『日野市域におけるサイノカミ・どんど焼き行事調査報告書』頒布中！(令和2年12月24日プレスリリース）

日野市郷土資料館 令和2年度特別展「みんなの ひの宝モノ語り展」の関連事業としてまとめた、『日野市域におけるサイノカミ・どんど焼き行事調査報告書』を頒布中です。

当報告書は、日野市内15か所で開催している冬の風物詩「サイノカミ」「どんど焼き」と呼ばれる行事の現在に注目したものです。

当行事は、年始めに地域の「みんな」で小屋を作り、各家の正月飾りで飾り付け、焚き上げることにより、歳神を送り、1年間の無病息災を願うものです。

 

当報告書は堅苦しいものではなく、子どもから大人まで「みんな」で楽しむことのできる本の製作を心掛けました。

具体的には、15か所すべてを範囲とし全ページフルカラー、写真盛り沢山の一冊となっております。

地区ごとに地域の歴史や担い手など特徴の紹介のほか、小屋作りから点火までの実際の写真を紹介しています。地域の願いである「みんな」の幸せが、オリジナリティあふれる小屋をはじめとした形や担い手の動きに表れ、日野市域に伝承されていることを広く知っていただけるよう工夫しました。

 

さらに関連として、市民が小学校の授業で講演した「語り継ぐどんど焼き」、日野自動車株式会社優和会 門松事業部の門松製作による「地域貢献とものづくり」を紹介しています。

新型コロナウイルスにより、令和3年は多くの地域で当行事の中止が決定しています。地域の絆を途切れさせないために、令和3年はステイホームで当行事を振り返ってみませんか。なお、当報告書は日野市郷土資料館と市政図書室にて600円で販売中です。