平成16年度第11回教育委員会定例会(2)

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ページID1004542  更新日 平成30年2月16日

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平成16年度 第11回 日野市教育委員会定例会会議録要旨

[田口委員長]

事務局より説明が終了しました。ご質問がありましたらお願いいたします。

[渡辺委員]

確認しておきたいのですが、この名称をかえて場所も程久保の方に移すというのは、新選組ふるさと歴史館との関わりがあるのですか。それともないのですか。

[辻ふるさと博物館長]

日野市全体の中、財政的なこともありまして、現在の博物館を新選組ふるさと歴史館というふうに改めますので関係はございます。

[渡辺委員]

あわせて考えていかないと非常に理解しづらいと思うのですが。

[馬場委員長職務代理者]

ふるさと歴史館と郷土資料館の管轄はどうなっていますか。

[辻ふるさと博物館長]

新選組のふるさと歴史館は市長部局の管轄となります。郷土資料館の方は教育委員会の管轄となります。

[馬場委員長職務代理者 ]

この2つの歴史館と資料館の関係といいますか、つながりというのはあるのですか、ないのですか。全く別なものなのですか。

[辻ふるさと博物館長]

有機的に運営をしていきたいというふうには考えております。新選組の歴史の部分、いわゆる新選組に特化した部分を歴史館の方で取り上げていく。そのほかの部分、そのほかの民俗、歴史、自然のことについては郷土資料館の方で運営をしていくというように考えておりますので、お互いに重なる部分とか足りない部分は補完しあって、いわゆる日野市の博物館事業といいますか、歴史、民俗、自然の部分について一緒にやっていきたいというふうに思っています。ただ、事業としては新選組は歴史館が特化しておりますので、そちらの方が中心になっていくというふうには思っております。

[馬場委員長職務代理者]

今の説明ですと、郷土資料館は従来のふるさと博物館の機能、内容をそのままもっていって、さらにここにあります郷土資料館条例第3条(4)学校教育や市民による自主的学習活動への支援などの連携事業、(5)前各号のほか、目的を達成するために必要な事業、の2つが加わったわけですね。そして旧の高幡台小学校の教室に移るというふうに考えていいわけですか。

[辻ふるさと博物館長]

現在のふるさと博物館の事業、機能としてはそのまま継続していくと。ただ、新選組に関する部分については特化していきますので、そこの部分は協議しながら、あるいは共同しながら助けていくということはあると思いますが、そのほかの部分については現在の博物館の事業を継承していきます。なおかつ博物館自体も第3条第4号に新しく加えましたのは、名称は郷土資料館となりますが、学校週5日制、それから体験学習及び地域活動への支援、連携を一層充実するためにその1条を加えて、今まで以上に外へ出て行く事業として、そういう事業を展開していきたいというふうに考えております。

[馬場委員長職務代理者]

それであの場所で今おっしゃったようなことが、あの施設で可能だとお考えですか。

[辻ふるさと博物館長]

旧高幡台小学校については今、3教室と旧給食調理室を使う予定でありますが、多少現在の建物よりは劣るかなというふうには思ってはおりますが、その部分については現在の、将来的に新選組ふるさと歴史館になる部分について、一部ああいう温度設定だとかというような必要なものの展示については協議をして、貸していただくというふうに考えていますので、その辺の不足は補えるというふうには考えております。

[馬場委員長職務代理者]

先ほど両方の歴史館と資料館との連携はどうなっていますかと聞いたのは、その辺のところをもう少しわかりやすく、ていねいに。というのは、ふるさと博物館の現在の機能がそのままあそこに移ってできるとは誰も考えない。ですから、あくまでも歴史館の方との連携というのはなんらかの形で必要なのではないのかと思うわけです。その辺のところを、例えばふるさと歴史館条例のようなものとか、あるいはそういう中に、できるんだというものがあるのかどうか。

[田中教育部参事]

若干重複する部分があるかもわかりませんが補足させていただきたいと思います。今までの博物館につきましては、博物館事業は学芸員がいて、調査研究、展示するというのが非常に大きな要素でありますけれども、それにつきましては引き続き配置される予定です。それから先ほど、温度設定とか湿度とか、あるいは防塵機能、こういうものについても、従来の博物館につきましては、地下とか2階にそういう設備が整ったものがあるわけですけれども、引き続き貴重なというか、そういう温度等が必要な資料の保管については、今度新しく歴史館になる建物を使っていいという、そういう方向になっています。

また展示につきましても、従来、歴史、民俗、自然等の特別展を企画して博物館のところで展示していたわけですけれども、それにつきましても、新しくできる歴史館の条例の中に資料館が行うそういう展示につきましても、必要があれば調整しながら展示していいよという条項も織り込まれておりますので、確かに旧高幡台小学校の教室だけを見ると、かなり違うなというふうな印象を受けるわけですけれども、今言ったようなそういう機能は維持して、歴史館とも十分調整していきたいと。さらに新しく事業を加えたわけですけれども、今までにないような分野にも力を入れていきたいというふうに思っているところです。

[渡辺委員]

先ほど旧高幡台小学校のところに移ってその校舎を使うということの中では、活動の限界もあるのではないかということがありましたけれども、そのかわりに第3条第4号に学校教育や市民による自主的学習活動への支援などの連携事業というのが入って、積極的な活動を推進するという姿勢がうかがえるのですが、イメージすると具体的にはどんなようなことが考えられますでしょうか。

[辻ふるさと博物館長]

旧高幡台小学校を使いまして展示は行うつもりです。ただ温度だとか湿度に影響のない、おもに民具を中心の形ですがそういう展示、民俗関係と自然分野、この辺のところについては展示をします。

それから今、私どもでは仮称で話しておりますが、デリバリー博物館事業というような形で、これは学校教育の関係でいいますと、学校の方にでかけまして、展示等、あるいは学芸員が話をするとかというような、こちらから出て行くというようなものを考えております。

それからあそこの中に、先ほど申し上げましたが体験学習室を設置する予定でございますので、そこでは、例えばわらぞうりだとか、そういう少し前のいろいろな遊びだとか、そういうものを体験的にやっていきたいというふうに考えています。

それから今、教育センターの方に郷土資料に関係する研究テーマを平成17年度に予定しているというふうに聞いておりますので、そのところの研究成果をまたいろいろとお聞かせいただきながら、年度途中でありますが、反映できるものはそういうものを反映していきたいというふうに思っているところです。

また、市民の学習活動の支援という形で、市民の方でこういう学習をしたいというときには、例えばそういう資料があるとすればそういうものを持っていって、学校と同じですよね、いくつか持ち運びができるようなものはそれを実際に示しながらそういう講座を開いていくとか、学習会を開いていくというような形の全面的な支援を行いたいというふうに考えています。

[田口委員長]

博物館協議会委員というのと資料館協議会委員というのは、これは名前がかわるだけですか。

[辻ふるさと博物館長]

先ほどいいましたが、多少特化する部分が、新選組に関する部分が特化していきますが、その他の部分については、そういう事業に対して、博物館長は協議会に諮問をすることができるというふうになっているというのをちょっと覚えているんですけれども、そういうような今後の事業について、あるいは様々なことについて諮問をかける場合は諮問をかけますけれども、通常は協議をしていくというふうに考えていますので、今の守備範囲であるふるさと博物館の部分とは多少欠けたりする部分もあるかとは思いますが、ほとんど同じような機能をもっていくというふうには考えております。

[田口委員長]

博物館協議会委員が資料館協議会委員になるわけですか。郷土資料館のことは今度は教育委員会にはなるというけれども、特別職の職員の職名が博物館協議会委員から資料館協議会委員にかわって、博物館協議会委員の人たちはどこにいってしまうのかと思ったのです。一部が郷土資料館協議会委員になるのですか。博物館協議会委員が全員資料館協議会委員になる必要もないですよね。

[田中教育部参事]

日野市のふるさと博物館はいわゆる正式に登録された博物館というものではありません。博物館にはいろいろ要件がありまして、こういう要件を備えていれば博物館法により登録してもいいですよという定めがあるのですけれども、つくられた当時、完全にそういう要件を満たしていないということもあって、登録はしておりません。ただほとんどの要件を備えているということで、我々も博物館機能という言い方をしているわけです。その博物館法の中に博物館協議会という委員会を設置してもいいということで、いろいろな助言をいただくとか、諮問に応じてもらうとか、そういうふうな機能を持っているわけです。そういう意味では、今まで博物館がもっていた歴史、民俗、自然、その大きな部分については引き続き資料館が引継いでいくわけですから、そういう意味では新選組のところだけを除いたその他のすべてのものは資料館協議会が引き継いでいきます。

博物館協議会につきましては任期が2年なんですけれども、一応今年度で任期が切れたということで、来年度以降、新しい10人以内の委員さんを選んでいくということになるわけですけれども、基本的には分けることなく、人は別として、今までの形を継続していきたいというふうに思っています。

[渡辺委員]

資料館の方は観覧料を徴収しないということになりますね。市民が気楽に行けるということで、結構なことだと思います。今まで徴収していたというのは、何か大きな企画などがあって、それなりの費用もかかったりするので徴収したんだと思いますけれども、逆にそうなると、もうその種の企画は一切行わないんだということになるのですか。

[田中教育部参事]

博物館法の中には、博物館は原則として無料という定めがあります。ただ、必要な場合に応じては金額をとってもいいという規定があるわけです。今まで大人100円、子ども50円という料金設定がありましたが、現実的にはほとんど学校教育に使うとか、そういうことで減免措置がとられていたわけですけれども、その原則無料なのになぜ有料にしたかという経過につきましては、はっきりとこういう理由でとったんだというふうな、多分、その設立当時はいろいろな議論があったと思いますけれども、はっきりした理由については明確でない分が今の時点ではあるわけですけれども、今、渡辺委員が言われたように、そういうことに関係なく、今までの事業につきましても歴史館と調整しながらできるものについてはやっていきたいというふうに考えております。

[田口委員長]

何かご質問ありますか。

[山畑委員]

ふるさと博物館が今度、郷土資料館になり、そっちへ移転して従来のことを行い、新選組については今の場所で特化して行うということですね。資料館については、従来やっていたこと、展示を中心とするそういうことよりもさらに今度はもう少し目的事業を膨らませて4番、5番があるわけですね。学校教育や市民による自主的学習活動の支援などの連携事業ということで、先ほどこれについてご質問が出て、博物館長さんが説明なさっていたのですけれども、やや一般的というか包括的というような印象を免れないんですね。今年の4月1日からやるということであれば、もう少し何か具体的な構想というようなことはないのでしょうか。検討はされてないのでしょうか。

[辻ふるさと博物館長]

議論は進めております。大きな柱から中ぐらいの柱、あとはそれぞれ細かく小さな柱として組み立ててはあるのですが、まだ文書化してきちんとした形では今ちょっと時間がないという、それぞれの頭の中と大筋の中でつくられてはおります。

[山畑委員]

ではこれを今、検討するにあたって、我々も実は前に一度聞いたのですけれども、今回これがまとまった形では初めてということで、どうもすぐにここで結論を出すというのはちょっと拙速に過ぎるような気もするんですね。もう少しそういう具体的なものも含めたものを出していただいて、それでこれを検討するというふうにしたらいいんじゃないかと思うのですけれども、その辺どうでしょうか。

[田口委員長]

いま山畑委員がおっしゃったことに関しましてご意見ございますか。

[馬場委員長職務代理者 ]

本質的にはふるさと博物館に新たに新選組が入って、この資料館の方に学校教育や市民による自主的学習活動の支援という、そういう非常に膨らんだわけですよね。膨らんだのを2つにしたというふうに、2つにして真ん中はからみあうと、こんなふうに私は頭の中で今、イメージを描いているわけです。新選組の方に膨らんだのは、これはどうも教育委員会の事業ではないということで、こちらの資料館の方の新たに出っ張った部分について、確かにもう少し具体的にわからないと最終的な結論は出ないのではないかなと思います。

[渡辺委員]

同意見ですが、今出たようなことをもうちょっと具体的に、とりわけ活動について精査して、整理をしていただければなと思います。趣旨はわかりました。

それから委員長名で出された要望書が各委員にも郵送されましたけれども、真摯に、これまで日野の文化政策あるいは社会教育等に関わっていただいた有識者の皆さんが、いろいろ多々ご心配をされている点もあります。具体的にこういう点はこう対処していきたいというようなことも整理いただきまして、次回の教育委員会に、定例会、臨時会か別にしまして、出していただいて、きょうはペンディングにしていただいた方がいいんじゃないかなというふうに思いますが。

[田口委員長]

今、委員の方々から資料の提出ももう少しほしいし、具体的な施策に関しての資料の提出、それから様々な意見をもう少し考慮してというような要請がありました。十分に審議を尽くす必要があるので、近日中に今言われた要請も含めて、もう一回臨時会を催して、審議を行うようにしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

[加島教育長]

この問題は教育委員会の議題となって、公式に議論をしたのは今回が初めてだと思います。事実上のご説明はしたこともあるわけですけれども、日野市郷土資料館が現在のふるさと博物館の場所を離れて、教育センターの中にいくといった場合に、その郷土資料館というのは一体どういうものになるのかというご心配が委員の皆様にはあるのだと思います。もう少し郷土資料館というのはどういうものか、どういうものを計画しているのかということを詳細に説明をする必要があると、私も今の議論を踏まえて思います。

それから、郷土資料館とあわせて設置される新選組のふるさと歴史館との関係はどのようになるかということも大事なことだと思いますので、できるだけ資料を集めまして、次回、近々に開いていただければ、その場でご説明申し上げたいと思います。

[渡辺委員]

それで結構ですが、議案は議案で読めばこういうことなのですが、目的とか、こういう点は新しくつけ替わりますとか、そういうような、具体的な活動イメージの代表的な例みたいなものなどを整理していただいたのを同時に資料としてお出しいただければ、大変議論しやすいのではないかと思います。

[田口委員長]

よろしいでしょうか。今、渡辺委員のおっしゃったことも含めて、イメージとしてもう少し具体的に把握できるような資料を整えていただきたいということで、それまで、この議案第42号でございますが、継続審議にしたいと思いますけれどもよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは議案第42号は、継続審議とすることにいたします。

ここで1時間半ほど経ちましたので、約10分の休憩をとります。3時35分から再開いたします。

休憩午後3時23分
再開午後3時35分

[田口委員長]

再開いたします。

協議事項第4号・平成16年度小中学校卒業証書授与式における教育委員会告辞について

協議事項第5号・平成17年度小中学校入学式におけるお祝いの言葉について

協議事項第6号・日野市スポーツ振興計画の策定について

報告事項第33号・行政情報の公開請求

報告事項第34号・行政情報の公開請求報告事項第35号・日野市子ども読書活動推進計画について

ご報告いたします。

[五十嵐指導主事]

協議事項第4号・平成16年度小中学校卒業証書授与式における教育委員会告辞について、協議をお願いいたします。協議事項第5号・平成17年度小中学校入学式におけるお祝いの言葉について、56ページをお開きください。協議事項第6号・日野市スポーツ振興計画の策定について、ご説明いたします。60ページをご覧ください。報告事項第33号・行政情報の公開請求についてご報告いたします。

52ページをお開きください。まず小学校の告辞です。従来と変えたところは3段落目です。日野市の教育委員会の教育目標の「ひらこう世界へ、のびようともに、つくろう夢を、こえよう自分を」というこの教育目標をこの3段落目に入れてみました。その部分を一読させていただきます。

さて、いよいよ四月から中学生になります。「ひのっ子」の皆さんが、小学校の六年間の経験をもとに、広い視野に立って世界をひらき、自分とは異なるものの見方や考え方もきちんと受け止め、友達と、認め合い支え合いながら、ともに伸び、充実した中学校生活を送っていくことを願っています。また、自分の将来の生き方についての大きな夢をもち、その実現のために努力し、自分を超えてほしいと思います。

[田口委員長]

小学校の告辞についての説明が終了しました。ご意見、ご質問がございましたらお願いします。

[田口委員長]

真ん中辺りの、「広い視野に立って世界をひらき」というと、何の世界をひらくのかよくわからないので、そこのところの文言をちょっとかえていただきたいと思います。

[五十嵐指導主事]

「自分の世界を開き」とさせていただきたいと思います。

[田口委員長]

ほかにございますか。

なければ中学校の告辞についてお願いします。

[五十嵐指導主事]

それでは53ページ、今度は中学校の告辞です。おもに4段落目です。一読いたします。

さて、皆さんは、今、希望に満ちた新たな世界に向かって歩み始めようとしています。本校で学んだことを誇りとし、九年間の義務教育の学習で培った力と豊かな心、たくましい体を生かし、「ひのっ子」の精神で、自分を乗り越え、さらに個性を伸ばして欲しいと願います。そして、「ひのっ子」の後輩たちにも、皆さんの夢を伝えていってください。

[田口委員長]

この件に関して、ご質問、ご意見がございましたらお願いいたします。

[渡辺委員]

先ほどの小学校の方は、自分を超えていってほしいということで「超えよう自分を」というのに対応していると思いますが「自分を乗り越え、さらに個性を伸ばして」は、なかなかわかりにくいんですよね。それから「皆さんの夢を伝えていってください」というのは、恐らくこれは卒業生の皆さんが育んできた学校の伝統とか、そういうものをもっと伝えて、大きくしていってほしいというような趣旨だと思うのですが、その辺の文章もちょっと練っていただければと思います。具体的にはお任せいたします。

[田口委員長]

ほかにはございませんか。

ないようですので、協議事項第4号に関しましては、今出た意見等も含めて練り直していただくということで、ここで終了いたします。

[五十嵐指導主事]

これも従来なかった「ひのっ子」の教育目標、これを入れてみました。56ページは小学校入学式のお祝いの言葉です。おもに3段落目、後半の部分です。一読いたします。

教育委員会は、世界にひらき、ともに伸び、夢をつくり、自分を超えることのできる「ひのっ子」を育てていきたいと考えています。本校は、校長先生をはじめとする教職員が協力して、一人一人が生き生きと学校生活が送れるよう、「ひのっ子」の指導に当たってまいります。本校の教育方針を十分ご理解いただき、学校、家庭、地域相互の連携のもとに教育活動が推進できますよう、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

[田口委員長]

これに関しましてご意見、ご質問がございましたらお願いします。

[田口委員長]

今のところですけれども、これは保護者の皆さんに「ひのっ子」を育てていきたいという抱負を述べるところなんですけれども、小学校に入学したての児童の保護者にとっては、「ひのっ子」ってなんだろう、よくわからない方もいらっしゃると思うので、「ひのっ子」というその教育方針を具体的にもう少し述べて、世界をひらきというその辺のところの文言を教育目標に沿った言葉にかえていただければと思います。

それから、勉強をしたりすることができますねとかという「ね」というのは、委員によっては発音しづらいかもしれないので、ここは取っておいた方がよいと感じております。

[田口委員長]

ほかにございますか。

[田口委員長]

ないようですので、中学校の方をお願いします。

[五十嵐指導主事]

57ページをご覧ください。中学校の入学式も同じく、「ひのっ子」の教育方針を入れました。3段落目です。一読いたします。

日々の学習では、世界が広がります。新しい知識を吸収するとともに、自らの課題を、見通しを持って解決できる力を身に付けていきます。目標をもち、今の自分を超えられるように努力してください。

部活動では先生方や友達との交流を深め、思いやりの心や善意の判断、責任感などを身に付けていきます。ともに学び、ともに伸びる「ひのっ子」として充実した生活を送るためにも、意欲的に学習や部活動に取り組むことを期待しています。

[田口委員長]

この件に関しましては何かありますか。

[馬場委員長職務代理者 ]

今読みました「部活動では」というところから、「期待しています」というところの文章がちょっと。最初部活動のことを言っていて、いつのまにか何か最後に「意欲的に学習や」が急に入ってくる感じがしますので、2つのことを言っているわけですから、それがはっきりわかるようにお願いします。

[田口委員長]

ほかにございませんでしょうか。

[田口委員長]

ないようですので、ご質問、ご意見はこれにて終結し、協議事項第5号を終了いたします。よろしくご訂正の方をお願いいたします。

[徳田文化スポーツ課長 ]

60ページにございますように、スポーツ振興計画は、スポーツ振興法第4条第3項の規定により教育委員会が定めるものとなっております。これまでスポーツ振興計画につきましては、8月に市民公募を行い、スポーツ振興計画市民検討委員会を発足させ、8回ほど会合を開いた中で検討してまいりました。12月の教育委員会において、当初12月完成予定だったものが遅れるというお話をいたしましたが、その中で様々検討してまいりました。パブリックコメントを求めず、2月中に策定を完了する予定で進んでまいりましたが、やはり日野市における他の計画がパブリックコメントを求めた中で完成していることを踏まえまして、同様にそういった手順を踏むことといたしました。

スケジュールについてはこの4番にございますように、3月1日から17日まで意見集約期間を設け、12日には市民説明会を行う予定としました。これを踏まえて、次回3月の教育委員会において最終的な議決をいただければというようなスケジュールを考えております。

この計画の概要ですけれども、60ページにございますように、計画の目標が、目標1として、成人の週1回以上のスポーツ実践率が50%となることを目指します。目標の2番として、児童・生徒の70%が学校の運動部活動や地域のスポーツクラブに加わり、スポーツ活動を定期的継続的に行っていることを目指します。目標の3番として、総合型地域スポーツクラブを1つ以上育成します。ということで、2番にありますように、平成17年度から6年間の実施期間とし、途中状況によって見直しも行う計画となっております。

以上を踏まえまして、61ページ、62ページに施策の内容、大まかなものが出ておりますが、お手元に配付しました素案の中、35ページに同様の表が出ております。実はこの議案を配付しました以降、文言等の整理を行っています中で若干修正があり、61、62と同じものが35ページ、36ページに載っております。こちらの方を参考にしていただければと思います。

この内容については今申し上げましたように、これからパブリックコメントをとることもございますので、今後、次回の教育委員会までにご覧いただき、またご意見をお寄せいただいた中で次回の議決ができればというふうに考えております。

よろしくご協議をお願いします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問やご意見がございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

健康日野人○○○○スポーツプラン、この○○○○がどういうふうになるのですか。

[徳田文化スポーツ課長 ]

実はこれは「いきいき」ということでこれまでやってまいりましたが、実は先行しております高齢福祉の計画が「いきいき」という文言を使っておりました。重なったため、急遽、いま検討に入ったところでございます。候補としては「はつらつ」ですとかいろいろ出ておりますが、他にも健康日野人とつけたので何も入れなくてもいいという意見もございます。そういった中で最終的に「日野市スポーツ振興計画」というだけではあまりにもさみしいので、健康日野人スポーツプラン、あるいは何とかスポーツプランということでいい言葉をさがしているところでございます。

[田口委員長]

なにかご質問はありますか。

[渡辺委員]

計画の目標で3つの目標が出ていますが、これはスポーツ振興法に基づく政府等の目標に準じているものなのですか。全くそれとは関係なく日野が独自にアンケート等をもとにしてこれぐらいを実践したいということなのでしょうか。

[徳田文化スポーツ課長 ]

目標の1は国のスポーツ振興計画に基づいたものです。

目標の2番については東京都のスポーツ振興施策の中でスポーツ振興基本計画の中にございます。これはただ単に、それを踏襲しただけでなく、現実にこの60ページにございますように、アンケートを実施した中で、日野ではまだ到達していないという現状を踏まえ、それを採用したものです。

3番目につきましては、国の施策として平成22年までにすべての市町村において総合型地域スポーツクラブを1つ以上立ち上げなさいという目標がございます。実は東京都下が、全国で遅れている状況がございます。地方と都市部ではやはり状況が違いまして、東京都下はなかなかこれが進んでいない状況ですが、日野市においても地域の中でスポーツをやっていただくために1つ以上は必ず育成していかなければならないという現状を踏まえて目標といたしました。

[渡辺委員]

総合型地域スポーツクラブというのは、どういうものなのですか。

[徳田文化スポーツ課長]

総合型地域スポーツクラブにつきましては、お手元に配付しました計画の62ページをご覧ください。ここに簡単な図で出ておりますが、「総合型地域スポーツクラブが解決します!」ということでいろいろなことが書いてありますが、今までのスポーツクラブというのは、基本的に単一の種目についてそれが好きな人たちが集まるというような形で、同一の嗜好を持った方々の集りとなっていました。それに対して総合型地域スポーツクラブでは、地域の中でそこに住んでいらっしゃる住民、子どもその他含めまして、皆さんがそこに行けば自分の好きな種目ができるようなしくみをつくっていこうというものです。

関係してくるのが体育協会、体育指導委員のみならず、自治会、老人クラブ、民間企業、スポーツサークル、団体とありますが、基本的には学校区単位で学校を中心に形成されているところが日本の中では多いようです。学校の先生ですとかそういった方も参加して、学校を拠点としてそのまわりの住民の方々がいろいろなスポーツに入っていくということを目指しております。

現実としては、地域によってはなかなか種目の数が少なかったり、あるいはこれは会費制ということを国の方では考えておりますので、その負担の問題、あるいはこれを取り仕切るクラブマネージャーの育成の問題、その施設の問題等、様々な問題を抱えている中で、なかなか全国的に進む速度が落ちているのが現実です。そういう中でやはり国の施策でもありますし、住民の方々が少しでもスポーツに参加していただくために、これを何とかしてこの6年間の中でまず1つ立ち上げていこうというような計画になっております。

[馬場委員長職務代理者 ]

この80ページから推進体制の整備というのがあるのですが、これは、見ただけでもすごい膨大な計画かなというふうに思うのですが、それをいかに推進していくかということが大切だと思います。83ページの図がいいでしょうか、これでちょっと説明していただけませんか。

[徳田文化スポーツ課長 ]

この推進体制については非常に大変な課題であろうことは認識しております。今まで行政が行政の立場で単にやっていればよかった仕組みから、市民の方々や、ここにありますように医療機関ですとかそういった方々の協力を得た中でスポーツの振興をやっていかなければならないという考え方になっております。

一番下に教育委員会がありますけれども、教育委員会が他の教育機関、学校ですとか大学ですとかそういったもの、あるいは福祉の関係、これは行政の中では福祉事務所、高齢福祉課等々、あるいは健康関係機関というのは行政の中でいえば健康課、あと子育て関係、子ども部の関係、こういったものと連携した中で市内の民間企業や高校・大学などと連携もします。また、体育指導委員、体育協会を支援して活動していただきます。そういった体育指導委員会や体育協会などと力を合わせて総合型地域スポーツクラブの育成をしていきます。

それとは別に左にございます仮称スポーツ振興地域推進協議会というものを住民の方々、いわゆる老人クラブですとか自治会、PTA、学校体育施設自主管理運営委員会、その他の地域団体、これには例えば子ども会ですとかそういったものも含まれるかと思います。あるいは育成会ですとか、そういった方々に呼びかけて推進協議会を設置し、そこに総合型地域スポーツクラブが参加して推進をしていきたいというふうに考えております。

また、総合型地域スポーツクラブはいろいろな種目をやりますから、例えばサークル、団体でその種目を行っているところとは当然協力、連携をしていかなければいけない。市民の方々にそこに参加していただくことによって成立するというような考え方です。

あと右側にございます医療機関、今、高齢者の医療上の問題がございますが、健康になっていただくためにスポーツをやっていただく。医療機関で、例えば運動しなさいと言われたときにも、どういった運動をすればいいかわからない。そういった方々にもサポートしていくようなことを考えています。

そういった意味で、今まで行政単独で行っていたものを市民あるいは関係の団体等とも広く手をつなぎ、スポーツを推進していこうという考え方でつくられた案です。

[馬場委員長職務代理者 ]

具体的にはこの仮称スポーツ振興地域推進協議会とか総合型地域スポーツクラブ、実施団体としてこの2つがメインになるというふうに考えていいわけですね、いろいろあるけれども。

[徳田文化スポーツ課長 ]

そういうことです。

[田口委員長]

ほかにご質問ありますか。

[渡辺委員]

総合型地域スポーツクラブというのは、自主的な市民の組織ですね。NPOみたいなものになるのですか、イメージとすれば。

[徳田文化スポーツ課長 ]

将来的にはNPO化していただくのが一番いいと考えております。NPOになるとひとつには金銭的な国の支援を受けられます。そういう部分がありますので、それを目指して、そのNPO化も支援していくと計画の中には書いてございますが、最初の入口のところからすごく大変なところがありますので、かなり本気で取り組んでいかなければいけないことだと考えています。

[田口委員長]

ほかにございますか。

[田口委員長]

ないようですのでこれでご意見、ご質問は終結いたしまして、協議事項第6号を終了いたします。

[佐々木学校課長]

64ページをお開き願います。2件ございました。

上段の方です。請求日が平成16年12月20日。請求者の氏名、住所は記載のとおりでございます。請求内容は平成16年度三沢台小学校の全教職員の研修記録ということで2つございます。1つが教育センターの研修のもの。2番目として東京都主催の選択課題研修実施結果通知書です。

これは全部公開としました。公開日が平成17年1月5日です。

下段の方です。請求日が平成16年12月24日。請求者の氏名、住所は記載のとおりでございます。請求内容は、平成16年4月1日から12月1日までの三沢台小学校の全教員の出勤簿でございます。

私的事由により認められています休暇、育休、忌引き等ありますが、こういうものは非公開として部分公開としました。公開日は平成17年1月6日でございます。

[田口委員長]

事務局より報告が終了しましたが、ご質問やご意見がございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

Aというのは何ですか。

[佐々木学校課長]

市教委で今までは市教委の研修はA研修としていました。今はAとかBはないということだそうです。

[田口委員長]

何かご意見、ご質問はありますでしょうか。

[田口委員長]

なければ、報告事項第33号を終了いたします。

[徳田文化スポーツ課長 ]

報告事項第34号・行政情報の公開請求についてご報告いたします。○報告事項第35号・日野市子ども読書活動推進計画報告事項第36号・第4期日野市古文書等歴史資料整理編集委員会委員の委嘱について、事務局より報告をお願いいたします。。

66ページをご覧ください。請求日が平成16年12月8日。請求者の氏名、住所は記載のとおりです。請求の内容につきましては、スポーツ振興計画市民検討委員会の名簿・議事録・その他この件にかかわる資料一切ということです。

平成17年1月11日に公開しましたが、決定の内容としましては、個人情報となる委員の氏名及び市民が誤解を招く可能性がある検討中の計画内容について非公開とし、残る部分について部分公開としました。

以上、報告を終わります。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問やご意見がありましたらお願いいたします。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第34号を終了いたします。

[藤沢図書館長]

日野市子ども読書活動推進計画策定について、策定の目的でございますが、子どもの読書活動推進に関する法律(平成13年)(別紙参照)に基づきまして、日野市の子どもの読書活動の普及・推進を図る施策の実施・環境整備の計画を策定をするものでございます。

策定の方法でございますが、日野市子ども読書活動推進計画策定委員会を設置しまして策定をしてまいります。検討過程で日野市民の意見を募る機会を設けたいと考えております。

策定委員会・事務局でございますが、公募市民3名、学識経験者2名と関係部局職員12名の計17名。別紙にございますが、これをもって構成しております。事務局は図書館が担当しています。

策定期間でございますが、平成16年11月24日に第1回委員会を開催しまして、以降、月1回の頻度で、平成17年7月を目処に策定を考えておりますが、ちょっと遅れております。

多摩地域の策定状況は、記載のとおりの市が策定を終了していると思います。

69ページに法の概要を掲げました。法そのものは全部で11条からなるものでございます。この法の第9条によりまして、「市町村は、当該市町村における子どもの読書活動の推進に関する施策についての計画を策定するよう努める」、法に基づいて策定を進めてまいります。

70ページは読書活動推進計画策定委員会の委員名を掲載いたしました。上から3段目からの3名の方が公募による市民委員でございます。一番上が学識経験者、3名の市民の下にあります委員さんが同じく学識経験者でございます。ほかは市の関係部局の職員で構成しております。報告は以上でございます。

[田口委員長]

事務局より報告が終了しました。ご質問やご意見がございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第35号を終了いたします。

報告事項第36号・第4期日野市古文書等歴史資料整理編集委員会委員の委嘱

[辻ふるさと博物館長]

報告事項第36号・第4期日野市古文書等歴史資料整理編集委員会委員の委嘱についてご報告いたします。

72ページをお開きいただきたいと思います。委嘱委員の名簿については次のとおりですが、最初から5人目までの方につきましては再任という形です。ここで新任で佐々木早苗さん、日野の古文書を読む会代表幹事の方を新しく委嘱しております。これにつきましては、前委員のご逝去に伴いまして、新しくお願いしたものです。

第4期の任期につきましては、平成17年2月1日から平成19年1月31日までを委嘱期間としております。以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問やご意見がございましたらお願いいたします。

[渡辺委員]

委員の専門分野がほとんど近世史、近代史の方なんですけれども、中世史関係の方などがいないのは、これはほとんど中世史に関わるような古文書は日野市にはないという現実を反映してそうなっているのですか。

[辻ふるさと博物館長]

申し訳ございません。私も着任して間もないのですがそのような推測でいいのかなというふうには思っています。

[田口委員長]

ほかにはございませんか。

[田口委員長]

なければ報告事項第36号を終了します。

[田口委員長]

次に平成17年3月の行事予定について事務局より説明をお願いします。
※平成17年3月の行事予定については省略

[田口委員長]

次に議案第36号に入りますが、この議案は公開しない会議の中で審議を行いますので、関係者以外の事務局説明員も退室していただきたいと思います。

なお、本議案審議の終了をもって平成16年度第11回定例会を閉会とします。

(関係者以外退室)

※議案第36号・教育管理職の異動について、は公開しない会議の中で審議

[田口委員長]

以上をもちまして、本日の案件はすべて終了いたしました。

これにて平成16年度第11回教育委員会定例会を閉会いたします。

閉会午後4時17分

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