平成23年度第6回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004373  更新日 平成30年2月16日

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平成23年度第6回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成23年(2011年)9月22日(木曜)午後2時5分から午後3時31分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時5分

[田口委員長]

ただいまから、平成23年度第6回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

(傍聴者入室)

[田口委員長]

本日の会議録署名は、西田委員にお願いいたします。

本日の案件は、追加案件も含めまして、議案4件、請願審査2件、報告事項5件です。

会議の進め方ですが、まず請願審査を行い、その後、議案第17号より順次審議をしたいと思います。また、議案第20号は人事に関わる案件のため、公開しない会議とし、会議の最後に審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、まず請願審査を行い、その後、議案第17号より順次審議することといたします。また、議案第20号は人事に関わる案件のため、公開しない会議とし、会議の最後に審議いたします。

[田口委員長]

議事に入ります前に事務局より発言を求められていますので、発言を許可いたします。

[中島庶務課長]

庶務課長でございます。私から1件ご報告させていただきます。

田口委員長の教育委員としての任期が、平成23年10月1日で満了となります。これに伴い日野市長は、現在開会中の平成23年第3回日野市議会定例会において、改めて田口直氏を教育委員に任命するための議案を上程し、議会の同意をいただきましたことをご報告いたします。

なお、任期につきましては、平成23年10月2日から平成27年10月1日まででございます。以上でございます。

[田口委員長]

再任されました田口です。長く教育委員をやっておりますが、これからも日野の市民のため、学校関係、子どもたちのために全力を尽くしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

それでは、議事に入ります。請願第23-6号・日野市の子どもたちを放射線被曝から守るための請願(継続)、を議題とします。この請願は前回の定例会で継続審査となりました案件です。

まず、請願の概要について、改めて事務局より説明をお願いいたします。

請願第23-6号 日野市の子どもたちを放射線被曝から守るための請願(継続)

[中島庶務課長]

議案書5ページをお開きください。請願審査(継続)でございます。

請願番号、請願第23-6号。

受付年月日、平成23年7月29日。

件名、日野市の子どもたちを放射線被曝から守るための請願、でございます。

請願者の住所、氏名につきましては、記載のとおりでございます。

なお、前回より本日までに328名の追加の署名がございました。合計で1,306名でございます。以上でございます。

[田口委員長]

続いて、前回の定例会から本日までの間に状況の変化等がありましたら説明をお願いいたします。

[福島学校課長]

それでは前回の教育委員会定例会以降の放射線に対する市の取り組みについて、ご説明させていただきます。

はじめに、放射線測定、給食食材の産地公表についてでございます。

市内定点8ヵ所での空間放射線量につきましては、健康に影響を与えるものではございませんでしたが、子どもの関連施設で空間放射線量の測定を実施いたしました。8月17日から25日までの間に公私立の保育園、公私立の幼稚園、小学校、中学校、学童クラブなど、子ども関連施設98施設の校庭、園庭、砂場の測定を実施いたしました。数値につきましては、0.02から0.14マイクロシーベルトの範囲で、これまでの日野市の定点測定と同程度の数値で、東京都からも健康に影響を与えるものではないとの返答をいただいております。今後につきましては、定点8ヵ所の測定を継続しまして、数値の推移を見守り、万が一変化があった場合には東京都の指示を仰ぎながらしっかり対応してまいります。

続いて子ども関連施設での、ホームページ等での給食食材の産地公表についてでございます。保育園につきましては、8月17日より保育園の入り口に掲示して公表してございます。学童クラブにつきましては、おやつのある日でございますけれども、9月1日より日野市ホームページ子育て課の欄で掲示してございます。小・中学校につきましては、9月1日より学校ホームページの今日の給食あるいは給食だよりの欄で掲示しております。

続きまして、給食食材の被曝量検査についての日野市の考え方でございます。

地場産野菜の安全確認につきましては、東京都が主体となってJAや各市町村の連携で野菜等の検査を実施しております。検体につきましては複数の圃場で無作為に採取しまして、結果が判明する翌日まで同一圃場から出荷することはできないことになっております。検査の結果、もし暫定規制値を超えますと市内産同一品目の出荷を自粛するとともに、八王子、昭島、立川、国立、府中、多摩の隣接地を対象に緊急調査を実施することになっています。また、暫定規制値を超えますと、その後の検査により3回連続で暫定規制値を下回らなければ出荷できません。また、日野市は国や関係機関に対し、安全・安心な給食を提供するため食材の流通システムなどにおいて万全な安全確保対策を講じるよう要望しております。このような方針の下、給食食材の検査は実施されていますので、単独での検査は難しい状況でございます。

なお、一つの動きとしまして、消費者庁から放射性物質検査機器の貸与等についての動きがございました。9月16日に東京都で説明会がございました。これは地方自治体における住民が消費する食品等の放射性物質検査態勢を支援するために簡易型ガンマ線スペクトロメーターというものを平成24年3月まで、全国で24台(注:9月7日付け消費者庁通知では24台であるが、9月29日の放射線対策会議時点では25台となっている)貸与するというものでございます。これについては詳細を確認しまして日野市放射線対策会議で検討してまいります。以上でございます。

[田口委員長]

事務局からその後の変化についての説明がありました。この件につきまして、ご質問はございますか。高木委員。

[高木委員]

8月17日から市内の小学校、中学校、幼稚園等の状況について測定等したということですが、概要としての説明はされましたけれども、具体的な内容をもう少し詳しくご説明をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

[福島学校課長]

8月17日からの検査のうち教育委員会では、教育委員会の施設について21日から25日までの間に17の小学校、8つの中学校、5つの幼稚園の校庭、園庭及び砂場において、地上5cmと地上1mの地点で測定を実施しております。測定値につきましては、校庭につきましては地上5cmのところで0.03から0.1マイクロシーベルトの間、地上1mについては0.03から0.09マイクロシーベルトの間、砂場につきましては地上5cmが0.04から0.09マイクロシーベルト、地上1mが0.03から0.09マイクロシーベルトの間という結果になってございます。

市民の方にはこれを9月1日号の広報やホームページでお知らせしております。なお、測定結果につきましては、これまで日野市が定点観測をしている8ヵ所と変わりはございません。東京都にも結果を送付いたしまして健康に影響を与えるものではないとの見解をいただいております。

[高木委員]

わかりました。一般的に公表されている数値と変わりがないということが確認ができているということを理解いたしました。

もう1点質問があります。新学期から学校給食等の食材の公表をしていただいているということですけれども、公表の結果について、市民の皆さんから問い合わせですとか反応がございましたらお伺いしたいと思います。

[福島学校課長]

今までも問い合わせがあった場合はお答えしていましたけれども、9月1日からの給食の開始に合わせて発表いたしまして、問い合わせをいただきました。問い合わせについてはそれほど多くはございませんでしたけれども、数件の電話やメールをいただいております。内容については、ホームページ等による産地公表について、ほとんどの方から感謝の言葉をいただいていますが、中には産地を限定してほしいとか、放射能測定検査の実施についてもご意見をいただいております。

ただ、日野市としましては、学校給食の食材につきましては、法令に基づき出荷制限がされているものは除かれた食材であり、また各学校においては学校給食食品安全指針に基づき、産地のほか品質や鮮度なども確認した上で新鮮で安全なものを提供するように努めており、このことを説明してございます。

[田口委員長]

親としてみればこれからの子どもたちが食べている給食は、本当に心配この上ないものだと思います。今までは他の地域で作られた食材についての話でしたが、都内で作られた農産物、日野市内で作られた農産物の放射線物質検査の状況についてはどうなっていますか。

[福島学校課長]

福島原子力発電所の事故に伴って、市内産を含む都内産の農作物の放射性物質の検査につきましては、害が発生しましてから東京都が主体となり東京都農業協同組合中央会と対策会議を設置しまして、放射性物質の検査計画を策定して区市町村と連絡を密にとりながら検査を実施しているところです。厚生労働省が示した重点品目である小松菜、ホウレンソウ、ミズナを中心に3月24日から原発地から距離の近い区市町村から順次検査を開始しまして、現在第3期まで検査を実施しております。

第1期の検査では19の区市町村、29検体、第2期の検査では35区市町村で35の検体、第3期の検査では9月2日の検査の結果を含めて34区市町村34検体の検査を実施してございます。第1期検査から第3期の検査途中の時点まで都内40の区市町村で98検体の検査を実施しております。また、この計画検査とは別に、果実系を対象とした指定品目検査を13区市22検体で実施してございます。

日野市産の農作物につきましては、第1期検査では5月25日に、第2期検査では7月6日にともに露地栽培の小松菜を採取し検査を実施しております。第3期検査では8月30日にリンゴを採取し検査を実施しております。また、指定品目検査では6月29日にブルーベリー、7月27日にナシ、8月2日にブドウを採取して検査を実施しております。検査結果につきましては、すべての検体について放射性ヨウ素、放射性セシウムともに数値がND、検査限界値未満であり、暫定規制値を下回るものでございました。同じように現在まで都内産農作物のすべての検体について暫定規制値を下回ってございます。

[田口委員長]

全部ではないけれども、検査を実施した農作物に関しては全て暫定規制値以下であったということですね。

産地に関してはホームページで公表してあり、その産地はしっかり調べた上で安全だということですね。

[福島学校課長]

都道府県で検査をしまして、その検査でいずれも規制値以下のものを提供しています。

結果が判明する翌日まで出荷できないということで、結果が判明するまで何日かは把握しておりません。

[田口委員長]

規制値以下のものを私たちも子どもたちに提供しているということですね。

いろいろなものをたくさん調べなければならないわけですが、例えば今問題になっていますけれど、お米などを調べる予定についてはどうなっていますか。

[福島学校課長]

野菜等の検査については今後も継続して、その旬のものを実施していく予定になっていると思います。それから、お米についてですが、東京都のお米については国の検査対象にはなっていないのですけれども、東京都のほうで独自に八王子、府中、町田、あきる野、青梅、日野の6市のお米について、10月12日から13日にかけて測定をしまして、出荷制限の要否を判断する予定になってございます。

[田口委員長]

ブルーベリーとかリンゴとか、皮ごと口に入れるものを検査するときは、洗ってから検査しているのか、洗わずに検査しているのか、それはわかりますか。

[福島学校課長]

検査の内容までは私のほうでは分かりませんが、食べる状態であると思います。

[田口委員長]

では普通は洗ってなければ食べられないので、一応洗ってあるということのようですね。 ほかにご質問ありますか。千葉委員。

[千葉委員]

先ほど市内8ヵ所の定点観測と、それから98ヵ所の子ども関連施設の検査をしたという話がありました。これは請願の趣旨の中で特に大切なことだと思いますが、砂場の土壌の放射線量の検査の要請が明文でなされていたと思います。先ほどのご説明では地上1mと地上5cmの98ヵ所の検査をなさったとありました。ここで問題は、地上5cmであれば極めて土壌に近いのですが、それはあくまで土壌に近い空間上の放射線量の検査であって、厳密に言えば土壌の検査とは言えません。砂場というのは砂の中に幼児が手を突っ込む場所でもありますのでお尋ねしますが、差はわずか10cmですけれども、表層から5cmの土壌の放射線量と、地表5cmの空間の放射線量というものが、劇的に異なるものなのかどうなのか、また、厳密な意味での土壌の測定をする予定があるのかどうなのか、その部分をお伺いしたいと思います。

[福島学校課長]

現在、土壌の放射線測定についてはまだ確かなものは決まってございません。その意味で私どもでは子どもの遊ぶ各砂場等の地上5cmの所で測定しました。その数値についても異常はなく、東京都からも健康に影響を与える数値ではないという言葉をいただいていますので、今後測定する予定はございません。

[田口委員長]

福島県での5cmでの測定は、土壌の中まで調べているのですか。

[米田教育長]

福島県では5cmでかなり高い数値が出ています。

[千葉委員]

もう一つ、先ほど最後のほうでお話がございました消費者庁の放射性物質検査機器についてお尋ねします。全国で24台ということですから、日野市が借りるとしても状況は宝くじみたいになってしまいますけれど、今回の請願にあるように各種放射線量の検出に当市が利用できる可能性がある機器が存在するということについて、当市の姿勢を伺いたいと思います。今回の請願にあったようにいろいろなことを調査するにしても、手段、方法である検査機器がないとこれ以上の広い検査や深い検査はできないわけですので、検査機器というのは最も大切なアイテムだと思いますが、その部分についてはいかがなのでしょうか。

[福島学校課長]

検査機器につきましては、先ほど申し上げましたとおり9月16日に説明会があったところで、先日担当課が説明会に出席してございます。それについては、今後どういうふうに活用するかについて日野市の放射線対策本部のほうで検討されていくと思っております。これまでの東京都を中心とした放射線測定システムを踏まえまして、考えていきたいと考えております。

[田口委員長]

ほかにご質問ないでしょうか。

[田口委員長]

なければご意見を伺います。教育長。

[米田教育長]

今事務局から質問の回答があったように、前回の定例会での請願以降、小学校、中学校、幼稚園、教育委員会の関係の全施設について、校庭そして砂場、それぞれ5cm及び1mの測定をして、その数値は公表してあるということでした。その数値について東京都に結果を送付して、東京都からは健康に影響を与えるものではないという見解いただいているということでした。また、食材については各学校のホームページに、給食を実際に子どもたちが食べる写真ともに、その下にていねいに公表をしているということです。

前回、請願者が口頭で述べられたものの中の大きなものについては、そういった意味では広い意味での市民、保護者のいろいろな声の中から、市としてそういう対応をしたということでございます。

また、空間放射線量の数値は安定しているということでございます。そうした中で日野市としては8ヵ所を定点観測をし、もし変化があれば、それの対応を東京都と連携をしながら進めていくということでございます。

改めて請願を読みますと、請願事項の幾つかの部分につきましてはそういう形で現在対応がなされているところでございますけれども、先ほど学校課長の説明にもありましたように、例えば給食食材については、その季節、季節の一番おいしい旬のものを一番おいしく出してもらえる産地でずっと出していました。その方式については今までどおりでやっているということでございます。

もう一つ、消費者庁の先ほどの検査機器の貸与については、これからの議論でございますけれども、今までの東京都との連携したシステムの中でやってきたという状況を踏まえて議論がなされると思います。

いずれにしましても請願事項の5項目の中で、なかなか出来かねるものもあるということも一つ事実でございます。お気持ちとしては十分汲みますし、市としてはなるべくきめ細かい調査ということで98ヵ所測定しましたけれど、採択、不採択となりますと全部できるわけではないということもございますので、不採択と考えます。

[田口委員長]

ほかにご意見ございますか。西田委員。

[西田委員]

子どもたちを放射線被爆から守りたいという気持ちは保護者ばかりではなく、市民全体の強い願いです。私たちも全く同じ気持ちです。前回の教育委員会定例会で請願者から親としての強い気持ちを伺って、共感するところがたくさんありました。只今、日野市の1ケ月間の取り組みと今後の方針について細かい説明がありました。

最も心配された子どもの関連施設の空間放射線量について、測定が8か所では少ないのではないかという疑問が前回出されていましたが、その後、校庭、園庭、砂場等、市立・公立合わせて98か所で測定を実施し、その結果、数値は健康に影響を与える値ではなく、東京都からもそのような回答を得ているということでした。私は、98か所に広げて測定したことを評価したいと思います。今後は8か所の測定を継続し、数値を見守り、万が一心配されるような数値が見られる場合は、東京都の指示を得ながらこれからもしっかり対応していくという方針に期待したいと思います。

また、学校給食の食材の産地公表については、9月1日から早速、小・中学校のホームページで、その日の給食の写真と共に全食材の産地が明記されるようになりました。保育園では入り口に、学童クラブのおやつについては日野市のホームページで産地を公表していくということです。

地場産の野菜の安全確保については、東京都が主体となってJAや各市町村との連携で野菜の検査を実施し、今後さらに検査対象を広げているという説明でした。

以上の日野市の取り組みと現在の数値を踏まえ検討しますと、請願事項には、既に日野市が進めている内容や現実的には実施が難しいと思われる項目が含まれ、それらをまとめて採択することには無理があります。今後も保護者や市民の不安に応えて、放射能への取り組みや情報の提供を市当局にお願いして、請願は不採択とせざるを得ません。

[田口委員長]

ほかにご意見はないでしょうか。千葉委員。

[千葉委員]

今、西田委員からもお話がありましたけれども、今回の請願につきましては前回の教育委員会定例会において第一回の請願がなされ、その場で私どもも市当局にも様々なご質問をさせていただき、かつ本日に至るまでの間私たちも研究をし、また、東京都にも始終働きかけをいたしたつもりでございます。そうした中、ただいま報告のあった何点かは請願の趣旨に従った取り組みだと思います。これは、こうした請願をいただいたことがある意味一つの契機となってなされたことではないかと思います。その具体例が98ヵ所に調査地点が広がった点や、食材についても学校給食の場合、ホームページに記載するようになったということです。そのような部分は、本請願が存在したがために施策として実現したことではないかと私は高く評価しております。

ただ残念なことに、請願制度というものは、一括して私たちはそれを受理するか、または受理しないか、その二者択一になる部分がございます。私たちが精査いたしましたところ、本請願の中には第1項目の下段、土壌の入れ替え、第5項目の前段、保育・教育状況の中における随時モニタリング実施というような記載がありますが、当請願の受理によって教育活動及び市の行政における拘束性が出てきてしまいます。例えば土壌の入れ替えの除染の問題については今、全国的に様々な議論があろうかと思います。何センチまで除去すればいいんだ、その除去した土壌は何処に持っていくんだとか、またはどういうふうにしてその一定量を超えたものを処理するのかという全く別の問題が提起してきてしまう部分があろうかと思います。

これは極めて請願の技術的な扱い及び請願方法に関する部分だと思うのですが、行政の側が本請願の受理によって、例えば「発見された場合」というような仮定の上に成り立った、具体的、個別的なことまでお約束しにくいということが難しい点だと思います。本請願の趣旨は各委員とも十分にその意図するところを了とし、また意味のあるご提案であり、また全市民を代表してくださる貴重なご意見であるというふうに承ります。ただ、請願処理の部分としては継続審議として2回の審議をいたしましたけれども、残念ながらそういった細部の部分についての事情から不採択とせざるを得ないのではないかと考えます。

[田口委員長]

ほかにはご意見ございませんか。

[田口委員長]

ご意見がないようですので、ご質問、ご意見はここで終結いたします。

今、お三方からご意見が出ましたけれども、不採択というご意見と思います。請願第23-6号については不採択とすることに異議ございませんか。

(「異議なし」と声あり)

[田口委員長]

異議なしとのことですので、請願第23-6号につきましては、不採択とすることに決しました。

ここで休憩をとります。

休憩 午後2時37分

再開 午後2時45分

[田口委員長]

再開いたします。

請願第23号-7号・新人教員対象の研修テキストの書き直し、再発行を求める意見書を、都教委に出して頂きたいこと等の請願、について事務局より説明をお願いいたします。

請願第23号-7号 新人教員対象の研修テキストの書き直し、再発行を求める意見書を、都教委に出して頂きたいこと等の請願

[中島庶務課長]

議案書7ページをお開きください。

請願審査。請願番号、請願第23号-7号。

受付年月日、平成23年8月18日でございます。

件名、新人教員対象の研修テキストの書き直し、再発行を求める意見書を、都教委に出して頂きたいこと等の請願でございます。

請願者の住所、氏名につきましては記載のとおりでございます。なお、本日までに164名の方の追加がございました。

[田口委員長]

請願者より申出がありましたので、請願の事情を述べていただきますが、それでよろしいですか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは請願者は5分程度で請願の事情をお述べください。

[請願者]

よろしくお願いします。そこに書いた要望事項は3つ書いてございますので、理由を中心にと思いますが、その前に、初任者研修というのを皆さんご存知ない方がいらっしゃると思うので簡単に言うと、1988年の教育公務員法の改悪で、今まで市役所の職員と同じで新人の人の条件付き採用期間、いつでも切れるというのが6カ月だったのを1年に延ばしてしまったと。それと先生の場合は研修をリンクさせたと、そういうことなんですね。現実に初任者研修で校長のパワハラなんかがあって、西東京と新宿でも小学校で女性教諭が自殺しているという事件もこのところ3、4年の間に起こっています。

ではテキスト、私としては読んだ限り、全文を入手しましたので読んだ限り、非常に委縮させるような中身、それと特定の人を押し付ける中身だと感じました。92頁全部ありますけれども、その中身で1ページの右側<1>を見ていただきたいんですが、冒頭のところで安倍晋三氏が勝手に変えた教育基本法、愛国心の押し付け、ああいったものは一方的にそれが正しいかのように書いている。

2点目に<2>ですが、上司の職務命令に従う義務という地方公務員法の規定についてですね。上司の指示に従うというところは校長、副校長、主幹教諭まで入れている。主幹教諭は監督層ではないので、そこに入れるのはどうかという気もしますし、そのあと気になるのは「教育委員会も上司だ」という文言があるんですね。ここはやっぱり非常に私は、職務命令というのは校長からしか出せませんので、教育委員会が一般教諭の上司だというのはこの規定は間違っているので非常におかしいと思っております。

3番目のところですね。教職員組合の職場集会のことを目の敵のようにしておりますが、このあと2ページの日野市の教育委員会の必携教職生活スタート読本というやつね、これは日野市のホームページから見れますけれども、ここのところは親睦は大事だと書いてあるので、例えば親睦会の、例えばお金の領収とかそういうのは勤務時間内でやっていらっしゃると思うんですよ。そうであれば教職員組合の例えば教研集会程度は、これは教育内容に関係あるから私はべつに勤務時間内であっても授業がなければ是非やっていただきたいと思います。私もいろいろ保護者として杉並区教職員組合とかいろいろな多摩地区の教職員組合の教研集会に出させていただいて勉強になります、すごく。

それから4番目ですね。これは業務評価の中の自己申告書というやつがありますが、ここの書き方が普通だったら子どもとこう関わりますよって書くべきなのに、ここに書いたように2年以内に主任教諭、何年以内に主幹教諭を受験するという感じで、出世を煽るような中身、子どもと全く関係ないですということが気になります。

そのようなことで6番目に書いた国旗・国歌問題、これがやっぱり非常に意見が皆さんの間で分かれている問題なのに、92頁中の4頁ということは2.5%ですよ。全部の教育の中で2.5%も君が代問題があるわけないじゃないですか。もっと大事なことがたくさんある。それなのにこんなにあげて、これ私自分で持ってきましたけれども五線譜をつけて、日の丸の旗の寸法とかこんなものまで押し付けているということですね。一番腹が立つのは<6>の(4)、1頁の最後のところです。保護者から様々な要望や批判があります、当たり前ですよ。保護者の思想信条で天皇がいやだという人だっているわけですから。そのとき何をやれと言うかいうと、教諭は保護者を説得しよと。学校の考えを伝えろとは言っているけれど実は都教委の考えですね。都教委の考えを伝えろ、つまり君が代のとき立ちなさいよ、子どもを立たせなさい、こういうようなことを押し付けるということを、それが正しいんだと言っていて、私は大問題だと思っております。まさに最高裁の判決が出た6月6日、ここに書いた2頁、宮川裁判官はそういうことは言ってないです。押し付けはいけないと言っている。それから3月10日の東京高裁の判決も、最後に資料を載せておきましたけれども、教員が不起立するのは真摯な、子どもたちのための真摯なものなんだと、真剣なものなんだというふうに4頁のところの、高裁判決が認められますので、そういうのを一律に、一つの方向へ新人教諭をもっていくというのは本当おかしいと思います。

その後に書いた2頁の左側のテキストの文責の問題でございますが、普通、公文書というのは文責を書くわけですけれども、それの記述がないですね。やっぱり自信がないんですよ、君が代の強制とかやっていて。これを書いたのは私です、堂々と職・氏名を名乗らせるべきなので、これは是非教職員研修センターに対して職・氏名を書きなさいよ、堂々と名前を名乗って、覆面かぶらずに堂々と名乗りなさいというふうに是非。毎日新聞なんか紙面記事ですからね。毎日新聞に比べてはるかにこれ、劣った都教委のやり方です。

それから日野市のほうについてはあまり時間とれませんけれど、やっぱり上司の命令に素直に従うということだけを言っているのは、これ非常に私、10ページは問題だと思います。ほかのところは頑張って書いておられると思うんですけれども、これはホームページに一応梶野さんの名前、小林さんの名前が現職の中では載っていますけれども、ちゃんと名前載っているのでその点はちゃんとしていいと思いますが、やっぱりそういうところは問題だという感じですね。

あと残った時間で、さっき何で教員が不起立あるいは子どもたちの不起立、真摯なものだということで宮川裁判長の意見をここにちょっと載せまして、日野市に関係あることもあります。ちょっとだけ言いますと、2頁の右側のところですね。少数者の意見、君が代のとき立ちたくないという、ピアノを弾きたくないという少数者の意見も大事なんだということを言っております。そういう人たちの意見は平和主義とか憲法で保障された国民主権にかえって天皇制の歌というのはやっぱりよくないという、譲れない意見だと言っておりますね。3頁の左側にいくと核心部分だと。核心というのは核兵器の核ですけれど、本当に中核の核、大事なところなんだと言っておりまして、これ南平小に絡みますけれども、音楽教師のピアノ伴奏についても当然核心に触れるものであるということをはっきり言っております。ご承知のように最高裁のピアノ判決、南平小の、あれは全員が賛成じゃなくて、藤田宙靖さんという人がはっきりと反対意見を述べておりますので、もしこの教育委員会が今後そういうような先生が日野市の小学校にいた場合は、最高裁ピアノ判決そのまま押し付けるんじゃなくて、藤田さんの反対意見もきちっと踏まえてやっていただけるように、有元さんのときのようなことがないようにしていただきたいと思います。

ということで3頁を見ると儀礼的な調査だけで考えてはいけない。やっぱり精神の自由に関することだというふうに書いておりますので、そのあとしっかりとふみとめて、この要望を受け止めて都教委に意見を出していただきたい。都教委に意見を言うことは決して悪いことじゃないです。むしろいい教育委員会と見られると思います。

ありがとうございました。本当によろしくお願いします。

[田口委員長]

この件に関して、質問はございませんでしょうか。西田委員。

[西田委員]

今請願にありました、請願対象となりました東京都教職員研修センターの作成の東京都若手教員育成研修テキストが日野市ではどのような扱いになっているのか伺いたいと思います。あわせて、日野市ではどのような若手の教員の研修を実施しているのかご説明ください。

[大野教育部参事]

ご質問にございました東京都教育委員会作成の研修テキストにつきましては、初任者のほうに配布してはございます。ただ、資料として配布ということで、それをテキストとして使用しているということはございません。日野市におきましては、若手教員育成研修実施の手引きの年間計画に基づきまして先ほどの話にもございましたけれども、教職生活スタート読本というテキストを配布して、より実践的な研修をしているという状況でございます。

[田口委員長]

ほかにご質問ございませんか。

[田口委員長]

ご質問ないようです。なければご意見を伺います。高木委員。

[高木委員]

請願者のほうから何も言及はないような感じがしたんですけれども、請願の3項目で日野市の教育テキストの内容について、教職生活スタート読本の10頁の記載についての言及があります。私自身見させていただきますと、9頁から第2章社会人としてという持つべき一般常識の中で、時間を守るとか提出物の期限、その他携帯電話、4番目に職場の人間関係ということでの言及があり、そこに対して今回請願として言われているわけですが、社会人としてという項目がありますし、私の認識では教員に絞らなくても、要は一般的な社会人、企業人、あるいは学校、学生生活から職業人になるというプロセスの段階でのテキストとしてはごくごく一般的な、常識的な内容が書かれているのかなということを感じます。従って、あえて請願の要旨にありますように第4項の職場の人間関係の項目だけ捉えての請願というのは、そもそも請願そのものに馴染まないのではないかという思いを強くしています。そういった意味では、本請願は不採択にすべきではないかと私は考えています。

[田口委員長]

ほかにご意見ございますか。西田委員。

[西田委員]

請願者の請願理由を伺っていましたら、「研修テキストの内容は、誤りや偏りがある」という説明の中で「教育委員会が一般教諭の上司だというのはこの規定は間違っているので非常におかしい」と述べておられました。請願書に掲載されている文章を読みますと、「皆さんが教育委員会や校長、副校長、主幹教諭等の上司の指示に従い」とあります。これは、校長、副校長、主幹教諭等を上司と言っているのであり、教育委員会が上司だという文章には読み取れませんので、請願者の言われるような内容に誤りがあるとは思えません。

また、日野市では新人として当然受ける必要のある研修をきちんと行っており、東京都のテキストは資料として配布されているということですので、請願の採択は必要ないと考えます。

[田口委員長]

ほかにご意見ないでしょうか。

[田口委員長]

ないようですので、ご意見、ご質問はこれにて終結します。

今のお二方の意見も踏まえまして、この請願は不採択の方向に進んでいるようですけれども、不採択にしてよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

それでは異議なしとのことですので、請願第23-7号については不採択とすることに決しました。

ここで5分ほど休憩をとりたいと思います。

休憩 午後3時

再開 午後3時05分

[田口委員長]

再開いたします。

議案第17号・教育委員会委員長の選挙について、事務局より提案理由の説明をお願いいたします。

議案第17号 教育委員会委員長の選挙について

[中島庶務課長]

議案書1ページをご覧ください。議案第17号・教育委員会委員長の選挙について、でございます。

地方教育行政の組織及び運営に関する法律第12条並びに日野市教育委員会会議規則第7条の規定に基づき、委員長の選挙を行うものでございます。

委員長の任期につきましては、平成23年10月2日から平成24年10月1日までの1年でございます。

本選挙は会議の冒頭でご報告いたしましたとおり、平成23年10月1日をもって田口委員長の任期が満了となることから、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第12条並びに日野市教育委員会会議規則第7条の規定に基づき、次期委員長の選挙をとり行うものでございます。

以上でございます。

[田口委員長]

ただいまの説明のとおり、委員長の選挙を行います。この件につきましては、慣例により事務局がその執行の任にあたりますので、庶務課長にお願いいたします。

[中島庶務課長]

それでは委員長からご指名をいただきましたので、はなはだ僭越ではございますが、ただいまから日野市教育委員会委員長の選挙を行います。

選挙の方法でございますが、日野市教育委員会会議規則第7条に「委員長の選挙は、指名推薦の方法により行う。ただし、これにより難いときは、単記無記名投票によるものとする。」と規定されております。

それでは皆様、次期委員長のご推薦をお願いいたします。

[西田委員]

現、田口直委員長に引き続き委員長をお願いしたいと思います。

(「異議なし」との声あり)

[中島庶務課長]

委員長として、田口委員の推薦がありました。また、皆様から異議なしという声がございました。田口委員、お引き受けいただけますでしょうか。

[田口委員]

はい。

[中島庶務課長]

ありがとうございます。日野市教育委員会次期委員長は、田口委員と決まりました。それでは新委員長からご挨拶を改めていただきたいと思います。

[田口委員長]

この半年は地震、津波の影響で日野市も少しずつ影響を受けてまいりました。それから最近では教科書採択がございました。皆さんと力を合わせてこれから精一杯1年間やらせていただきますので、よろしくお願いいたします。

[中島庶務課長]

ありがとうございました。以上で、教育委員会委員長の選挙を終了いたします。

[田口委員長]

議案第17号は、これにて終了いたします。

[田口委員長]

議案第18号・平成23年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成22年度事業)の決定について、事務局より説明をお願いいたします。

議案第18号 平成23年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成22年度事業)の決定について

[佐野教育部長]

議案第18号・平成23年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書について、ご説明申し上げます。

地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条第1項の規定に基づき、平成23年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成22年度事業)を作成し、日野市議会に提出するものでございます。

それでは簡単に中身の説明させていただきます。

平成23年度の教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(案)という形になってございます。目次をご覧ください。まず点検・評価の基本方針、教育委員会の活動状況の点検・評価について、そして主要事業の執行状況の点検・評価について、という大きな仕立てになってございます。本報告書の章立て、項目等につきましては、第5回教育委員会定例会においてご協議いただいております。なお、平成22年度教育目標に基づく204の主要事業の内、39事業を対象といたしましたが、評価につきましては、統一的な表現となるよう文言は整理をさせていただいております。

以上、簡単な説明ですがよろしくお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問がございましたらお願いいたします。

これは何回か案を練ってまいりましたね。

[佐野教育部長]

はい。教育委員会の各部署から出してきた評価を説明させていただきながら、また、評価委員のお二人の先生方のコメント等もお示しし、協議をいただきまして、今回こういうふうな形でまとめたものでございます。

[田口委員長]

ほかにご質問ございませんか。なければご意見を伺います。

[田口委員長]

それではご質問、ご意見がないようですので、これで質問ご意見を終結します。

お諮りします。平成23年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書(平成22年度事業)の決定について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」との声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第18号は原案のとおり可決されました。

[田口委員長]

次に議案第19号・教育委員会職員人事について、事務局より説明をお願いいたします。

議案第19号 教育委員会職員人事について

[中島庶務課長]

追加議案書1ページをお開きください。

議案第19号・教育委員会職員人事について、でございます。

このことについて、次のように人事発令するものでございます。

提案理由でございます。教育委員会職員に対して人事発令を行うものでございます。

2ページをお開きください。

平成23年9月30日付をもって発令される職員は1名でございます。

発令の対象者につきましては、下の表に記載のとおりでございます。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの説明が終了しました。ご質問ございますか。

[田口委員長]

ご質問がないようです。ご意見を伺います。

[田口委員長]

ご意見もないようですので、ここでご質問、ご意見は終結します。

お諮りします。教育委員会職員人事について、を原案のとおり決することに異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認めます。議案第19号は原案のとおり可決されました。

[田口委員長]

報告事項に入ります。

報告事項第6号・平成23年度日野市立図書館の運営状況に関する評価書(平成22年度事業)について、事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第6号 平成23年度日野市立図書館の運営の状況に関する評価書

(平成22年度事業)について

[宇津木教育部参事]

報告事項第6号・平成23年度日野市立図書館の運営の状況に関する評価書(平成22年度事業)について、報告をいたします。

図書館につきまして、日野市立図書館の運営状況の評価実施要綱に基づきまして、平成22年度事業の評価をしたものでございます。

この評価につきましては、まず図書館の中で自己評価を行いまして、図書館協議会委員による評価、意見をいただきました。評価する内容といたしましては(2)の(1)から(7)の7項目について評価をいただきました。評価に基づいて運営の改善に今後努めていくものでございます。各評価の詳細につきましては評価シート1から7、5ページから18ページまでにシートがございます。その中で事業内容評価が一番最後に載ってございます。最後4ページでございますが、今後の課題として記載してございます。

以上のとおり報告をいたします。よろしくお願いいたします。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見がございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第6号を終了いたします。

[田口委員長]

報告事項第7号・平成23年度日野市中央公民館の運営の状況に関する評価書(平成22年度事業)、について事務局より報告をお願いします。

報告事項第7号 平成23年度日野市中央公民館の運営の状況に関する評価書

(平成22年度事業)

[阿井中央公民館長]

平成23年度日野市中央公民館の運営の状況に関する評価書、中のページ3ページをご覧くだい。

平成22年度の公民館事業の評価につきまして、日野市中央公民館の運営状況の評価実施要綱に基づき、日野市公民館運営審議会委員の皆様に評価をいただいております。評価にあたりましては、平成22年度の公民館の基本施策10施策の項目に基づきまして、それぞれの基本施策について評価、ご意見をいただき、全体として総評をいただいております。この6のところが総評になっております。総評の中で、様々な性格を持つ公民館事業について、どの基本施策に属しているのかを十分に認識し、狙いを絞って事業を組み立て展開していくことが望まれていることや、移動公民館での事業の推進についてご指摘やご意見をいただいております。

以上のとおり報告いたします。

[田口委員長]

ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

私も公民館を利用している者として「藝術・文化の薫るまち」と言っている街の公民館として、本当に人がいっぱい集ってお互い学び、いいと思います。本当は施設が少しきれいになるともっといいと思いますけれど、内容は私の考えでは充実していていいと思いますので、是非これからも続けて、市民の皆さんに潤いのある生活を与えてくれるように皆さんからも頑張っていただきたいと思います。

これで報告事項第7号を終了いたします。

[田口委員長]

報告事項第8号・平成23年度日野市郷土資料館の運営の状況に関する評価書(平成22年度事業)、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第8号 平成23年度日野市郷土資料館の運営の状況に関する評価書

(平成22年度事業)

[岡田郷土資料館長]

報告事項第8号・平成23年度日野市郷土資料館の運営の状況に関する評価書(平成22年度事業)、について報告をさせていただきます。

目次がございますので2ページをご覧ください。6番にございますが、郷土資料館は地域の博物館として地域の歴史を掘り起こし、地道な調査研究事業を続けていると自負しております。博物館法及び日野市郷土資料館条例に基づきまして、日野市の郷土資料館協議会委員の皆様に平成23年6月30日に協議をしていただきました。協議の内容につきましては、4ページから、10項目ほど上げさせていただきました。6番の自己評価をさせていただいた上で委員の皆様のご意見をいただき、それをとりまとめ、また委員の皆様にお返しし、そして再度ご意見をいただきとりまとめたものがこちらの委員意見になっております。結果としては、概ね良好なご意見をいただいております。ただ、中に資料評価の関係でもう少し簡便な方法で市民の皆さんわかりやすいデータの公開ができないかというようなご意見をいただいております。

以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

学校教育連携事業というのがございますね。これはこちらから学校へ移動していって博物館的なところを子どもたちに講義していただくものですけれども、新選組資料館と分かれたときから、私はずっと期待しているのです。ここに事業の効率性で効率が悪いと書いてありますけれども、もう少しこういうものがあるよという宣伝を含めて、大いに知っていただいて、学芸員などいらっしゃいますから、是非努力して十分に活躍していただきたいと思います。

[岡田郷土資料館長]

そのようにさせていただきます。

[田口委員長]

ほかにご意見ございますか。

[田口委員長]

ないようですので、報告事項第8号を終了いたします。

[田口委員長]

報告事項第9号・平成24年度「選べる学校制度」希望調査集計結果(小学校)、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第9号 平成24年度「選べる学校制度」希望調査集計結果(小学校)

[福島学校課長]

報告事項第9号・平成24年度「選べる学校制度」希望調査集計結果(小学校)、でございます。

このことについて次のとおり報告するものでございます。

20ページをお開きいただきたいと思います。

平成24年度入学希望調査票集計状況についてでございます。平成23年9月11日現在でございます。

各学校の横に、一小で例をとりますと、学区内人口85名に対して、希望増、よその学区から一小を希望した者が12名、希望減、よその学区に行った子どもが25名、入学予定者が差し引きで72名、定員105名に対して33名余裕があるというような状況でございます。

以下、七生緑小までございまして、この内、一小と三小、仲田小につきましては10名以上希望減になって、入学予定者が減ってございます。それから、四小、潤徳小、南平小につきましては10名以上の希望増があって、逆に入学予定者が増えております。いずれの学校につきましても定員以内になってございます。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご質問、ご意見ございますか。

[田口委員長]

特にないようですので、なければ報告事項第9号を終了します。

[田口委員長]

報告事項第10号・行政情報の公開請求、について事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第10号 行政情報の公開請求

[福島学校課長]

報告事項第10号・行政情報の公開請求。

公開請求のあった行政情報について、次のとおり決定したので報告するものです。

22ページをお開きいただきたいと思います。

1番につきまして<1>、前段については存在していませんので非公開。後段につきましては事業運営上の地位が損なわれるおそれ、あるいは社会的地位に支障がある等の部分を除いて公開する部分公開としてございます。

<2>につきましては、全部公開しております。

<3>及び<5>については、作成していませんので不存在で非公開としています。

<4>は、全部公開としております。

<6>につきましては、個人情報を除いて公開としてございます。

2番でございます。請願者の氏名の情報公開ですので、個人情報ですので非公開としてございます。

3番でございます。これについては文書が存在していませんので、不存在により非公開としてございます。

4番でございます。個人情報を除いて公開とする部分公開としてございます。

以上でございます。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了しました。ご意見、ご質問がございましたらお願いいたします。

[田口委員長]

ないようですので、ここで報告事項第10号を終了します。

[田口委員長]

次に平成23年10月の行事予定について、事務局より説明をお願いいたします。

※平成23年10月の行事予定については省略

[田口委員長]

これより議案第20号に入りますが、本件につきましては公開しない会議の中で行いますので、関係職員以外の事務局説明員は退席しても差し支えないと思います。

関係職員以外の事務局説明員と傍聴の方は退席してください。なお、本件の終了をもって、平成23年度第6回教育委員会定例会は閉会といたします。

(関係職員以外退室)

※「教育委員会職員の分限休職の専決処分について」は公開しない会議の中で審議。

[田口委員長]

以上をもちまして、本日の案件はすべて終了しました。これにて平成23年度第6回教育委員会定例会を閉会といたします。

閉会午後3時31分

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