平成19年度第8回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004484  更新日 平成30年2月16日

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平成19年度第8回日野市教育委員会定例会

 

開催日時

平成19年(2007年)11月8日(木曜日) 午後2時05分~午後3時16分

開催場所

教育委員会

議事(要旨)

開始午後2時05分

[田口委員長]

ただいまから、平成19年度第8回教育委員会定例会を開会いたします。

本日の会議録署名は、千葉委員にお願いします。

本日の案件は、追加案件も含め、議案2件、報告事項4件です。

会議の進め方ですが、議案第23号は自己情報のため、報告事項第28号は未発表の情報のため公開しない会議とし、会議の最後に審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、会議規則第12条により、議案第23号及び報告事項第28号は公開しない会議とし、会議の最後に審議します。

それでは議事に入ります。議案第22号・日野市教育委員会事務局処務規則の一部を改正する規則の制定について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いします。

議案第22号日野市教育委員会事務局処務規則の一部を改正する規則の制定について

[徳田庶務課長]

議案第22号・日野市教育委員会事務局処務規則の一部を改正する規則の制定についてご説明いたします。

提案理由は現在、学校課学務係にある保健業務を給食係に移行し、課題である「食育」を積極的に推進するとともに事務の効率化を図るため、またその他の文言整理も併せて行うものです。

新旧対照表でご説明します。4ページ、5ページをお開き下さい。

5ページの学校課指導係(7)心身障害児教育に関すること、これは4ページにありますように、特別支援教育に関すること、ということで文言整理をいたします。5ページにあります教職員係(5)課内の庶務に関すること、これを学務係(5)に事務を移管するものです。また、給食係は保健給食係と名称を変更し、現在学務係にある(5)教職員、児童、生徒及び園児の保健管理に関すること、(6)学校医及び学校薬剤師に関すること、(7)学校保健に関すること、この3つを保健給食係へと移管するものです。

3ページへお戻り下さい。付則として、この規則は平成19年12月1日から施行するものです。以上で説明を終わります。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了いたしました。ご質問がございましたらお願いします。

[田口委員長]

給食係という名称を保健給食係とし、学務係にある5、6、7号を保健給食係に移すということですね。

[徳田庶務課長]

課内の人数配分、あるいは業務を係の中でどの係が担当するかということを整理することによって事務を効率的に行っていくという意味もあり、これまで学務係で担当していた保健に関する業務を保健給食係で行うとするものです。

[田口委員長]

指導係の7号は文言の変更で、教職員係にある5号を学務係に移すということですね。

[徳田庶務課長]

これまで教職員係で課内の庶務に関することを行っていたのを、学務係で行うということです。

[田口委員長]

他にございませんか。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結します。

お諮りします。日野市教育委員会事務局処務規則の一部を改正する規則の制定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第22号は原案のとおり可決されました。

報告事項に入ります。報告事項第25号・地域スポーツクラブ設立支援協議会の立ち上げ、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第25号地域スポーツクラブ設立支援協議会の立ち上げ

[岩田文化スポーツ課長]

報告事項第25号・地域スポーツクラブ設立支援協議会の立ち上げについてご報告します。資料12、13ページをご覧下さい。

地域スポーツクラブは、国のスポーツ振興計画において、平成22年までに全国の市区町村において一つ以上設立するということが定められており、日野市では、平成16年に策定しました日野市スポーツ振興計画において、三大目標の一つとして平成22年までにクラブを設立することを目標に定めました。

地域スポーツクラブは、地域住民による地域住民のための自主的運営によるスポーツ、健康推進を、いつでも誰でも、身近なところで気軽に体感できることを目的としたクラブになっております。

クラブ設立検討会の活動につきましては、公募市民18名のご協力をいただきまして、平成18年5月より本年の9月までの間、検討会を24回開催し、視察を4回実施いたしました。また、クラブマネージャーの養成講習会あるいは指導者の養成講習会等、10名以上の方たちに参加していただいているところです。本年度につきましては、東京都の地域スポーツクラブ設立支援モデル事業助成を活用してまいります。内容につきましては、3年間で年350万円、合計1050万円の委託事業です。19年度中に設立準備委員会の立ち上げ、あるいは20年度中にクラブ設立という条件がございます。設立に向けた具体的取組みとしまして、市民13名により10月26日に地域スポーツクラブ設立支援協議会をスタートいたしました。

地域スポーツクラブで提供するメニューにつきましては、ニュースポーツを普及させ、気軽に運動できる場の提供あるいは市民のスポーツ実践率の向上ということを考えています。もう1点につきましては、健康事業を行いまして、市民の健康増進、体力増進、介護予防を目的としているものです。

13ページの右側の図です。少し分かりにくいところもあるかと思いますが、説明させていただきます。まず、東京都からの委託事業としまして日野市教育委員会で受託をしました。その中で、本日、報告をさせていただきます網掛けの部分の設立支援協議会につきましては、地域スポーツクラブ設立に向けた計画あるいは立案的な部分、あるいは地域住民との理解を得るための条件整備、あるいは設立準備委員会の立ち上げというような基本的な部分を担っております。

左下の設立準備委員会につきましては、地元住民等に入っていただきまして、実際の地域スポーツクラブの運営について携っていただくような関係です。東京都のモデル事業の説明においても、この設立支援協議会と設立準備委員会の役割がうまく表現できず、市民委員の方へも2、3回説明をしたという経過がございますので、改めてここで説明をさせていただきました。

なお、一番左の日野市教育委員会から設立準備委員会に矢印で運営と書いてありますが、これにつきましては、東京都の委託条件の中で運営については教育委員会が行いなさいということが明記されておりますので、これについては運営という表現をさせていただきました。以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

[渡辺委員]

この網掛けの設立支援協議会というのは設立を支援するのですから、設立された後は解散するのですか。それとも残るのですか。

[岩田文化スポーツ課長]

残りまして、地域スポーツクラブの支援という部分を受け持つと同時に、計画の中では、中学校区に一つスポーツクラブを作っていきなさいという非常に大きな目標が掲げられています。その中で現在、予定しておりますスポーツクラブが第一番目のものですので、次の2番目、3番目ということを考えていく中で、設立支援協議会は残っていくことになると思います。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

旧平山台小学校跡地等を想定しているのですけれども、これは今、中学校区に一つという発想からいくと、このスポーツクラブは平山中学校区という意味ですか。

[岩田文化スポーツ課長]

国の計画の中では中学校区に一つという表現になっておりますが、現実的に考えますと、中学校区に一つ設立していくには、既存の施設を活用していくことになります。そういう面から考えますと、学校施設につきましては、スポーツ開放等で既に団体利用がされていて、かなり飽和状態になっている現状を鑑みますと、中学校区に一つずつできるだろうかという見通しが現時点ではついておりません。とりあえず、旧平山台小学校跡地を活用して一つ作るという状況が現時点の見込みです。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

そうしますと、旧平山台小学校跡地の利用のスポーツ団体と考えて良いのですか。

[岩田文化スポーツ課長]

地域スポーツクラブは、国のスポーツ振興基本計画の中で平成22年までに各自治体で地域スポーツクラブを作りなさいという目標があります。その中で、候補地が旧平山台小学校ということですので、旧平山台小学校跡地の活用目的ではなく地域スポーツクラブの設立という部分が先にあったということでご理解いただけたらと思います。

[馬場委員長職務代理者]

現在、スポーツクラブが各学校、体育館あるいは運動場を拠点にして活躍しているわけですよね。そこでホームグラウンドのように使っているわけですよね。現在、新しく旧平山台小学校跡地に、さらにそういうものが設立されると考えたわけです。

[岩田文化スポーツ課長]

スポーツ団体もしくはクラブと申し上げてもよろしいと思いますが、そういう方たちにつきましては、体を動かしたい、スポーツをやりたいという方たちが自主的に集って、運動されて身体を鍛えておられます。そういう中で、地域スポーツクラブにつきましては、クラブには積極的に参加できない。ただし、身体を動かしたい。地元にあるクラブではかなり専門的なスポーツをしていて入っていくには自信がない、というような方たちが気軽に運動できるような場所、あるいは健康増進のための場所を入口としまして、日野市が主体となってスポーツクラブを作っていくというイメージを持っていただけたらと思います。

[馬場委員長職務代理者]

そうしますと、ここに書いてあるハンドロウル等、スポーツというよりもレクリエーション的な類似の本来のスポーツを簡易化して、誰でもできるような形のものがいろいろありますよね。そういうクラブを狙っているのですか。

[岩田文化スポーツ課長]

いわゆる軽スポーツと申しましょうか、そういうところから入らせていただくつもりです。将来的な部分につきましては、もう少し、スポーツクラブという一般の方がイメージするような方向性も出てくる可能性もあると思っております。

[田口委員長]

千葉委員。

[千葉委員]

平山台小学校跡地の利用、要望とありますけれども、これは、要望しているのは住民ですか、それとも市当局ですか。

[岩田文化スポーツ課長]

地域住民からは、平山台小学校跡地について健康増進的なもの、あるいは災害時にプールの水を消火活動に活用できる場所等の要望がございますので、住民の方の要望があるということと、市としましても、地域スポーツクラブを設立する中で、なかなか場所がないということで、平山台小学校の跡地を利用したいという両方の要望があるということでご理解いただきたいと思います。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

例えば高齢者の方が地域でゲートボール等をやられていますね。あるいは中高年もソフトボール等をやっています。そういう方は、将来、この地域スポーツクラブに吸収されていくのですか。もしくは、それとは全然関係ないのですか。

[岩田文化スポーツ課長]

吸収ということではございません。あくまでも活動内容については、市民委員を交えた検討の中でこういうものが良いだろうということで、この中でお示しをさせていただいておりますが、今後、設立支援協議会で地域住民の方を含めて、アンケート調査をさせていただきます。その中で、どういうものがやりたいかというものも明確に示されてくると思われますので、今、お示しさせていただいているものにないものも地域の要望が強ければ盛込んでいくと考えております。

[渡辺委員]

どうも形が先にあって、これからアンケート調査をするというのだけれども、形にあてはめていくようなイメージで理解しにくいのですが、そもそも、この事業の趣旨は何ですか。

[岩田文化スポーツ課長]

地域スポーツクラブにつきましては、日野市のスポーツ振興計画を作成するにあたり、市民のスポーツ実践状況を調査させていただきました。その中で、成人のスポーツ実践率が低く、小中学生につきましては、以前と比べて体力の低下が懸念されています。現状、落ちるところまで落ちて横ばいだと言われているような中で、少しでもスポーツに親しむ機会を設けることによって、また、実践していただくことによって、成人、小中学生を含めたスポーツ実践率を向上することによって健康の維持・増進を考えております。

[田口委員長]

平山台小学校の跡地を利用することに異存はないし、地域スポーツクラブの目的にも全然異論はないのですけれども、最終目標として、中学校区に一つずつということが出ていますよね。今も、既に中学校を使っているところもあると思うのですけれども、その方々との関連と、旧平山台小学校の跡地というのは屋内があると思うのだけれども、例えばどこかの公園に集って太極拳をしようということが起きた場合、そういうものはどういうふうになるのですか。屋根がなくてもできると思ったのですが。

[岩田文化スポーツ課長]

一つは、小中学校の学校開放を利用している団体、そこに対して今後、利用しているところが利用できなくなったり、あるいは登録されている方を、言葉は悪いですけれども引き抜くということはございません。そういう部分に参加されている方が新たに参加したいということであればおいでいただきますし、そこに参加されてない方については、スポーツに親しんでいただくそのとっかかりとして考えております。また、公園等で太極拳等やられている方に対して、干渉する部分もございません。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

地域の範疇が分からない。これで設立準備委員会には地元住民とあります。この地元住民というのは何を指しているのか。今の話を聞きますと、日野市全体が地域のようなニュアンスにもとれるし、例えば先ほど私が質問したように、平山台小学校の跡地だと、平山中地域、地元もその地域の地元と考えて良いのかどうかということなのです。だいたいそこの住民が活用すると考えて良いのかということです。

[高田教育部参事]

若干、補足させていただきます。ご指摘いただいた地域スポーツクラブですけれども、大元は国が枠組みを作って、それを受けて都道府県もスポーツ振興計画を作り、これをもとに各市は計画の中で謳い込んでいる事業です。ですから、大元は、国であるということがまず1点です。

あと、その中で中学校区に一つずつクラブを設立するということですが、これは各委員からご指摘がありましたけれども、スポーツクラブとは少し質が違いまして、要するに国が目論んでおりますのは、地域の方々が自主的に運営をするクラブ、これはスポーツだけではなくて、当初、国が想定しているのは総合型地域スポーツクラブと申しまして、文化系の事業も含めて各中学校区に概ね一ヵ所設置しつつ、地域振興を図ると同時に、地域の活性化を図り、地域コミュニティの再生を図っていきたいというのが基本的なスタンスとしてあります。

ところが、各委員からご指摘いただきましたように、インフラが十分整っておりませんので、既存の団体との間でどう住み分けを図っていくのかということが十分整理ができていません。場所の確保そのものが非常に難しいという中で、東京都も非常に進めるのは難しいという判断をし、総合型という冠を外しています。まずは地域型、各地域のスポーツクラブとして、一旦、試みとして立ち上げていこうということです。実は、東京都が設立モデル事業として都内2市町村、準モデル事業として3区市町村に呼びかけをして、日野市と同時に羽村市もこの設立モデル事業に名乗りを上げたということです。たまたまその場所が先ほどからご指摘のあるように、インフラの確保という点ではどうしても場所が必要ですので、その意味でたまたま旧平山台小の跡地が出てくるので、まずはそこで展開してみましょうということです。

今の時点では1校だけです。ですが将来的に、国のプランもそうですし東京都も基本的にはそうですけれども、各中学校区に一ヵ所こういう地域スポーツクラブを設置して、地域住民の自主運営によって、会費制にして展開するという、実はほとんど組み立てられてはいるのですけれども、当面そういうものはひとまず棚上げにして、確保できている平山台小学校跡地のこの地域スポーツクラブで、本来は既存の様々なスポーツも含めて、地域の方たちに指導員となっていただきながら展開するというのもありましたが、それも非常に難しいだろうということで、軽スポーツと日野人四大運動事業の健康を中心に据えた、例えばらくらくトレーニングやさわやか健康体操といったものを、そこで展開しながら進めてみましょうということでこの事業を展開します。

[馬場委員長職務代理者]

よく分かりましたけれども、対象とする住民は、このプランの場合どこを指すのですか。

[高田教育部参事]

当面は、関わっていただく設立準備委員会については、基本的に平山小地区の周辺の近隣住民の方に入っていただくようだと思います。

[馬場委員長職務代理者]

平山小地区ですか。

[高田教育部参事]

そこもはっきりまだ固めてはいないのですけれども、要するに日野市一カ所しかまだ確保できませんので、おそらく当面の参加は全市的にどの地域からも参加していただくような仕組みとなっています。

[馬場委員長職務代理者]

地域コミュニティというのが主だと先ほどおっしゃいましたが、例えば自治会あるいは平山中関係のいろいろな諸団体があります。そういうところから知恵を借りていくという形なら可能ですけれども、そうでない限りは、市で指導員を決めたから、管理だけを学校の近隣住民の方々で行って下さいと。そして行うのではないかなと。で、指導員を集めてきて、ある一つのプランを作って募集して、管理運営は地元の人に任せると、そんなイメージが今、浮かんだのですけれども。

[岩田文化スポーツ課長]

今、ご心配の部分につきましては、再度、確認をさせていただきます。地元自治会につきましては、平山台小学校跡地の要望の中で、文化スポーツ課で所管しているものについては汲み取っているつもりでございますし、また、この地域スポーツクラブの設立に向けては、地元説明会もさせていただいて、やはり地元の方の意見を吸い上げながら進めていきたいと考えております。

[田口委員長]

千葉委員。

[千葉委員]

旧平山台小学校、現平山小学校跡地の利用については、統合の時に大論議がありまして、その後の使い方というのは、市の貴重な財産であるから、全市的に相談をして、良い方法にするという合意の下に統合が決まった経緯があります。こういう形で、地域スポーツクラブの市の拠点として使いますという形でトップダウンで投げた場合に、地元自治会のご要望の中に入っていることは私も住民ですからよく存じ上げていますが、ただそれは、文化的な施設としての利用をしてほしいというところに留まっていて、最初からこの形でという投げ方をすると、統合の時のあの大トラブルの二の舞になりはしないかという危惧感があります。

そういうご趣旨の場所が必要であるということが先にあって、それを市の中で探したら、平山台小学校跡地であったというその二段階というのは絶対に必要だと私は思います。そうでないと、統合に関わって、約3年間にわたって非常に混乱に近いような形にあったことをまた繰り返してしまうと思いますので、手続きの問題ですけれども、たまたま旧平山台小学校跡地が空くから、そこに持ってきたよというだけだと、地元での説明会の際に大変苦慮なさると思います。市としてこういう事業があって、そういう場所が市の中でどこか必要で、それを探したら平山小跡地であったというだと、これは決してその地元住民のエゴではなくなりますから。

今のこの形でいくと、市があたかも平山地区に地域スポーツクラブを作りたいという要望があって、たまたま空いているし、そこでまず作って、実績をつくりましょうというような形になってしまうと、誤解を生ずると思います。結果は同じですけれども、私の意見です。

[田口委員長]

教育長。

[加島教育長]

今のご意見に対してコメントをさせていただきます。

この地域スポーツクラブが平山台小学校の跡地を使う場合に、事務室として一室を使うと思います。あとは施設として体育館や運動場を使うことになります。それは、地域開放をしていますから、地域開放と調整を図って、時間が取れたところで、全市民が使えるということです。

従って、平山台小学校の跡地利用として、校舎のある一部を地域スポーツクラブとして教育委員会が名乗りを上げる。他の部局も名乗りをあげていると思います。それを全部集めてきて、さあ、こういう利用形態にしましょうという市の案を作ってから地元調整に入るわけです。その中の候補の一つがこのクラブの設立ということです。

活動拠点、拠点というと全部使ってしまう感じを受けますが、一つの教室を地域スポーツクラブで使わせて下さいと、このような要望になるかと思います。

[千葉委員]

おそらく、市全部で使うとしたら、問題になるのは車がたくさん来るので駐車場等になると思います。私も住民の一人だけれども、そうだと思うので、その辺を、問題が起きないように、最初からプランニングすることが大事ではないかと感じます。

[渡辺委員]

お二人の意見をクリアした上での話ですが、平山台小学校跡地を使うにしても、やがて全中学校区に作りたいという考えのようですけれども、まず最初のモデル事業として位置づけるのか。最初、特定の難しいスポーツではなくて、気楽にできるニュースポーツということがありましたけれども、これは遠くから、わざわざ来る市民は恐らくあまりいないと思います。だから、モデル事業として、平山中学校区限定にして、あくまでも地元の人を主体にしてやっていくという形でないと、うまくいかないのではないかと思います。全市から来れば、平山地区の皆さんもあまり熱意がなくなってしまうのではないでしょうか。だから、ここをうまく成功させて、他の地区へ広げていくということにした方が良いのかなと、個人の意見ですけれども、そう思います。

[田口委員長]

教育長。

[加島教育長]

先ほど高田参事から説明があったのですが、総合型スポーツクラブというのはいろいろな種目を揃えてやりましょうということだと思うのですが、ここで考えているニュースポーツというのは2つくらいあります。それから、ニュースポーツですからあまり一般性はないものなのですけれども、健康的なニュースポーツです。健康事業というのはらくらく体操等そういうイメージだと思います。らくらく体操ができる人はほとんど高齢者で、平日に家にいる方が多いです。地域に開放しているとは言いながら、平日は体育館等は空いていることが多いです。平日の利用というのはそんなに頻繁ではなく、非常に良い時間帯に旧平山台小学校の体育館を使って、年配の人を集めて、健康のための体操をやりましょうと、こういう募集をこの地域スポーツクラブで行います。だから、最初の段階は比較的やり易く、しかもかなり地域性を持ったスポーツをここでは行おうと考えています。ですから、やがて少し他のスポーツが加わったりしてうまくいきそうだなという話になれば、それは次の地域に展開できるだろうという構想を練ることになると思います。こういうことで、この設立支援協議会というのは専門家がかなり入りますから、彼らがバックアップをしていくということです。

[田口委員長]

馬場委員。

[馬場委員長職務代理者]

健康というと、運動ばかり考えていると思います。だから、こういうのは定年退職した後の人たちが集る一つの社交の場として、あるいはそういう運動を通してコミュニケーションを図れる場、そうでなければ地域のという意味がないと思います。私は日野市全域から来るということは、なかなか難しいと思います。だから極端に言えば出来るだけ歩いて通える範囲内で行うのが良いと思います。

先ほど言ったように、平山台小学校跡地で、その前にできるだけ一つ大きな活用の構想がほしいのです。その中の一環としてまずここから発足しますということですね。これはあくまでも地域コミュニティの中心とした健康増進を兼ねた、そういう対象もはっきりして実施するという構想です。狭めてやらないと成功しないと思います。それから、発展的に変えていった方が良いと思います。

[加島教育長]

良いご意見を伺ったと思います。この健康スポーツにちょっと例をとりますと、今、直営でこの健康スポーツを4つ行っています。平山地区ではこの地域スポーツクラブが主体となって健康スポーツを行うのですけれども、他の地域はまだスポーツクラブがありませんから、そういう意味では地域性があるのだろうと思います。

[馬場委員長職務代理者]

市が中心になって行うのなら地域スポーツじゃないのです。地域の人たちが自分たちで行うという主体性を持たせる。それにはあまり広げない方が良いと思います。

[加島教育長]

そういう性格を持って考えているのですけれども、今おっしゃったとおりだと思うのです。また、地域の人しか来ないだろうと思うのですけれども、最初にできるスポーツクラブですから、市民対象とし、他の人は一切だめですというわけにいかないから、全市的な参加が可能だということです。

[田口委員長]

先ほどどこかで拠点という言葉が出たので混乱しているのですけれども、あくまでもモデル、平山地区でこの地域スポーツクラブのモデル事業を立ち上げると、このように受けとめてよろしいですね。

[岩田文化スポーツ課長]

私の説明の中で誤解を与えるような発言があって、混乱させてしまいました。お詫びしたいと思います。

[田口委員長]

そういうことではないです。活動拠点という言葉に惑わされました。

[馬場委員長職務代理者]

今日、初めて見たのだから分からないことがいっぱいあるのです。イメージがわかなかったので、今だいたいイメージがはっきりしました。

[千葉委員]

成功させるにはどうしたら良いかということでしょうね。

[田口委員長]

そうですね。他にご質問やご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第26号を終了します。この事業が成功することを祈っております。

[岩田文化スポーツ課長]

アドバイスいただきありがとうございました。

[田口委員長]

報告事項第26号・京王線沿線七市図書館の連携、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第26号京王線沿線七市図書館の連携

[小澤図書館長]

報告事項第26号・京王線沿線七市図書館の連携について報告いたします。

16ページをお開き下さい。東京都市長会は、平成18年11月「広域連携の勧め」という提言を出しております。この提言を受けまして、京王線沿線の七市、八王子市、府中市、調布市、町田市、日野市、多摩市、稲城市は図書館連携協議会を立ち上げました。平成20年4月実施を前提に相互利用協定を締結すべく現在、準備をしております。

東京都市長会「多摩・島しょ広域連携活動助成金」をいただきまして、該当七市において住民・利用者アンケートを実施しております。ニーズの把握・利用予測を現在、調査分析している段階です。

なお、サービスの提供は、各市提供可能な内容で開始します。利用状況を見ながら、拡大を検討する予定です。現時点で予想される動きですけれども、日野市では平山図書館、中央図書館、多摩平図書館での隣接する八王子市民の利用者の増加が考えられるところです。

現在、日野市は多摩市と相互利用協定を結んでおります。多摩市民の日野市利用の件数は登録者70名、貸出件数が年間11,941件です。また、日野市民の多摩市利用の件数は登録者412名、貸出件数32,374件です。日野市民の多摩市利用件数の方が多いという現状です。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いいたします。渡辺委員。

[渡辺委員]

とても良いことだと思います。私自身も多摩市の桜ヶ丘図書館に行くことが多いものですから、そこからカードをいただいて、よく借りています。先日、教育委員の研修会の時に、たまたま隣に座られたある市の方とこの共同利用の話をしました。私の場合は、日野市の図書カードと多摩市のカードと2枚持っていますが、それが1枚で済むようになっているという話を聞きました。将来的にはそのようになっていくのですか。

[小澤図書館長]

共通管理するには、システムを統一化しなければならないと思います。現在では各市毎に利用カードを作っていただくようになりますが、今後、多摩全域でできれば可能になるかもしれません。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第26号を終了いたします。

報告事項第27号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第27号行政情報の公開請求

[下田教育部主幹]

報告事項第27号、公開請求のあった行政情報について次のとおり決定したので報告いたします。

18ページをお開き下さい。2件ございます。

1件目、平成19年9月末に退任の日野市教育委員会教育委員山畑仁に支払われる退職金の金額および明細については、退職金の規定が存在しません。したがいまして、行政情報が存在しませんので、非公開としました。

2件目、日野市学校教育基本構想検討委員会の委員公募の際の審査基準と結果の全部。

6点あります。

  1. 審査基準について、採点結果を非公開として部分公開としました。
  2. 審査する職員の職・氏名。職は全部公開、氏名は行政情報が存在しませんので、非公開としました。
  3. 応募者一人ひとりに対する採点。採点結果を非公開として部分公開としました。
  4. 審査基準の中に、都教委や市教委に反対とか協力的とかの観点があるか、
  5. 採点基準に指定字数オーバーの場合の減点の有無、
  6. 800字と字数指定した具体的理由、以上3点は行政情報が存在しませんので、非公開としました。

以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

渡辺委員。

[渡辺委員]

(3)応募者一人ひとりに対する採点というのは部分公開とあるのですが、部分公開できる部分というのはどういうところですか。

[下田教育部主幹]

今回は一枚にまとめたもので保存しておりまして、上のほうに採点の基準、これは何点、これは何点等そういった部分があります。そして下にその一人ひとりの採点が書かれていますので、その上を公開にして、採点の部分を非公開としたということです。

[田口委員長]

他にございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第27号を終了いたします。

次に平成19年12月の行事予定について事務局より説明をお願いいたします。

※平成19年12月の行事予定については省略

[田口委員長]

これより議案第23号と報告事項第28号に入りますが、本件につきましては公開しない会議の中で行いますので、関係職員以外の事務局説明員は退席していただきたいと思います。異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、関係職員以外の事務局説明員は退席してください。

なお、本件の終了をもって平成19年度第8回定例会を閉会とします。

(関係者以外退室)

閉会午後3時16分

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