタープライズ

40.0

7.評価・意見・要望

日野市立とよだ市民ギャラリー

  • 建物の地下で通りから目立たず立地条件が悪い中、周知方法や直前割引、主催者へ開催の支援をして新たな需要を得る取り組みなど、企業努力をしている。また、施設管理に関しても評価できる。
  • 障害者差別解消のための研修を独自に計画する点が評価できる。
  • 稼働率向上の対策として、利用状況の分析を行い、閑散期には工夫した自主事業を行うなど対策を検討していただきたい。また、週単位ではなく、日単位で使用できること、会議室としても利用できることなども周知し、利用を増やす努力をしていただきたい。
  • 稼働率を上げるため、公民館、交流センター等を利用しているサークルに声をかけて利用団体を増やしていくことを検討していただきたい。
  • 市内で芸術活動している人の発表の場はあまりないので、この施設は重要である。このため、高い稼働率目標を目指すのではなく、本施設を市内で芸術活動している人の発表の場にする取り組みもしていただきたい。
  • 出入口が1つのみで、災害時等が心配であるので、何か対策を検討していただきたい。

日野市勤労・青年会館

  • イベント終了時に職員が扉を開放し、参加者が出やすいようにしていたのを見かけた。利用者に対する配慮があり、大変評価できる。
  • 利用率が上がっており、施設管理についても修繕等をしっかり行っており、評価できる。
  • 障害者差別解消のための研修を独自に計画する点が評価できる。
  • 若者の利用を増やすため、国際交流協会と協力したイベントや継続した日本語教室、子育て世帯が集まる事業を実施するなどを検討していただきたい。
  • 和室の利用率向上のための日本文化の講座等、選定委員会で提案したものが活かされていないので、今後は努力していただきたい。
  • 資料に部屋毎の稼働率がわかるものを入れていただきたい。

日野駅西駐輪場、豊田駅南第4駐輪場

  • 豊田駅南第4駐輪場は、収容台数を増やし、日野駅西駐輪場は市の駐車場有料化変更に伴い、利用者を増やしていることは評価できる。人での管理の駐輪場として、丁寧な対応をされて、市への苦情がないことは評価できる。
  • 障害者差別解消のための研修を独自に計画する点が評価できる。
  • レンタサイクル等の自主事業の実施を検討していただきたい。
  • 利益が出ているようなので、防犯カメラの設置をするなど将来に向けた設備投資を行うことを検討していただきたい。
  • 平成27年度から指定管理者制度を導入した33施設の駐輪場との公平性を確保するため、納付金制度の導入を検討していただきたい。

日野市立中央福祉センター、日野市立湯沢福祉センター

  • 報告書では、指定管理者として具体的にどう計画してどのように施設を利用して高齢者や地元の人にサービスされているかわからない。
  • 中央福祉センターは、指定管理者の事務所が同じ建物内であり、一体となった管理を行っているので、効果を上げている。湯沢福祉センターは、「ゆざわ・ここからネット」の事業を工夫して実施しており、効果が上がっている。
  • 社会福祉法人日野市社会福祉協議会で実施しているボランティアセンターを活用し、若者の利用を促進することを検討していただきたい。
  • 入浴事業には莫大の光熱水費がかかり、利用者は少ないので、何年も検討事項とされている「入浴事業の見直し」をもう一度真剣に検討していただきたい。

日野市立交流センター6施設

  • 災害等の対応として、レーダー等を確認し、雨量が多い時は、「避難の勧め」を独自に行っている。また、水や毛布等を本社に備蓄しており、帰宅困難者対策も考えており、評価できる。
  • 障害者差別解消のための研修を独自に計画する点が評価できる。
  • 水回りやトイレ等の清掃が行き届いており、評価できる。
  • 机の破損による事故後、すぐに全施設の全数調査を実施しており、安全、安心に配慮した施設管理に対する意識が高い。
  • 運営目標のキャッチフレーズや標語があると良いのではないか。
  • 市の予約システムが入っているためか、指定管理者のホームページに交流センターの空き室状況を表示したら良いのではないか。
  • 施設予約キャンセルのペナルティを検討しても良いのではないか。
  • 電子ブレーカーやLED等様々なものを活用して、電気料を下げる工夫をさらに考えると良いのではないか。

日野市民プール

  • 交通整理を万全に行っており、施設利用者が関係する交通事故は発生していない。
  • 課題があるとは思うが、閉鎖期間中の利用も検討していただきたい。
  • 防災訓練など地域の人を巻き込んだ事業を検討していただきたい。
  • PPS(新電力)を導入して、電気料が下がっているので、指定管理料を下げる等市民に還元されるように検討しても良いのではないか。

日野市立グラウンド等(全14施設)

  • 市民、利用団体からの要望、苦情に対し、迅速に対応している。また、自主事業は充実しており、評価できる。
  • 報告書に事故報告があるが、今後のために、予防策を相手に伝えていただきたい。また、利用者のマナーが悪いことも対策を講じていただきたい。
  • AED救急研修を実施しているが、場所を屋内施設があるところに限定せず、工夫して各グランド等で実施することを検討していただきたい。
  • 過去に営利目的で使用していたことがあったようなので、営利目的でないかのチェックを引き続き行っていただきたい。
  • 団体に草刈等の管理を依頼し、謝金を支払うのではなく、一般利用者も管理に関わるような仕組みを検討していただきたい。
  • 自動販売機の収益ばかりではなく、自主事業に引き続き努力していただきたい。
  • 赤字でも努力して自主事業等を行っているが、経営健全化も検討していただきたい。

8.審議全体の総括

今回の評価委員会は、平成24年度に指定管理者制度を導入された施設について、指定期間のうち、既に終了している平成24年度から平成27年度の4年間の実績を基に審査及び評価を行いました。
委員会では、事業者への質疑応答、主管課への質疑応答を行い管理及び運営についてチェックをしました。

どの指定管理者も、一定の成果を上げていると評価することができます。
しかし、指定管理者によっては、提案した自主事業や要望事項が実施されていない部分がありました。
また、指定管理者への依存度が高くなっているように感じるところも見受けられました。
主管課も指定管理者に委ねるだけではなく、しっかり施設に足を運び、状況を把握して管理、指導を行っていただきたいと思います。
指定管理料に縛られて、市民サービスや安全対策が置き去りにされることがあってはなりません。
また、施設の欠点と思われるところでも工夫し、様々な事業を実施していただきたいと思います。

指定管理者も経営健全化の視点も入れた運営を行っていただきたいと思います。
また、行政側も指定管理者に何をどこまで求めるのか、主管課中心に考えていただきたいと思います。

そして、各委員は、指定管理者制度がより良くなるように真剣に考えて意見、要望を言っているので、指定管理者及び主管課は、真摯に受け止めていただきたいと思います。

協定期間は、残り少なくなりましたが、意見、要望として取り上げたいくつかの点についても取り組んでいただき、更なる市民サービスの向上に努めていただくことを希望します。

(市民評価のしくみについて)

  • 市民評価の資料について、読み込む時間が必要なので、もっと早く配布していただきたい。 また、資料が膨大になる場合は、内容を精査し、必要なものだけにしていただきたい。
  • 市民表会員会へ初めて参加する者にも、わかりやすい基本事項が記載されたものがあると良い。 

9.市民評価委員名簿

  • 委員長
    坪島 尚 (市民委員)
  • 副委員長
    鈴木 直美(市民委員)
    岡村 洋子(市民委員)
    高橋 利彦(市民委員)

10.審議報告書

11.市民評価委員会の議事要点録

12.施設名ごとの評価結果(A、B評価表)

13.全施設集計表

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