13松連寺詩碑

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ページID1024970  更新日 令和5年10月2日

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松連寺詩と詩碑写真
百草八幡神社境内裏山にある「松連寺詩碑」

 この碑は天保12年(1841)に慈岳山松連寺8代住職魯庵(ろあん)によって建てられました。当時の有名な漢詩人である菊池五山(きくちござん)が詩をおこし、書家市川米庵(いちかわべいあん)の書によるものです。石に刻んだのは石工の名匠廣群鶴(こうぐんかく)です。当時の魯庵の人間関係の広さがうかがわれます。前半で松連寺の歴史の古さを、後半で眺望の素晴らしさを詠んでいます。
 文政10年(1827)にこの地を訪れた竹村立義(たけむらたけよし)は魯庵によって山中の十八景を案内され、この場所からの眺望が言葉にも筆にも尽くし難いほど美しく、次の日も登りたいと思ったと記しています。その景色はよほど素晴らしかったとみえ、古くから江戸の人々に知られていました。現在は樹木が多く眺めがさえぎられていますが、大正時代の初め頃まではその眺めのよいことを多くの文人が書物に書き残しています。

 


 

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