12百草八幡神社
百草八幡宮(神社)がいつ頃からあったかは定かでありませんが、「天平宝字銘」のある狛犬があり、古い言い伝えのある神社です。中世にはこの地にあった真慈悲寺と深い関係にあり、今も背銘に「真慈悲寺」と刻んだ国の重要文化財に指定されている銅造阿弥陀如来坐像を伝えています。
伝承によれば11 世紀、前九年後三年の役の際、源頼義、義家父子がこの地に立ち寄り、八幡宮を再興し、神々を祀り、神像を作って奉納したと伝えられています。
江戸時代には、百草の領主小林氏の尊崇を受け、別当寺であった松連寺住職亀光鑑のあらわした神社の縁起、由来を綴った『武州多麻郡百草村正八幡宮伝記』が奉納されています。
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