平成16年度第1回教育委員会定例会(2)

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ページID1004530  更新日 平成30年2月16日

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平成16年度 第1回 日野市教育委員会定例会会議録要旨

[田口委員長]
再開します。

議案第3号・第21期日野市立図書館協議会委員の任命について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第3号・第21期日野市立図書館協議会委員の任命について

[藤沢図書館長]
議案第3号・第21期日野市立図書館協議会委員の任命について、ご説明いたします。

第20期日野市立図書館協議会委員の任期が平成16年4月14日をもって満了となるため、第21期日野市立図書館協議会委員を図書館法第15条により任命するものでございます。なお、15条では図書館協議会の委員は教育委員会が任命するとございますので、提案するものでございます。

次のページをお開きいただきたいと思います。ここに記載された方々が第21期図書館協議会委員の候補の方でございます。備考欄の隣に「新」とございますが、新規の方でございます。5番と6番に記載の方が図書館の利用者の方でございます。7番の方が校長会からの推薦でございます。8番の方が社会教育委員から選ばせていただきました。

なお、利用者でございますが、今までですと現委員さんの推薦等、あるいは図書館員が普段から読書会等で利用者などとお知り合いになる機会等が多くございますので、その中で図書館に詳しい方等を選ばせていただいておりました。今回は現委員さんからの推薦もございますが、日野図書館の設立の経過であるとか、現状の図書館の課題であるとか、大変詳しいお二人でございますので、その方にお願いをすることにいたしました。

[田口委員長]
事務局からの説明が終了しました。ご質問がありましたらお願いします。

[田口委員長]
質問してよろしいですか。反対ということではありません。ちょっとお聞きしたいのですが、南平という土地に集中しているような感じがするのですけれども、これに関しては理由があるのですか。

[藤沢図書館長]
ご推薦があったということもあるのですが、確かにこの偏りについては、是非注意をしていかなければいけないと思っております。実際お会いいたしまして、非常に現在の図書館の話題、例えばIT化であるとか、図書館の課題というのをよくご存知でございますので、この方であれば、地域というわけではなくて、日野市の全体の中から図書館のいろいろなご意見を頂戴できるというふうに判断をいたしましてこのようにいたしましたが、次回もう少し方法を変えまして、選任については考慮したいと思います。

[田口委員長]
ほかにご質問ありますか。

[田口委員長]
なければご意見を伺います。

[渡辺委員]
次回はいろいろ考慮してということをおっしゃられましたが、できたら公募などというのも、8名全員を公募ということではありませんが、検討してください。そういう中で、現委員の方の推薦と同時に、公募されて、面接されて、非常に熱心な方もそういう中にはいらっしゃると思います。そういうことも含めて、是非ご検討いただければと思います。

[田口委員長]
ほかにご意見はないでしょうか。

[田口委員長]
ないようですので、ご意見、ご質問はこれにて終結いたします。

お諮りします。議案第3号・第21期日野市立図書館協議会委員の任命について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]
異議なしと認め、議案第3号は原案のとおり可決することに決しました。

[田口委員長]
次に議案第4号・第24期日野市社会教育委員の委嘱について、を議題とします。事務局より提案理由の説明お願いします。

議案第4号・第24期日野市社会教育委員の委嘱について

[徳田文化スポーツ課長]
議案第4号・第24期日野市社会教育委員の委嘱について、ご説明申し上げます。

12ページをご覧ください。

社会教育法第15条に基づき、下記の委員を委嘱するものです。継続の方がほとんどなのですが、2名新規にかわっております。番号2、品田敏男委員につきましては、小学校校長会からの推薦をいただいており、今までの委員から交代したものです。番号6番、有山委員につきましては、従前の有泉委員が5期10年で辞退の申し入れがあったことによるものです。

なお、これまでは10名おりましたが、9名になっておりますのは、1名の委員から、居住地での社会教育活動にあたるため、辞任の申し出があったため、当初24期社会教育委員を9名でスタートすることとなります。

[田口委員長]
事務局からの説明が終了しました。ご質問がありましたらお願いいたします。

[田口委員長]
ねで結構ですが、2年で1期ですけれども、概ねの標準としては何期ぐらいですか。

[徳田文化スポーツ課長]
5期10年ぐらいをもちまして、新しい方にお譲りいただくというような慣例がございます。

[田口委員長]
ほかにご質問がなければ、ご意見を伺います。

[田口委員長]
なければ、ご意見、ご質問はこれにて終結します。

お諮りします。議案第4号・第24期日野市社会教育委員の委嘱について、を原案のとおり決することに異議ございませんでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]
異議なしと認め、議案第4号は原案のとおり可決することに決しました。

[田口委員長]
議案第5号・日野市立学校体育施設の開放に関する規則の一部を改正する規則の制定について、を議題といたします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。


議案第5号・日野市立学校体育施設の開放に関する規則の一部を改正する規則の制定について

[徳田文化スポーツ課長]
議案第5号・日野市立学校体育施設の開放に関する規則の一部を改正する規則の制定について、ご説明申し上げます。

16ページ、17ページをお開きください。

17ページにございます第5条を削り、以下1条ずつ繰り上げる内容となっております。

改正の理由としましては、学校開放事業が順調に行われているため、協議会の必要性がなくなったことによります。すなわち、運営協議会の開催を必要とせず開放が行われているからです。なお、これに関する要綱については既に廃止しております。

[田口委員長]
事務局からの説明が終了しました。ご質問がありましたらお願いします。

[加島教育長]
運営協議会のメンバーはどういう人であったかを説明してください。

[徳田文化スポーツ課長]
運営協議会のメンバーにつきましては、各学校長、教頭、教育委員会事務局の課長等となっておりました。ただ、組織改正に対応して直しておりませんので、スポーツ振興課長というような名前になっておりました。

[田口委員長]
ほかにご質問はありますか。

[田口委員長]
ご質問がなければご意見を伺います。

[田口委員長]
ご意見もないようですので、ご意見、ご質問はこれにて終結します。

お諮りします。議案第5号・日野市立学校体育施設の開放に関する規則の一部を改正する規則の制定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]
異議なしと認め、議案第5号は原案のとおり可決することに決しました。

[田口委員長]
議案第6号・教育委員会職員人事について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。


議案第6号・教育委員会職員人事について

[小川庶務課長]
議案第6号・教育委員会職員人事について、ご説明申し上げます。

20ページをお開きください。4月1日付の発令でございます。新規採用職員でございます。事務職員、下田ゆう子。教育委員会庶務課勤務を命ずるものです。

次に幼稚園教諭、芳賀裕子。第七幼稚園勤務を命ずるものでございます。

[田口委員長]
事務局からの説明が終了しました。ご質問があればお願いします。

[田口委員長]
この幼稚園教諭ですけれども、クラス、その他幼稚園の数が増えていないのに1人増えた理由はなんでしょうか。

[佐々木学校課長] 
第一幼稚園が16年度から1クラスになりました。今まで2クラスでしたけれど、ここで16年度最後の園ということで2クラスから1クラスになりました。

1名が退職し、それと、市長部局との定期交流をこれからはしなければいけないという意味で、今回は1名の教諭が異動で市長部局の方に出ています。それで新人を採用しました。

1名園長が辞めています。第一幼稚園が1クラス減りました。それで数字上合うのですが、市長部局との交流を積極的に行うという市の方針に基づいて今回、市長部局の方へ1人行きました。

[田口委員長]
ほかにご質問はないでしょうか。

[田口委員長]
なければご意見を伺います。

[田口委員長]
ご意見もないようですので、ご意見、ご質問はこれにて終結いたします。

お諮りします。議案第6号・教育委員会職員人事について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]
異議なしと認めます。議案第6号は原案のとおり可決することに決しました。

[田口委員長]
議案第7号・第1期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱について、を議題とします。事務局より提案理由の説明をお願いいたします。


議案第7号・第1期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱について

[山田教育センター事務長]
議案第7号・第1期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱について、ご説明申し上げます。

22ページをお開きいただきたいと思います。

これは日野市立教育センター設置条例第9条に基づく審議会の委員を委嘱するものでございます。条例では10名以内という枠がございますが、今回は7名の委員の方を委嘱するようにご提案させていただくものでございます。

条例では1号から5号まで、それぞれの出身、それぞれ選出区分が規定されておりますのでそれを申し上げますと、1号が学校教育関係者、2号が社会教育関係者、3号が教育行政機関関係者、4号が学識経験者、5号がその他教育委員会が必要と認める者、と5つ規定されてございますが、22ページの備考欄のそれぞれの括弧書きが1号から4号にあたるものでございます。この7人の方を運営審議会委員として委嘱したいと存じますので、よろしくご審議をお願い申し上げます。

[田口委員長]
事務局からの説明が終了いたしました。ご質問がありましたらお願いいたします。

[渡辺委員]
1号が学校教育関係者でしたね。

[山田教育センター事務長]
1号が学校教育関係者、2号が社会教育関係者、3号が教育行政機関関係者、4号が学識経験者でございます。今回は、その他の教育委員会が必要と認める者、という方はここには入っておりません。

[田口委員長]
ほかにご質問はないでしょうか。

[田口委員長]
なければご意見を伺います。

[田口委員長]
ご意見もないようですので、ご意見、ご質問はこれにて終結いたします。

お諮りします。議案第7号・第1期日野市立教育センター運営審議会委員の委嘱について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]
異議なしと認めます。議案第7号は原案のとおり決しました。

[田口委員長]
続いて報告事項に入ります。

報告事項第1号・平成16年第1回日野市議会定例会の報告、について事務局より報告をお願いいたします。


報告事項第1号・平成16年第1回日野市議会定例会の報告

[小川庶務課長]
報告事項第1号・平成16年第1回日野市議会定例会の報告、についてご説明申し上げます。

26ページをお開きください。3月1日から3月30日の30日間、第1回日野市議会定例会が開催されました。

一般質問ですが、質問者19名、内教育委員会関係13名、質問件数30件、内教育委員会関係15件でございます。お手元に一般質問の概要についてまとめたものを配らせていただいております。

次に市長提出議案35件でございます。その内教育委員会に関するものは5件でございました。3件が条例制定関係でございます。第1が日野市立学校設置条例の一部を改正する条例の専決処分したものについての報告承認の議案でございます。次に日野市教職員互助会に関する条例を廃止する条例の制定について。次に日野市立交流センター条例の一部を改正する条例の制定について、3件の条例関係の議案でございます。

次に4番目としまして一般会計補正予算でございます。減額の305,353千円の主たるものにつきましては、契約差金等と、光熱水費等の需用費の減額が主なものでございます。

次に平成16年度一般会計予算でございます。歳出歳入総額49,741,000千円でございます。内教育費につきましては、5,648,790千円でございます。これは15年度比で17パーセントの減になっております。

次に請願関係でございますが、8件でございます。29ページに記載がありますように、1番から8番までございます。「日の丸・君が代」の押し付け反対に関する請願、教育基本法の改悪反対の意見書提出に関する請願、平山小学校・平山台小学校統合問題に関する陳情、この3件が不採択となっております。(4)にございます平山小学校・平山台小学校統合計画に関する陳情でございますが、これは先ほど統合計画の議案のときに説明いたしまして、3月25日提出で生活文教委員会に付託されまして、6月市議会で審議されることになります。

続きまして、継続案件が4件ございました。日野市立第三、第四幼稚園の存続を願う請願、総合体育館の早期建設を求める請願、(仮称)日野市立総合体育館の建設を求める請願、この3件につきましては引き続き継続となっております。8番目に記載されてあります(仮称)日野市立総合体育館の建設を求める請願、この1件につきましては、請願者から取り下げがあったということで取り下げになってございます。

[田口委員長]
事務局からの報告が終了しました。ご意見、ご質問がありましたらお願いします。

[田口委員長]
ちょっと伺いますが、3の(5)、一般会計の方も予算は減っているのですか。

[清水教育部長]
一般会計の総額でございますけれども、前年よりも約47億ほど増えております。このすべてが平成7年、8年当時の減税補填債の借換債ということで低利債に借り換えるというものでございまして、それを除きますと前年とほぼ同じ額で、約300万ほど少なくなってくるというふうに記憶しております。

[田口委員長]

ほかにご質問はないでしょうか。

[清水教育部長]
補足しますが、昨年度が451億3千万円でした。今年、いま言った47億を除きますとほぼ451億3千万程度ということになります。

それと、教育費が、いま説明があったように大幅に減っておりますけれども、これにつきましては、昨年度に第二小学校の校地の取得費が約7億ちょっとありました。それから夢が丘小学校の大規模改造工事、これが3億9千万ほどありましたので、その部分が今年度はないので、実質、昨年並みというような予算規模になっております。

[田口委員長]
ほかにご意見、ご質問はないでしょうか。

[田口委員長]
なければ、報告第1号を終了いたします。

[田口委員長]
次に報告事項第2号・日野市教育委員会後援等名義使用実績報告(1月〜3月分)、について事務局より報告をお願いいたします。


報告事項第2号・日野市教育委員会後援等名義使用実績報告(1月〜3月分)

[徳田文化スポーツ課長]
報告事項第2号・日野市教育委員会後援等名義使用実績報告(1月〜3月分)、についてご報告申し上げます。

28ページ、29ページをご覧ください。

1月承認分、ご覧のとおりの2件でございます。2月承認分につきましては、ご覧のとおりの6件でございます。3月承認分が3件ということで、1月から3月の承認が合計11件ございました。これで15年度の報告は最終となりますが、累計で63件ということで、ほぼ前年並みというような形での承認件数となりました。この1月から3月の間で申請が出て、承認しなかったものはございません。

[田口委員長]
事務局からの報告が終了しました。ご意見、ご質問がありましたらお願いいたします。

[田口委員長]
なければ、報告事項第2号を終了いたします。

[田口委員長]
報告事項第3号・平成16年度教職員の人事異動、について事務局より報告をお願いいたします。


報告事項第3号・平成16年度教職員の人事異動

[佐々木学校課長]
報告事項第3号・平成16年度教職員の人事異動について報告いたします。

お手元の議案書、32ページ、33ページが小学校の転出者、転入者のリストです。34ページが中学校となっております。

内訳としてきょう委員さんに資料をお渡ししましたが、全部で教諭の方が転出者84名、転入者が125名となっております。事務職の方は転出者7名、転入者8名となっております。転出者と転入者の数字が141名差があるわけですが、これは退職者と学級数の増加によるものが原因となっております。

[田口委員長]
事務局からの報告が終了しました。ご意見、ご質問がありましたらお願いします。

[馬場委員長職務代理者]
小学校でだいぶ学級数が増えているわけですけれども、だいたいどの辺の学校か、お願いします。

[佐々木学校課長]
仲田小学校です。ニューロシティができましたので4クラス増です。

[馬場委員長職務代理者]
マンションですね。目立ったところはそんなところですね。

[佐々木学校課長]
はい。

[田口委員長]
ほかにご質問、ご意見はありますでしょうか。

[田口委員長]
ないようですので、報告事項第3号を終了します。

[田口委員長]
報告事項第4号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いいたします。


報告事項第4号・行政情報の公開請求

[佐々木学校課長]
報告事項第4号・行政情報の公開請求について、つぎのとおり決定しましたので報告いたします。

36ページをお開き願います。2件の公開請求がございました。上段について、請求日が平成16年3月1日、請求者は記載のとおりでございます。

内容は、日野市立南平小学校の平成16年2月の職員会議録及び添付資料でございます。

発言内容のうち、発言者の氏名及び発言内容から発言者が特定される発言者の氏名を除き、部分公開といたしました。公開日は平成16年3月9日でございます。

下段ですが、請求日が同じ平成16年3月1日、請求者、住所は記載のとおりでございます。

請求の内容ですが、同じく日野市立南平小学校の平成16年2月の職員会議録及び添付資料並びに国旗・国歌の指導計画を記載した平成16年2月及び3月の週案でございます。

これも上の件と同様、発言者が特定される氏名を非公開としまして、部分公開としました。公開日は平成16年3月16日でございます。

[田口委員長]
事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いします。

[馬場委員長職務代理者]
下の方ですが、国旗・国歌の指導計画を記載した2月、3月の週案というのがありますが、これは公開したのは全員ですか、それとも専科のみとか、ある学年を特定とか、どこのですか。

[佐々木学校課長]
今の馬場委員さんのご質問に対しては、後日報告したいと思います。

[田口委員長]
ほかにございませんか。

[田口委員長]
なければ、報告事項第4号を終了します。

[田口委員長]
報告事項第5号・平成16年度日野市公立小・中学校の教育課程編成状況、について事務局より報告をお願いいたします。


報告事項第5号・平成16年度日野市公立小・中学校の教育課程編成状況

[五十嵐指導主事]
本年度、平成16年度の日野市公立小・中学校の教育課程編成状況についてご報告させていただきます。

まず、教育目標ですが、これは、多くの学校が知・徳・体から、だいたい目標の数は3つないし4つ立てております。特に、今年度この目標に重点をおいていくというふうに決めている学校は7割ございます。その多くが知の部分、つまりよく考え、自ら学ぶといった、そのあたりに重点をおいているようです。これは国でいま示されていますように、確かな学力を身に付けましょうということで、特に基礎・基本等、そういったことから学校がそれぞれ重点としておいたものと考えられます。

次に、この教育目標を具体的に具現化していくための基本方針の傾向についてです。これにつきましては、日野市教育委員会で「ひのっこ教育」の基本方針というのを4つ掲げております。「国際社会・地域」「人権教育・心の教育」「個性、創造力の伸長と基礎・基本」「開かれた学校と特色ある学校づくり」、このうち、この4つにつきましては、大部分の学校で学校の基本方針として関連づけて明記されております。中でも、「個性、創造力の伸長と基礎・基本」については、小・中学校27校、すべての学校の基本方針となっております。そのほか、人事考課制度、キャリアプランに関連づけて、教員の研修の充実等を取り上げている学校が8校、また、学校運営・組織について、例えば主任や主幹を活用していくといったことについて取り上げている学校が8校ございます。

次に指導の重点についてです。各学校についてですが、各学校とも授業改善の視点として、次のような内容を取り入れております。まず全部の学校に見られましたのは、基礎・基本の徹底というものです。次に個に応じた指導、少人数指導、問題解決学習、体験的な学習、ティーム・ティーチング、コンピューター等の活用、指導と評価、習熟度別学習、このように授業改善に向けて各学校とも指導方法や指導形態に工夫をおきながら授業改善を目指していこうとする姿勢が見られます。

次に道徳です。全学校で道徳教育の全体計画及び年間指導計画を立てております。そのなかで特に重点をおいている価値内容としましては、多く見られたのが「思いやりの心」、「生命尊重」、「善悪の判断」といった傾向が見られました。

次に特別活動です。小学校においては、異年齢集団による活動を重視して取り入れている学校が11校ありました。中学校では特に重点をおいている活動例としまして、環境づくりやリサイクル、ボランティア等の奉仕活動、または心身障害学級との交流などが見られました。

次に、生活指導・進路指導においてです。生活指導におきましては、すべての学校で安全対策、避難訓練等を行っておるところですが、今年度は不審者対応、防犯訓練等を視野において計画をしている学校が6割を超えております。また、校内の教育相談体制を重視して整えている学校が全体の7割ございました。進路指導の全体の傾向としましては、小学校では「自己実現」「将来の夢」といったことを重視し、中学校では職業や勤労意識を育てるといったことを重視している学校が多く見られました。

次に総合的な学習の時間と特色のある活動についてです。総合的な学習の時間においては、すべての学校が地域の人材や施設活用、地域との連携を重視して活動しております。取り組んでいる内容について、傾向としましては、特に取り上げているものが多いものとしまして、福祉・健康、自然体験、国際理解に関するものです。また、特色ある活動としてISO14001の試行に取り組む学校、滝合小と東光寺小のほかに、中学校でも第三中学校がそれに向けて取り組んでいく計画を立てております。

次に時間割上の特色です。これにつきましては、学習指導要領で創意工夫を生かして時間割を弾力的に編成することに配慮するというふうに示されておりますが、まだこれに実際に取り組んでいる学校は少ないのが現状です。小学校では3つの学校が朝の15分間ということを利用して基礎学習あるいは読書活動として実施しております。特徴としましては、第七小学校で1単位時間を45分、30分という組み合わせで弾力的な時間割を試行しております。中学校におきましては、5つの学校で朝の10分間をモジュールとして、読書、基礎学力を付ける時間として設定しております。時間割を弾力的に編成することについてはまた来年の課題になっていきます。

最後に中学校の選択教科です。選択教科につきましては、全体的な市内の傾向としましては、選択教科を重視して、選択教科と総合的な学習の時間の合計の時数が決まっておりまして、どちらにウェートをおくかは学校のサイドで決められています。市内の特徴としましては、選択教科を重視している学校が多く、それは基礎・基本の徹底を図るために、それがまだできていない子には補充的な学習、さらに伸びる子には発展的な学習といったことで選択教科を重視している学校が多く見られます。逆に、総合的な学習の時間に力を入れている学校は七生中学校です。これは、学校全体でテーマをつくって課題解決、体験学習を通して生きる力をつけるといったことに重点をおいて取り組んでいるようです。

以上、報告を終わります。

[田口委員長]
事務局からの報告が終了いたしました。ご意見、ご質問がありましたらお願いします。

[田口委員長]
生活指導にも関することだと思うのですけれども、中学校には確か、カウンセラーが各校1名入っておりますね。今年変化するということはありませんか。

[五十嵐指導主事]
カウンセラーは継続して各校に配置します。

[田口委員長]
小学校もですか。

[五十嵐指導主事]
小学校におきましては、スクールカウンセラーを幾つかの学校で取り入れております。それから、似たようなものとして親と子どもの相談員を設置する学校が2校ございます。相談機能というのを充実させていくといった点で取り組んでおります。

[山畑委員]
時間割上の特色のところで、1単位時間を45分、30分と弾力的に組み合わせるという、そういうことは可能なのですね。

[五十嵐指導主事]
はい、そうです。

[山畑委員]
例えば小学校で1単位時間45分を標準とするとかというのは、もう今はないですか。

[五十嵐指導主事]
すべてを全部変えるということではなくて、その授業の学習で取り組む内容や児童の実態に合わせて弾力的に編成することができるというふうになっておりますので、例えば、総合的な学習の時間等、長い時間をかけて取り組む必要がある場合ですとか、短期間、短時間で基礎・基本をモジュール方式で15分間で積み重ねていった方が効果がある場合とか、それぞれの特色に応じて学校で決めるというふうになっております。その辺は学校の創意工夫に任されると思います。

[田口委員長]
ほかにありますか。

[馬場委員長職務代理者]
中学校で選択教科の時間と総合学習の時間があるわけですが、それは各学校でそれぞれで計画に従ってやっているようですが、それを両方合わせた時間数というのは何時間になりますか。

[五十嵐指導主事]
これにつきましては、1学年、2学年、3学年と、学年によって合計時間数が違っております。例えば中学校1年ですと合計が総合と選択合わせて100時間ですが、上限、下限が決まっておりまして、選択は0から30時間、総合は70から100時間。極端に言いますと、選択の時間はおかない、0、総合が100ということもあり得るということになります。その極端な例はありませんが、示されている基準に従いますと中学校の先生はそれも可能になります。2年生は選択が50時間から85時間、総合が70から105で、トータルが155になるようにというふうに決まっています。3年はトータルが235です。その中でどう組み合わせるかは、学校で何を重視するか、何を力をつけるかということで任されております。

[田口委員長]
ほかにご意見、ご質問はないでしょうか。

[田口委員長]
ないようですので、報告事項第5号を終了いたします。

[田口委員長]
次に平成16年5月の行事予定について事務局より説明をお願いいたします。


※平成16年5月の行事予定については省略。


[田口委員長]
以上をもちまして、本日の案件は終了いたしました。

これにて平成16年度第1回教育委員会定例会を終了いたします。


閉会午後4時17分

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