平成21年度第10回教育委員会定例会 会議録

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ページID1004435  更新日 平成30年2月16日

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平成21年度第10回日野市教育委員会定例会

開催日時

平成22年(2010年)1月14日(木曜日) 午後2時00分~午後2時26分

開催場所

教育委員会室

議事(要旨)

開始午後2時00分

[田口委員長]

ただいまから、平成21年度第10回教育委員会定例会を開会いたします。

議事に入ります前に、本日は傍聴希望者がいらっしゃいますので、傍聴を許可したいと思いますが、異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、傍聴を許可いたします。

(傍聴者入室)

[田口委員長]

本日の会議録署名は、馬場委員にお願いします。

本日の案件は議案1件、報告事項1件です。なお、議案第37号は人事に係わる案件のため、公開しない会議とし、会議の最後に審議したいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、会議規則第12条により議案第37号は公開しない会議とし、会議の最後に審議いたします。

それでは議事に入ります。報告事項第29号・日野市中央公民館基本構想・基本計画(案)の策定、についてを事務局より報告をお願いいたします。

報告事項第29号 日野市中央公民館基本構想・基本計画(案)の策定

[増子公民館長]

報告事項第29号・日野市中央公民館基本構想・基本計画(案)の策定についてご報告いたします。

お手元に配付させていただきました冊子「日野市公民館基本構想・基本計画(案)」をご覧いただきたいと思います。こちらの構想、計画につきましては、昨年度来、市民公募の委員とともに30回を超える策定会議を重ねてまいりまして、このたび、まとまりましたので、ここで中間報告をさせていただくものです。

基本構想につきまして、序章、第1章「日野市の公民館活動のあゆみと現状」、第2章「日野市公民館基本構想」、第3章「事業部門計画」、第4章「運営部門計画」、第5章「計画の推進体制と進行管理」という章立てになっているところです。

では、一つ一つ、概要についてご説明申し上げます。

4ページをお開き下さい。

第1章です。公民館は昭和41年7月に開館し、43年が経っているところです。その間の公民館におけます活動、利用者の状況、利用回数、そして主催事業、施設、職員体制、建設運動のあゆみ等々、そして市民から見た公民館像といたしまして、今までの概要、現状とあゆみを掲載したところです。

第3節にあります市民アンケートから見た公民館像ですが、無作為抽出によります15歳から80歳までの市民の方々2,000名に対しましてアンケート調査を行いました。それと同時に市内の社会教育関係団体の方々にアンケートをとりまして、この結果をまとめたところです。市民向けのアンケートについては、回答が11ページにございますように、下段にアンケートの回答者の年齢別構成がございます。50歳以上の方々と65歳以上の方々、双方のアンケートが主になっておりましたので、そのあたりを勘案いたしまして、ここにおける市民から見た公民館像をまとめたものです。これらを踏まえまして第2章で、日野市の公民館基本構想を構築いたしました。19ページ、見開きになっておりますA3版のページをご覧いただきたいと思います。

この構想の中のメインテーマになりますところが中段にあります。「市民による市民のための公民館~地域に生きる日野市民の底力~」となっております。これは策定までの30回を超える協議の中において公民館が、ひと育ち、まち育ち、社会育ち、そういう育ち合いの場であり、兎にも角にも市民が学習の主体であると。そのために市民による市民のための公民館を作っていこうと。そして地域に生きる市民の底力を醸成していこうということから決まったものです。

この理念に基づきまして、右側に日野市公民館10の構想を立ち上げました。「楽しくまなび集って生きる」「ともに生きる」「健やかに生きる」「自然にやさしく・人間にやさしく生きる」「安全・安心社会に生きる」「ふる里日野市に生きる」「地域に生きる市民の文化」「地域とくらしに生かす憲法・平和・民主主義」「地域を生かすリーダー養成」「地域とくらしに生かす公民館」という10の構想です。

20ページをお開き下さい。この構想に基づきまして計画を2つに大きく分けました。一つが、第3章の事業部門の計画です。そして後ほどご説明いたしますけれども、第4章に運営部門の計画という二つの部門に分けて計画を作りました。

まず、第3章の事業部門の計画です。21ページをお開き下さい。

第2節から、先ほど申し上げました構想の10の柱がございます。21ページ以降に、1)から10)までございます。それぞれの構想の柱がどういうことをやっていくのかということを具体的な趣旨と、行っていく事業の例を載せています。

1)をとって例で説明したいと思います。「楽しく学び・集って生きる」は、全ての人が学ぶことの楽しさ、集うことのすばらしさを実感できる事業を展開します。世の中は高齢社会になりましたが、最近ではたとえば団塊世代に会社人間であった人が地域に回帰し、人びととの交流や自らが学ぶ中で生き甲斐を発見しているケースがみられます。老いも若きも世代を超え、連帯意識を持って地域に貢献できることをめざしたいという市民が増えてきています。アンケートでも仲間づくりや社会貢献をしたいという人が上位を占めています。又、市民講師への意欲も高いので、そのような人材を活用した講座の開設も期待できます、という形でまとめています。その例といたしまして、公民館まつり、うたごえひろば、団塊フォーラム、料理教室、歴史や美術工芸などの趣味的講座というものを挙げたところです。

以下、2)ともに生きる、3)健やかに生きる等々が同様なかたちでこの趣旨をまとめて、その具体的な例を示したところです。

25ページをお開き下さい。第4章です。大きな柱のところの運営部門の計画です。

アンケートの中に多く出てきたところですが、施設に関する要望が多くありました。中央公民館は現在、日野本町と高幡に分室がございます。しかしながら地域的な偏在がございまして、市民の中からは公平に学習の機会を享受することができない等の意見が多くございました。それを受けまして、第1節の中におきましては、公民館のあり方を書いたところです。昨今の財政状況等も勘案しながら、既存の交流センター等々の施設を活用しながら、また移動公民館等を行いながら、市民の方々に等しく学習の場を提供することを考えたところです。具体的には、地域を日野地区、豊田・旭が丘地区、高幡・程久保地区、平山地区と大きく4つに分けまして、それぞれの地域における既存の公共施設等活用しながら、学習の展開、公民館事業を実施していきたいと考えています。

続きまして、29ページの第5章をご覧下さい。

第5章では、計画の推進体制と進行管理についてまとめてあります。この構想計画自体が基本的なものになっているところです。よって、今後はこの計画をどんな形で、具体的な形を練り上げながら実施計画に結びつけていくかということが大事になっています。

そこで推進体制といたしまして、「公民館基本計画推進会議」を立ち上げながら、運営部門、施設部門、両方につきまして具体的に書いていますが、2つの部会を設けることになっております。第2節の推進体制、中段です。・が5個ございます。上から3番目です。事業部門の計画につきましては、実現するための企画を担当する事業部門委員会を持ちます。その下ですが、運営部門計画を推進するために管理運営部門委員会を持ちます。この2つの柱を設けるということです。

30ページの第3節、推進組織です。公民館長を頭にしました公民館運営審議会と公民館基本計画推進会議があります。推進会議には2つの部会があり、ひとつは事業部会、もうひとつは管理運営部会を立ち上げて、この計画をPDCAサイクルにのせながら確実に実行していくという形になっています。

31ページです。

「おわりに」です。これは下に公募委員が15名書かれています。この方々が30回を超える会議、または5回を超える作業部会を開いたものですが、そこにおける自分たちの変わらないスタンスがここにまとめられたところです。中段になりますが、自らがこれを今後、推進会議として引き続き進行管理ができるように表明しているところです。

32ページ以降につきましては策定会議の流れ、そして34ページ以降につきましてはアンケートの集計結果となっています。そして最終ページのひとつ前になりますが、94ページと95ページに平成20年度の公民館事業の内容が書かれています。

報告は、以上です。

[田口委員長]

事務局からの報告が終了いたしました。ご質問、ご意見ございましたらお願いします。

[増子公民館長]

申し遅れました。この中間報告をさせていただいた後の今後の計画です。この後、広報等に掲載いたしまして、中央公民館と分室、図書館にこの基本構想・基本計画案を置かせていただき、それと並行いたしまして、日野市のホームページに掲載し、広く市民の方々のご意見を頂戴して、それを反映した上で、教育委員会に議案として提出したいと考えています。

[田口委員長]

25ページに、地域を4分割して公民館事業を展開しているとなっていますけれども、最後の94ページ、95ページをみますと、多摩平の森はないようですが。

[増子公民館長]

25ページの今後のあり方の中で、地域を4分割していくという、今後こういうふうに取り組んでいきたいと考えているところでございまして、現在におきまして移動公民館等では、分室の定着ということがありまして、主に分室と中央公民館、七生公会堂、市民会館、平山季重ふれあい館で行っているところです。あいにく、多摩平の森ふれあい館につきましては会場が確保しにくい状況です。アンケートにもございましたけれども、市の主催事業をどんどん展開してほしいというご意見と、市が先に会場を確保してしまうので自主的・主体的な活動であるサークル活動が奪われてしまうという、2つのご意見がございました。このあたりを今後考えながら、バランスよく市内全域で展開していきたいと考えているところです。

[田口委員長]

渡辺委員。

[渡辺委員]

基本構想の理念はとても良いと思います。市民が主体という、社会教育を受ける客体ではなくて、学ぶ主体だということが前面に出ていますから、これから、今課題になっている新しい公共というものを考えていくうえで、とても大事な視点になると思いますので、そういう観点で推進していっていただければと考えます。

[田口委員長]

他にございますか。

もう一つ、本当に施設の古びた感じから比べますと、どの活動も内容が大変充実しているように思いますので、公民館事業というものを本当に市民のための公民館としてもう少し宣伝したら良いのかなと思います。

[増子公民館長]

おっしゃるようにアンケートにつきまして、公民館を含めました社会教育施設、公共施設について大分ご意見をいただいたところです。特に公民館につきましては市民の方々も昨今の財政状況を鑑みていろいろなご意見をいただいたところですが、その中におきまして、狭いスペースやバリアフリーの問題、交通の利便性、駐車場の問題等々で、どうしてもこれが中央という名前のように、市域の中央であればよろしいのですが、偏在しているのでなかなか利用がし難い。それからサークルによっては年配になってくることによって、バスも公民館近くには来なくなっているところなので、車等々の利用ができない状況があると、公民館に来られないといったご意見がありますので、こういうところを受けまして、出前公民館、出張公民館というかたちで地域の方々の学習の機会を考えているところです。

[田口委員長]

他にはございませんか。教育長。

[加島教育長]

これは教育委員の間で勉強会をやってきたものですから、これでよろしいのではないかと思います。非常に細かいことなのですが、目次がないので読みづらい面がありますので、目次を補充していただけませんか。

[増子公民館長]

分かりました。

[田口委員長]

他にないようでしたら、報告事項第29号を終了いたします。

次に平成22年2月の行事予定について事務局より説明をお願いいたします。

※平成22年2月の行事予定については省略

[田口委員長]

次に議案第37号に入りますが、本件につきましては公開しない会議の中で行いますので、関係職員以外の事務局説明員は退席しても差し支えないと思います。よろしいですか。

(「異議なし」の声あり)

[田口委員長]

異議なしと認め、関係職員以外の事務局説明員、また傍聴の方はご退席をお願いします。なお、本件の終了をもって平成21年度第10回定例会を閉会といたします。

(関係者以外退席)

閉会午後2時26分

このページに関するお問い合わせ

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直通電話:庶務係 042-514-8692 施設係 042-514-8698 業務サポート係 042-514-8716
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