平成19年度第3回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004471  更新日 平成30年2月16日

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平成19年度第3回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成19年(2007年)6月21日(木曜日) 午後2時10分~午後3時10分

議事(要旨)

開始午後2時10分

[田口委員長]

ただいまから、平成19年度第3回教育委員会定例会を開会いたします。

[田口委員長]

本日の会議録署名は馬場委員にお願いします。

本日の案件は、追加案件も含め、議案5件、協議事項1件、報告事項4件です。

[田口委員長]

それでは、議事に入ります。議案第2号・日野市立学校統合計画(百草台小学校・三沢台小学校)の一部変更について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第2号 日野市立学校統合計画(百草台小学校・三沢台小学校)の一部変更について

[下田教育部主幹]

3ページをお開き下さい。日野市立学校統合計画(百草台小学校・三沢台小学校)の一部変更についてご説明いたします。

日野市立学校統合計画(百草台小学校・三沢台小学校)の一部を次のように変更する。

前回の5月10日の第2回教育委員会定例会にて、報告事項第7号としまして百草台小学校耐震補強工事の先送りに関する報告をし、百草台小学校の耐震補強工事を先送りすることになりました。そのことを受けまして、日野市立学校統合計画のうち2ヵ所変更が生じました。4ページ、5ページでご説明申し上げます。

4計画の内容、(2)校舎(2)の部分ですが、「及び耐震補強」を削ります。

6統合の日程(予定)、上から5項目、「仮校舎(百草台小)耐震補強工事」を「仮校舎(百草台小)教室改修工事」に変更いたします。

教室改修工事は夏休みを中心に工事をいたしますので、児童への影響は大変少なくなると思います。また、この工事は、学校統合事業を支援することを目的とした東京都の新しい学校づくり重点支援事業の対象になりますので、東京都の2分の1補助を受けることができます。さらに念のため、百草台小学校は文部科学省が今月8日に発表した公立小中学校の耐震化状況調査の結果、震度6強の地震で倒壊する可能性が高い建物には含まれておりません。以上でございます。よろしくご審議をお願いします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問がございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

なければ、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結いたします。

お諮りします。議案第2号・日野市立学校統合計画(百草台小学校・三沢台小学校)の一部変更について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第2号は原案のとおり可決されました。

次に議案第3号・日野市立教育センター設置条例の一部を改正する条例の提出について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第3号 日野市立教育センター設置条例の一部を改正する条例の提出について

[半田教育センター事務長]

議案第3号・日野市立教育センター設置条例の一部を改正する条例の提出についてご説明いたします。9ページをお開き下さい。改正内容でございます。第9条中「委嘱」を「委嘱又は任命」に改めるものです。10ページをお開き下さい。新旧対照表の新の部分でございます。第9条中、第1号から第5号に掲げる者のうち日野市職員が委員になった場合、教育委員会が任命することになりますので、文言の整理をして改正するものでございます。以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございましたらお願いします。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

これは、学校教育関係者も任命になるのですか。

[半田教育センター事務長]

委嘱になります。

[馬場委員長職務代理者]

任命になるのはこの5つのうち、どれですか。

[半田教育センター事務長]

教育行政機関関係者です。場合によっては社会教育関係者も職員でいる場合は任命になります。

[馬場委員長職務代理者]

学校関係者はみんな任命ですか。

[半田教育センター事務長]

委嘱です。

[田口委員長]

教育長。

[加島教育長]

生涯学習担当参事がこの委員になっています。ですから、主に参事について任命するという形になると思います。

[田口委員長]

他にご質問ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第3号・日野市立教育センター設置条例の一部を改正する条例の提出について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第3号は原案のとおり可決されました。

議案第4号・日野市公立学校職員服務規程の一部を改正する規則の制定について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第4号・日野市公立学校職員服務規程の一部を改正する規則の制定について

[田辺学校課長]

議案第4号・日野市公立学校職員服務規程の一部を改正する規則を制定するものでございます。

提案理由は、平成19年5月9日付けで日野市職員服務規程が改正されましたことにより、本規程の一部を改正するものでございます。

16ページ、17ページをご覧下さい。新旧対照表でご説明いたします。新旧対照表の新の部分でございます。第8条の3の次に第8条の4として、情報セキュリティポリシーの遵守規定を加えるものでございます。これは日野市職員服務規程において新たに情報セキュリティポリシーの遵守規定が追加されましたため、また、日野市教育委員会においても、日野市立学校情報セキュリティポリシーの基本方針、対策基準が制定されたため、日野市公立学校職員服務規程に情報セキュリティポリシー遵守の規定を加えるものでございます。

15ページにお戻り下さい。付則でございます。この規則は、公布の日から施行し、この規則による改正後の日野市公立学校職員服務規程の規定は、平成19年5月1日から適用するものでございます。以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いします。山畑委員。

[山畑委員]

この職員というのには、教職員が入るのですね。

[田辺学校課長]

東京都都費職員が該当します。公立学校職員服務規程につきましては都費職員、東京都職員についての規程でございます。現在、日野市公立学校職員服務規程につきましては、日野市公立学校に勤務する常勤の職員(東京都教育委員会の任命する職員に限る)という文言がございます。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

市職の方で事務や栄養士等がおられますが、そういう方は除外になるのですか。

[田辺学校課長]

この規程では対象になっておりません。

[栗原教育部長]

先ほど提案理由の中でお話したとおり、市職員の服務規程が改正されました。その中には学校にいる市職員もその規定に適用されて遵守規定がございます。しかしながら、都費職員についてはその規程がありませんので、新たにここに加えるということです。

[田口委員長]

他にご質問ございませんか。

[田口委員長]

なければ、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第4号・日野市公立学校職員服務規程の一部を改正する規則の制定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第4号は原案のとおり可決されました。

議案第5号・教育公務員特例法第20条第2項に基づく研修の取扱規程の一部を改正する規則の制定について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いします。

議案第5号 教育公務員特例法第20条第2項に基づく研修の取扱規程の一部を改正する規則の制定について

[田辺学校課長]

議案第5号・教育公務員特例法第20条第2項に基づく研修の取扱規程の一部を改正する規則を制定するものです。

提案理由です。平成19年5月9日付けで日野市職員服務規程が改正されたことによりまして、本規程の一部を改めるものでございます。

22ページ、23ページをご覧下さい。新旧対照表でご説明いたします。まず最初に題名でございます。題名中「第20条第2項」を「第21条第2項」に改めるものでございます。これは教育公務員特例法が平成15年7月16日に改正され、第20条が第21条に改正されていることが分かりましたので改めるものでございます。

続いて第1条です。条文中「第20条第2項」を「第21条第2項」に改めるものです。これも題名の改正と同じ理由です。第7条です。条文中「第9条第2項」を「第12条第2項」に改めるものです。これは日野市職員服務規程が改正されたことにより、条文の整合性を図るため改めるものでございます。

21ページにお戻り下さい。付則です。この規則は、公布の日から施行し、この規則による改正後の教育公務員特例法第21条第2項に基づく研修の取扱規程の規定は、平成19年5月1日から適用するものでございます。以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いします。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第5号・教育公務員特例法第20条第2項に基づく研修の取扱規程の一部を改正する規則の制定について、を原案のとおり可決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第5号は原案のとおり可決されました。

次に議案第6号・日野市公民館運営規則の一部を改正する規則の制定について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いします。

議案第6号 日野市公民館運営規則の一部を改正する規則の制定について

[増子公民館長]

議案第6号・日野市公民館運営規則の一部を改正する規則の制定についてご説明いたします。

27ページをお開き下さい。公民館運営規則第12条中「日野市物品管理規則(平成6年規則第15号)」を「日野市物品管理規則(平成19年規則第32号)」に改めるものでございます。

28ページ、29ページをお開き下さい。新旧対照表でございます。日野市公民館運営規則中、第12条の備品の処分です。物品管理規則の改正に伴いまして、年号を平成19年規則第32号に改めるものでございます。

27ページにお戻り下さい。付則です。この規則は、公布の日から施行し、この規則による改正後の日野市公民館運営規則の規定は、平成19年4月1日から適用するものでございます。よろしくご審議をお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。議案第6号・日野市公民館運営規則の一部を改正する規則の制定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第6号は原案のとおり可決されました。

次に協議事項第1号・百草台小学校・三沢台小学校の統合に伴う校名の選定について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

協議事項第1号・百草台小学校・三沢台小学校の統合に伴う校名の選定について

[下田教育部主幹]

協議事項第1号・百草台小学校・三沢台小学校の統合に伴う校名の選定について、協議をお願います。百草台小学校・三沢台小学校の統合に伴い、学校設置条例の一部改正を行うため、統合新校の校名について協議願います。

候補案として、七生緑小学校を参考に例示します。

日野市立百草台小学校・三沢台小学校統合協議会は、4月10日から5月7日の間、両校の児童・保護者及び学区域市民から新校名を募集したところ、176名から184件の応募がありました。応募内容から、七生東や三沢が丘等の地域を冠した校名、梅、桜や大自然等自然を冠した校名、希望ヶ丘や仲よし等心情を冠した校名の3つのグループに分け、協議した結果、最終的に全員一致で七生緑小学校と取りまとめました。

「七生」は、古くからこの地域の総称として親しまれており、また両校の児童の願いを込めて、新しく生まれ変わるという意味も込めています。また、「緑」は自然豊かなこの地域の自然環境や樹木の総称としての意味を込めています。 以上です。よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いします。山畑委員。

[山畑委員]

細かいことにこだわるようですが、七生が新しく生まれ変わるという意味はどういうところからですか。

[下田教育部主幹]

言葉の中に生まれるという字があるということで、2つの学校が一つになって生まれ変わるんだという意味も込められるのではないかというご意見が出ました。

[田口委員長]

七生緑という名称が、初めからこの3つのグループの中に存在していたのですか。

[下田教育部主幹]

七生緑という名称ではありませんでした。地域で七生東や七生台等、七生を使った校名が幾つかあったということと、自然を冠した校名の中に緑あるいは緑が丘、緑台というものがあり、話し合いの中で全く同じ表記ではないが応募の中のものを加えるということでも、応募者の趣旨を尊重できれば問題ないだろうということを確認して、七生緑にいたしました。

[田口委員長]

他にございませんか。

この中に全員一致ということが書いてありますけれども、もう皆さんこの名前には全員一致ということですか。

[下田教育部主幹]

もともとこの協議会は21人のメンバーなのですが、当日の欠席者と行政側の代表職員は遠慮するということで、最終的に14人で決めていきまして、七生緑と七生緑が丘の2つが上位2校に決まり、決戦投票で七生緑となりました。その後、この緑を漢字にするかひらがなにするか再度投票いたしまして、漢字3文字「七生緑」で全員一致で決まりました。

[田口委員長]

分かりました。他にご質問はございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見を伺います。渡辺委員。

[渡辺委員]

協議会の皆さんが全員一致でお決めになられたことだから、それを尊重して七生緑小学校と決めていくのかなと思いますが、今後の経過として次回の教育委員会で議案になって提出されるのですか。

[下田教育部主幹]

今後の計画として、次回は日野市立学校設置条例の一部改正案を教育委員会に提出しまして、9月の市議会に議案として上程をして最終的に決定になると思います。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

本件に関しましては、本日の協議結果を踏まえまして、事務局が内容を精査したあと、議案として取扱いたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、改めて議案として取扱うことを確認いたしまして、協議事項第1号を終了いたします。

次に報告事項第8号・百草台小学校・三沢台小学校統合協議会中間報告、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第8号 百草台小学校・三沢台小学校統合協議会中間報告

[下田教育部主幹]

報告事項第8号・百草台小学校・三沢台小学校統合協議会中間報告についてご報告いたします。

34ページをお開き下さい。日野市立百草台小学校・三沢台小学校統合協議会の協議内容について、学校統合の中間期にあたりますので、これまでの経過を報告します。平成19年6月21日、日野市立百草台小学校・三沢台小学校統合協議会会長、佐島規。

日野市立百草台小学校・三沢台小学校統合協議会(以下「統合協議会」という。)は両校の統合を円滑に進めることを目的に、平成19年1月に発足しました。統合協議会は、統合校の校長、副校長、教職員、児童の保護者、地域住民(自治会代表、地区育成会代表、民生・児童委員代表)、教育委員会事務局職員の21名で構成されています。

所管事項は、統合新校及び新校舎の内容、統合新校の統合準備に関すること、その他統合に関する必要事項です。統合協議会は、日野市教育委員会の日野市立学校統合計画(百草台小学校・三沢台小学校)を踏まえ、発足以来平成19年6月までに5回の協議を行いました。統合新校の校名の応募を受けたり、統合協議会の協議内容を保護者や地域住民にお知らせするための「統合協議会だより」の発行を行ってきました。

報告内容として、

  1. 統合新校の教育のあり方について、新校は教育委員会が策定した構想に沿って学校づくりを進めることを確認しました。
  2. 新校舎の大規模改修、耐震補強、増築工事について、新校舎の大規模改造等の工事については、設計業者も交え実現可能な意見は設計に反映することを確認しました。
  3. 統合新校の校名について、4月10日から5月7日の間、両校の児童、保護者及び地域住民に新校名を募集したところ、176名から184件の応募を受けました。応募内容から七生東や三沢が丘等の「地域」を冠した校名、梅、桜や大自然等「自然」を冠した校名、希望が丘や仲よし等「心情」を冠した校名の3つのグループに分け、協議の結果全員一致で、「七生緑小学校」と決定しました。「七生」は、古くからこの地域の総称として親しまれており、また、両校の児童の願いを込めて、新しく生まれ変わるという意味も込めております。また、「緑」は、自然豊かなこの地域の自然環境や樹木の総称という意味を込めております。
  4. 通学路の安全対策及び通学バスの運行について、百草台小学校の仮校舎への通学路について検討しました。今後関係者で安全確保について点検します。また、通学バスを運行しますが、経路、乗降場所等は検討中です。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

教育長。

[加島教育長]

2つほど追加して説明してほしいのですが、1つは両校の交流事業についての現状、もう1つは、来年度の入学のための学校説明が行われるのですが、それはどんなふうに行われるか説明して下さい。

[下田教育部主幹]

1点目の交流事業についてですが、両校の担当者を中心にして、ここで交流事業が始まったところです。具体的な内容については、今は分かりません。

2点目の学校説明会ですが、資料を持っておりませんので分かりません。

[田口教育部参事]

交流事業につきましては、現在、東京都の計らいで百草台小学校に10時間、三沢台小学校に午後4時間、講師が加配されております。その講師の加配された時間の10時間分、それぞれの担任や担当が受け持って、両校がどのように交流していったら良いか、どのように統合を進めていったら良いかということで進めていただいています。

特に現在計画されつつあるのが給食での交流、それから総合的な学習、いわゆる緑、自然等を使った交流、レクレーション活動というのが企画されています。その以前に、先生方同士で先日はバレーボールのスポーツ大会を開かせていただいたところです。

[加島教育長]

学校説明会は両校が一緒になって行うということで、三沢台小学校に百草台小学校の校長先生が行って、両校の校長先生で行うということです。

[馬場委員長職務代理者]

学校説明会はどのくらい予定していますか。

[田口教育部参事]

学校公開を毎学期開かせていただいているのですが、その最後にほぼどちらの学校も土曜日に行うようになっています。そこで両校が一緒になって3回程度行う予定になっています。

[馬場委員長職務代理者]

学校公開日の日に3回程度ですね。

[田口教育部参事]

通常3回ということで行っていますので、計画どおりいけばそうなります。ただ、別枠でやらざるを得ないだろうというお話を伺っています。

[田口委員長]

他にご質問、ご意見はございますか。馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

現在、大きな問題点や課題というのは出されているのですか。

[栗原教育部長]

依然としてまだ残っているのは増築部分での近隣住民の理解ということで、設計業者が決まりましたら、具体的な話をしながら要望が叶えられるものがあれば取り入れながら理解を求めていきたいと考えています。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第8号を終了いたします。

次に報告事項第9号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第9号 行政情報の公開請求

[田辺学校課長]

報告事項第9号・行政情報の公開請求についてご報告いたします。

市外の方から行政情報の公開請求がございました。

36ページでございます。行政情報の公開請求日が平成19年4月25日でございます。決定日が平成19年5月9日です。請求内容につきましては、日野市教委が教職員らの服務事故に際しての事情聴取の方法等について定めた事情聴取要領で、2004(平成16)年度に使用していたものでございます。

公開内容につきましては、非公開といたしました。これは、事情聴取の方法に関する事情聴取要領は定めておらず、不存在のため、非公開としたものでございます。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見はございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第9号を終了いたします。

報告事項第10号・平成19年第2回日野市議会定例会の報告、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第10号・平成19年第2回日野市議会定例会の報告

[徳田庶務課長]

報告事項第10号・平成19年第2回日野市議会定例会の報告です。

追加でお配りしました議案書の2ページをご覧ください。

第2回日野市議会定例会ですが、会期は6月1日から6月19日までの19日間でした。

一般質問は、質問者が20名、内教育委員会関係が9名、質問件数は45件、その内教育委員会関係が12件ございました。

学校教育関係の一般質問等の要旨については4、5ページ、生涯学習関係の一般質問等要旨は6ページに記載のとおりでございます。

2ページにお戻り下さい。市長提出議案14件、議員提出議案8件、合計22件の内、教育委員会に関するものが2件ございました。

初めに平成19年度日野市一般会計補正予算です。補正総額が7億2066万5千円、内教育費が1億6271万5千円です。予算総額が522億2066万5千円。内教育費が95億82万9千円となりました。補正予算の内訳につきましては、教育委員会関係について3ページに記載のとおりでございます。主なものとしましては、第四小学校、平山中学校のトイレの改修やICTのLANの配線等について予算の組み替えを行ったものでございます。また、社会教育関係では、市民会館文化事業協会補助金を増額補正しています。

次に議案の2つ目として、日野市教育委員会委員の任命についてです。これは、渡辺博教育委員の任期が平成19年6月27日で満了することに伴い、日野市長が渡辺博氏を日野市の教育を託するにふさわしい人物と判断し、議会に対して同意を求め、承認を受けたものでございます。

次に請願の関係でございます。2件ございます。請願第19-1号、日野市教育委員会が、自己情報訂正請求不承諾決定に対する不服申し立ての処理を150日以上も放置している事態の解決を求める陳情です。これは不採択となりました。請願第19-8号、日野市教育部・日野市教育委員会が「前三沢台小学校校長が保護者に事前連絡なしに子ども個人をテーマに保護者会を開催し、保護者に同意を得ずに子どもの個人情報を含む文書を自ら配布した件」について具体的な説明を拒否し続ける事態の解決を求める陳情です。これは継続となりました。以上、報告を終わります。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございましたらお願いいたします。

この最後の「自ら配布」の自らは誰ですか。

[徳田庶務課長]

これは校長自ら配布したということです。

[田口委員長]

他にご質問、ご意見ございませんか。渡辺委員。

[渡辺委員]

第19-1号で「150日以上も放置している事態」というのは、これは何を指していますか。

[田辺学校課長]

この件につきましては、一度訂正請求が出ています。それについて不承諾決定をいたしました。不承諾決定をしたあとに、異議申立てがありました。異議申立てがあった後、調査をしましたら、申立て人の言うとおり、内容に間違いがありました。このため総務課に、一度不承諾決定をしたものをどういう形で訂正をするのかを問い合わせたところ時間がかかってしまいました。これが12月のはじめになって、総務課からこういう形でという処理手続きをいただきましたので、12月に処理をしまして、1月10日に承諾決定をしています。

[田口委員長]

他にご質問、ご意見はございませんか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第10号を終了します。

報告事項第11号・都の学力向上を図るための調査の結果、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第11号 都の学力向上を図るための調査の結果

[田口教育部参事]

報告事項第11号・平成18年度都の学力向上を図るための調査結果が都から届きましたので、概要を報告させていただきます。

8ページをお開きください。本調査は、本市の各学校の今後の授業改善に役立てるとともに、児童生徒一人一人が自分の学力の到達度を知り、自らも学習を振り返り、今後の学習に資するものと考えております。実施につきましては、今年の1月16日に市内小学校18校、小学校5年生1,351人、中学校8校、2年生1,147人に実施いたしました。実施教科は、小学校は国語、社会、算数、理科の4教科です。中学校は国語、社会、数学、英語、理科の5教科です。それぞれほぼ20問から25問の出題でした。全ての平均正答率は小学校では304.4ポイントで、都より0.1ポイント高くなっております。中学校では364.4ポイントで、都より7.4ポイント高くなっております。

9ページをご覧下さい。分析の概要についてご説明いたします。小学校ですが、社会、算数、理科が都の平均を上回り、国語は下回りました。全ての教科で関心・意欲・態度を見る観点の正答率が下回りました。特に国語について見ていただけると分かるのですが、前回は全ての観点で都の平均を上回っておりましたが、今回は国語につきましては、全ての観点で都の平均を下回りました。平均点ということでお話するのは問題ではないかというご指摘もあるのですが、昨年度の都の比較で、国語につきましては全体では0.7、あとの観点別でもほぼ4観点について上回っていたのですが、その点からしましても、今回の平均点を下回っていることを加味しますと、国語については、やはり今後十分に授業改善していかなければいけないものと考えております。算数についてですが、前回は全ての観点で都を上回っておりましたが、今回は関心・意欲・態度、表現処理、表現処理というのはグラフ化や表による処理能力を見ていますが、その能力が下回っておりました。

中学校2年生についてお話させていただきます。国語と英語は全ての観点で都の平均を上回っています。社会は、前回はすべての観点で都の平均を上回りましたが、今回は関心・意欲・態度、知識で下回りました。数学についてですが前回、全てで都を上回りましたが、今回は関心・意欲・態度で下回りました。理科についてですが、前回全てこれも都を上回りましたが、今回は関心・意欲・態度、科学的思考で下回りました。科学的思考につきましては、実験・観察から、比較、関係づけ、条件制御、多面的な追及等を筋道を立てて考える能力と考えています。

以上、中学校について教科別にお話したところですが、小学校、中学校とも含めまして、関心・意欲・態度についてはやはり十分にこれから考えていかなければいけない大きな課題だと思っています。話す聞く能力、書く能力、読む能力などの国語を例にとりましても、それらの能力を高めていくための最も最初の出発点である関心・意欲・態度が本市は弱いかなと考えています。ですから、この点から全ての教科において、関心を持ち、好きになってもらうことによって他の能力が上げられるのではないかと概略の現時点ですが考えています。

今後については、指導主事レベルでさらなる分析を加え、7月の校長会で全校に通知してまいります。今回につきましては10ページ、11ページをご覧いただいて分かりますとおり、全ての児童をグラフ化いたしまして、ゼロポイントから満点ポイントまで、25から27くらいの問題があったのですが、その中に日野の子を当てはめてみたところ、都の図とほぼ同じような棒グラフを描きました。このことから、7割程度、東京都はクリアしていればほぼこの問題については到達しているのではないかということで分析しており、本市についてもほぼ7割方の多くの子がクリアしてくれています。

ただ、日野市は急激なカーブを描いている教科があります。特に下の軸ですが、10というポイントから急なカーブまたはデコボコ状態が見えるということで、この10以下に当てはまる子どもたちが一定な子どもたちなのか、入れ替わっているのかも含めまして、追跡調査をしていきたいと思っています。それから、棒グラフのトップ、平均的なレベルの形も含めてさらなる追求をして、特に10ポイント以下の子が同じようなことであれば、日野市の施策的なことも考えていかなければいけないと感じているところです。なおかつ、今、本市は少人数等、TTを強化していますし、市政協力員、学習補助者、さらにはインターシップも入れているのにもというところで、その方たちがこういう下位層の子たちにどういう関わりをしていくかという点も含めまして、今後改善をしていきたいと思っています。

公表についての流れですが、8ページにお戻りください。4番、授業改善プラン作成に向けてというところのとおり、7月に校長会でこの調査結果を示します。示す際には、今、お話した内容プラスもう少し深めた分析結果を市教委として発表したいと思っています。これはあくまでも観点別での発表をし、各学校はそれを受けて同じような分析をしていただいて課題を見つけていき、一人一人の先生方に授業改善プランを考えていただきます。教科、学年で考えていただく。それを校長、副校長、主幹等でも検討していただいて、再度、学校全体で話し合って保護者へ授業改善プランの公表をしていくという流れを考えています。

なお、学校に届きます個人の通知につきましては、個人票として各一人一人に戻るような結果になっています。以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。山畑委員。

[山畑委員]

意見と言いますか感想です。分析はこれからということで、それはお願いしたいと思うのですが、やや日野市が全般的に見ると下がったというよりも私はむしろ都の方が上がったのではないかという印象を持っています。昨年、区部等でずいぶん低いところがあって頑張らなければいけないというので区教委挙げて、区全体を挙げて頑張っているというところが幾つか報告ありましたけれども、そうしてみると、同じような形でやっていると日野市が総体的に下がっていることもあり得るのではないかと思います。その辺も検討してみてもらいたいと思います。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

こういう点数で一喜一憂するのもどうかと思うのですけれども、あるいは点数だけ一人歩きすると、調査の趣旨とかい離してしまうこともあって、その点心配があるのですが、関心・意欲・態度が若干落ちているということはかなり重視して、もしそうなら、どうしてそうなのか分析する必要があるのではないのかと考えます。そのうえで対応策を考えていくということだと思うのですが、どんな教科でもやはりおもしろいとか、もっとやってみようというものがないと、確かにテストすればそれなりの点数を取るかもしれないけれども、やはり学ぶ喜びや楽しさが欠けるということは、学習の中で深刻なことだと思うので、その辺を重点的にご検討いただければと思います。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

この関心・意欲・態度というのは、子どもたちの学習意欲と考えても良いわけですね。ですから今、渡辺委員が言ったことと同じことになるのですけれども、やはり学習意欲というところが、これで見ると点数的には高いのですけれども、東京都全体の子どもの意欲ということから考えると日野市は平均よりも低いということです。学習意欲が持てないということはないと思うのですが、さらに高めるために、やはり学習方法と言いますか、これをもう少し具体的に工夫していかなければいけないのかなと思います。

本市ではICT等も活用していますので、そういう観点から見てもちょっと納得できないなというのがあるのですけれども、先生が一人でしゃべって、黒板で授業を進めていくといった従来どおりのやり方というのが学校訪問等をしていてもかなり多く見られます。ですから、教え込むところは教え込んで、ただ、教え込むだけではなくて、今言ったように学ぶ楽しさというものを持たせるのが教師としての専門性ではないかなと思います。

それからもう1つは、あくまでもこれは個人の貴重なデータでもありますので、子どもたち一人一人に還元する形で、学校でより子どもたちの学力がつくような配慮や方法を今後講じていかなければいけないと思います。以前よりも詳しい分析がなされて、大変良かったと思います。今後さらに、焦点をあてて指導法と関連づけながら分析していかれたらより効果が上がるのかなと思います。意見です。

[田口委員長]

関心・意欲・態度というのはペーパーテストで分かるものなのですか。これを見ると、だいたいが90に達しているのですけれども、英語に関しては80です。だから、関心・意欲・態度というものを計れるような問題が本当に出されているのかと思うのですけれども。読む能力や知識というのはよく分かるのだけれども、関心・意欲・態度をペーパーテストで出せるのですか。

[田口教育部参事]

委員長のお話のとおりのことが学校でも、そして問題を作る時にもこの4観点の分け方、内容等については相当吟味されつつ、毎年毎年より良いものになってきていると感じています。ただ、今おっしゃったとおり、関心・意欲・態度、いわゆる興味があって、好きになって、その問題が関心をみていくというものに関しての問題そのもの、例えば国語の興味・関心を引き立たせることができているかどうかという問題をみるということに関しては、難しいことかと思っています。今ここで問題を持ってきてお見せできれば良いのですけれども、現在は徐々に良くなってきている問題の中でみてくるということがあると思います。あと、この観点別評価がいわゆる一人一人の子の通知表の中身の大元にもなっているのです。ということで言うと、今、国や都のレベルで考えている、子どもたちの学習を行っていく時の指導と評価の一体化ということで考えると、関心があって、意欲があるか、態度がある分を評価していく。そして話す、聞く、いわゆる国語でしたらコミュニケーション能力をみていく、書く能力を見ていく、一つの本を読んでいく能力をみていく、言語、発表、本当の意味の理解、知識、こういう5観点のところでそれぞれの子を評価していくというところで、どうしてもこういう全体の流れでみていくと、この分け方の中で行っていくのが現状ですので、関心・意欲・態度については難しいところかなと思います。

[田口委員長]

他にご質問やご意見はございますか。

[田口委員長]

点数としては関心・意欲・態度はみんな高いです。

[田口教育部参事]

はい。構成的にそういう問題になっています。最初の段階ですから、どの子でも解けるような非常に簡易な問題になっています。

[馬場委員長職務代理者]

興味、関心があれば、だいたい分かるということですね。

[田口教育部参事]

一般的な質問になっています。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

なければ、報告事項第11号を終了します。

次に7月の行事予定について、事務局より説明をお願いいたします。

※平成19年7月の行事予定については省略

[田口委員長]

以上をもちまして、本日の案件はすべて終了いたしました。

これにて平成19年度第3回教育委員会定例会を閉会いたします。

閉会午後3時10分

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