令和5年度 第1回 日野市核兵器廃絶・平和都市宣言40周年イベント「SDGsから平和な未来を考えよう! 福祉×平和」を開催しました!
概要
あなたは、何があれば「平和」だと感じますか? 平和な社会って、何でしょうか?
市では昭和57年に宣言した日野市核兵器廃絶・平和都市宣言をもう一度みつめなおし、未来に向けて活かすための取組をしています。
令和5年5月21日(日曜日)、多摩平の森ふれあい館で令和5年度 第1回 日野市核兵器廃絶・平和都市宣言40周年イベント「SDGsから平和な未来を考えよう! 福祉×平和」を開催しました。
- 日時 5月21日(日曜日)午後2時~3時 (開始前の午後1時半~2時 車いす体験あり)
- 場所 多摩平の森ふれあい館 集会室6
- 参加人数 15名
- 講師 藤田 博文(ふじた ひろふみ)氏(NPO法人自立生活センター日野 所属)
「SDGsから平和な未来を考えよう!」とは
昭和57年に宣言された「日野市核兵器廃絶・平和都市宣言」から40年が経った令和4年度から、市では宣言に込められた平和な市民生活への願いをもう一度新たにし、未来につなげるための取り組みを行っています。
令和5年度はSDGs各ゴールの視点から平和な未来を考えるため、小規模なトークと対話の場として「SDGsから平和な未来を考えよう!」を開催します。毎回のテーマに合った魅力的なスピーカーをお招きし、お話に耳をかたむけ、参加者どうしも対話ができるイベントです。
今回のSDGsゴールナンバーとスピーカー
第1回めはSDGsゴールナンバー3「すべての人に健康と福祉を」の視点から。
スピーカーは「障害のあるなしに関係なく、誰もが自分らしく地域で暮らすことができる社会」を目指して取り組みを続けておられる、NPO法人自立生活センター日野の藤田博文(ふじたひろふみ)さんです。
日野市ユニバーサルデザイン推進協議会委員やひの社会教育センター運営委員などを歴任され、日野市障害者差別解消推進条例の策定に策定検討委員会委員長として携わられています。
当日のようす
当日は開会前の車いす体験からはじまって、「日野市核兵器廃絶・平和都市宣言」の内容や宣言に至った経緯、令和4年度に大人たち・子どもたちから寄せられたご意見を共有したあと、藤田さんからご講演をいただきました。
藤田さんからは、
- 平和とは単に戦争や暴力が無い状態ではなく、多様性を受け入れ、お互いに尊重し理解・協力できること。
- 藤田さんとしては、障害についての理解や、差別や偏見がなくなること、多様性が認められて、社会の一部として差別されることなくほかの人たちと同じように生活ができる社会が平和だと感じる。
- 自分の障害も受け入れ、活かして社会貢献をしていきたい。そのことで、平和な社会を作っていけると思う。皆それぞれのできる事は違うと思うが、それぞれの力が平和への道を切り開いていく。
これらのことをお話いただきました。
藤田さんのお話のあと、ワークショップで「私の考える平和」「何があると平和だと思うか」を皆で考え、話し合いました。
参加者の皆さまからの発表では、「小さい声をちゃんと拾い上げてくれる、見捨てないでいてくれる社会」「親しい友だちとのおしゃべり」「体調良くおいしいものを食べること」「家族が幸せであること」「誰も取り残さないこと」「一人ひとりが自分の困難に向きあっていくこと」「働いていくこと」など、多様な言葉が集まりました。
最後、帰る前に、今日の講座を受けてそれぞれの考えた一押しの「私の平和」を葉っぱに書いて、貼っていただきました。
講座全体をとおして、参加者の皆さまからは、
- 車いす体験をやってみて、初めて難しさがわかった。
- 知らないことが多いのでこれからも学んでいきたい。
- 身近な課題が全てSDGsにつながることが体感できた。
など、たくさんのご意見をいただきました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
関連情報
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男女平等ダイバーシティ推進係・平和と多文化共生係
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